料理ネタを2日連続というのは初めてです。それくらい書くことが枯渇しているとも言えますが、今日のネタは、ず~と前から一度は書かねばならないと思っていたネタです。というのも、当たりまえの料理が、当たりまえでなくなる秘訣がちょっとだけ詰まっているからです。
最初にお断りしておきますが、今晩のわが家の食卓はカレーライスでした。とびきりスパイスの効いたインドカレーでもなく、タイカレーでもありません。いつも使っているのはこれです。色々試した結果、これが一番なのです。
な~んだ、SBカレーかと思われるでしょう。そうです、単なるSBカレーですが、「辛口」でなければダメです。タイでも売っている「中辛」だと普通のカレーライス以上の味は出ません。ところが残念ながら、タイにはこの「辛口」がないんですね。私はこの1年間、日本からタイに来るたびに、この「辛口」をスーツケースに入れてきました。ですから春には蓄えが20個くらいありました。今日は19個目を使いました。残り1個になりました。それくらい、家族に評判がよいのです。
では、当たり前のSBカレールウを使って、家族の誰もが大喜びするカレーライスの作り方をお教えしましょう。基本的には、カレールウのパッケージに書いてある作り方に従いますが、違う点がいくつかあります。
まず、材料の量です。玉ねぎは中くらいなのを4個以上使います。人参も2倍位の量で、中くらいのを4本です。鶏肉は好きなだけ使います。大体わが家の場合は、カレールウのパッケージに書いてある2倍位の800グラムは使います(10皿分としてです)。ジャガイモも1.5倍くらいでしょうか。大きいのを3個です。
ふつうのカレーを普通でなくおいしくするコツはそれほど複雑ではありません。
ポイント1 玉ねぎは20分以上炒めること。
玉ねぎは、できるかぎり細かいみじん切りにします。そして大体30分くらいは炒めます。最初は強火で、10分くらいから中火にして、ドロドロの飴色になるまで炒めます。このとき、絶対に焦がさないように注意することは言うまでもありません。
(20分経過時点)
ポイント2 ジャガイモは別に炒めて、あとから入れる。パッケージに書いてある通り、煮崩れを防ぐためです。
ポイント3 水の量はパーッケージに書いてある量より、1割くらい少な目にする。これは野菜がかなり多目に入っているので、カレーが薄くなるのを防ぐだけの意味です。
ポイント4 鍋の前をめったなことでは離れない。これは料理する時の気持ちの持ちようの問題です。材料を入れて煮込み始め、沸騰して中火にしてから20分です、この間は本を読んでいても、テレビを見ていても、ゴルフの素振りをしていても構わないのですが、私はずっと鍋の前で立っています。おいしくなる秘訣とは関係ないかもしれませんし、関係あるかもしれません。
(ルーを入れる直前に火を止めるのは常識)
ポイント5 カレールウを入れた後は、10分くらいとろ火で煮込みますが、1分おきによくかき混ぜる。カレーはちょっとでも焦げ付くと台無しになります。とろ火でも油断は禁物で、この10分間は何があっても鍋の前を離れることは厳禁です。
そうやって出来上がったのが、家族全員が絶賛してくれる特製チキンカレーです。
このカレーですが、家族以外のタイ人もすでに10人以上が食べていて、10人とも絶賛しています。お替りしない人は、まずいません。ですから、5人なら10皿分(カレールウ一箱)、10人なら20皿分作ります。ただ、私の正直な感想としては、ジャガイモとニンジンがよくないと、カレー全体の味はガクッと落ちてしまいます。材料の当たり外れは如何ともしがたいものがあります。
最後に、皆さんご存知でしょうけれど、夜作るとすれば、次の日の朝か昼のカレーが一番おいしくなります。でも2日目の夜に、もっとおいしくなっているかどうかは残っていたことがないので分かりません。
ともかく、家族が一番喜ぶ料理がありきたりのカレーライス、しかもSBカレーだなんて、とっても楽な家族なんですよ。偽物かどうかは別にして、ゴールデンのラッキーはまだ食べたことがありませんけれど・・・
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念のため書き込みました。
(^_-)-☆!!
ルーは2種類以上使う
玉葱は良く炒める
隠し味にインスタントコーヒー少々
あれば、花梨糖を少し加える
です。
とくにコーヒーはアイデアかもしれませんね。面白そうです。
同じルウを使っても、作る人によって味が微妙に変わるところが面白いです。
我が家は隠し味にマヨネーズとショウガを入れます。