深雪に苦しめられた吾妻山スノーハイク

 

　今年は例年になく早くから積雪があり、山行のチャンスを伺っていたが、

ようやく天候と休みのタイミング合い、これを逃してなるものかと足慣らしも兼ねて

ホームグラウンドとも言える吾妻山にアタックした。

 

　青空も覗き始め、運良く麓から山頂を望むことが出来た。

　除雪は、ヒババレイの入り口である最奥の集落までで、そこにスノーエクスプレス号を止めてスキー支度を。

　１０：３０　スタート。　

スタート地点で既に７０センチ位の積雪。

　見上げれば吾妻山の南斜面が光っている。

落書きの無い雪面が広がり、気分は最高。

　振り向けば、自分が切り開いた道が出来ている。

　４．５キロなら、２時間位でロッジに着くだろうと思っていたが・・・。

 

 

 

 

 

　写真を撮りつつ休憩していたら、いきなり雪爆弾の洗礼を受けてしまった。

 

 

 

 

　積雪は１ｍから１ｍ２０cmくらい。

スキーを踏み込むと３０センチ以上沈み込んで、トップが雪の中に潜ってしまう。 

 

 

 

　次第に高度を上げて、振り返ってみると御陵の稜線が見えている。

　人工林とブナをはじめとする自然林、そして青空がすがすがしい。

 

　秋に登った福田頭方面。

 

　またいつか池ノ段の稜線を歩いてみたいな。

　エー、まだ２キロも。

１２：４０　腹が減ったのでバテバテになる前に腹ごしらえを。

コンビニでアッチッチに温めてもらったおにぎりをアルミ箔で包んできたので

今日はいつも以上に美味しく頂きました。

 

 

 

 

　このカーブに限って吹き溜まりが出来ていて、美しい風紋が見られた。

 

 

 

 

 

 

　ようやくロッジ下の広場に到着。

 

 

 

　１４：１７　やっとこロッジに到着。 

　ロッジの窓は板でガードされ、長いツララが垂れ下がっていた。

　風も無く、無音の世界を独り占め。 

　辛うじて山頂が望めたが、期待した雪山ブルーは残念ながらまたのお楽しみに。

 

 

　ロッジの陰でコーヒーを沸かして一服した後、３：０５帰路につく。

帰りは自分が作ったトレースを利用して、登りの倍速でスイースイーと行きたいところだが

意外に難儀を極める。

　陽も傾き始め、色あいがオレンジっぽくなってきた。

 

 

 

 

　下りは、ほとんどノンストップで１６：４５にゴール。

深雪のラッセルに難儀したが、完全燃焼で大満足のスノーハイクでした。