じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語  

元町の着物屋・じざいやの紹介と着物で過ごす日々のこと。
犬猫や食べもののことなぞも織り交ぜて。

熨斗目ってなに?

2018-01-14 17:51:30 | 柄のお話
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芝崎さんの新作に熨斗目が2つあります。
熨斗目、熨斗目と簡単に言ってますが 熨斗目ってなんでしょう?
時々質問されますので まとめてみます。

まず最初に 熨斗目 と 熨斗模様の違いをお話します。
同じ文字が入るので 混同されている方がいらっしゃるようですので。
訪問着などに 熨斗模様というものがあります。
束ね熨斗、ということもあります。 
これは 着物の様式の熨斗目とは違い、
お祝いの引き出物などに使われる、貝のアワビを熨して乾燥させた 
熨斗を束ねた模様です。
こういうの、見たことありますよね。
お祝の縁起柄とされています。

それに対して 熨斗目とは 着物の柄置きの様式の1つです。
簡単に言えば 着物の形にした時、肩と胸元、裾に大きな横段が来る形です。
この部分が無地だったり 縞・格子だったりします。
元来は、武士が着用した小袖の柄で、
経糸生糸を用い、緯糸に練糸を用いた先染の平織物で
室町時代に始まったといわれています
江戸時代に入り 武士の正装が裃になると その下に着用する小袖に用いられました。
江戸の爛熟期には 江戸城に登城する各地の大名たちが
お国自慢の染の裃を競うようになり、江戸小紋が発達しました。
その下に着られていたのが 熨斗目です。
裃の大きく開いた胸元に、熨斗目の柄の切り替えが覗くので、着映えがしたのでしょう。
 
能や狂言でも 熨斗目は男性の衣装とされますが
現在は 男性に限らず、女性の着物の柄付けにも使われています。
ただし 男性と女性では おはしょりや帯の関係上
柄の切り替えの位置は変化していてますので
女性の着物の場合は、絵羽にした時に大きな横段になるものを熨斗目と称しています。

今回の芝崎さんの熨斗目は藍と栗の2つ。


肩と裾が濃いのが 熨斗目らしい熨斗目模様。


こちらは ちょっと変形。

さて、この熨斗目にはどんな帯が合うのでしょう?
明日は帯を合わせてみます。

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