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韓国軍が北に向け「暗殺」を放送 金日成直系の存在が知れ渡る皮肉な結果に  高まる南北摩擦

2017-02-23 04:26:09 | 韓国

韓国軍が北に向け「暗殺」を放送 金日成直系の存在が知れ渡る皮肉な結果に 

高まる南北摩擦

2017.2.22 23:03   産経新聞

 

 【ソウル】韓国軍が南北軍事境界線付近に設置した大型拡声器を使って「金正男氏暗殺」について北朝鮮に向けた放送を始めたことが分かった。聯合ニュースが政府消息筋の話として22日までに報じた。対北放送は金正恩政権が最も神経をとがらせる存在で、さらなる南北摩擦を生みそうだ。


 放送は、正男氏が工作機関、偵察総局の要員と推定される北朝鮮人らの指揮下で暗殺されたとし、金正恩朝鮮労働党委員長の指示があったとみられるという内容。先週末から放送が始まったという。


 正男氏が金日成主席の直系である「白頭血統」を引く、金委員長の異母兄である点にも触れている。金委員長の3代世襲は白頭血統を正統性の根拠としており、“兄殺し”の内容が北朝鮮国内に知れ渡れば、金委員長の「最高尊厳」を揺るがすことになる。


 対北放送は2015年8月、非武装地帯(DMZ)の地雷爆発事件をきっかけに11年ぶりに再開。一時停止を挟み、16年1月から続いている。今回の放送を妨害するように北朝鮮側も対南宣伝放送の一部の出力を上げたという。

 脱北者らによると、北朝鮮住民の間で正男氏の存在はほとんど知られてこなかった。だが、幹部や住民らはラジオなどを通じてひそかに韓国などのニュースをチェックしているといい、正男氏殺害事件が起きたことで、皮肉にも金委員長の威信を傷付ける内容が広まる可能性が高い。