独下院選、メルケル首相の4選確実 新興極右が3位に
2017年9月25日 3:08 発信地:ベルリン/ドイツ AFP
イツ連邦議会(下院)総選挙の出口調査結果が発表され、支持者らを前に演説する同国首相でキリスト教民主同盟(CDU)党首のアンゲラ・メルケル氏(中央、2017年9月24日撮影)。
【9月25日 AFP】ドイツ連邦議会(下院)総選挙の投票が、24日行われた。アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いる保守系
与党のキリスト教民主同盟(CDU)・キリスト教社会同盟(CSU)が勝利し、メルケル首相の4選が確実になった。
一方で極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が初議席を獲得し、メルケル氏の勝利に影を落としている。
出口調査によると、過去12年間首相を務めてきたメルケル氏のCDU・CSUの得票率は約33%になると予想されている。
2位はマルティン・シュルツ(Martin Schulz)氏を首相候補に据えた社会民主党(SPD)だが、CDU・CSUに大差をつけられ
20~21%にとどまる見通し。
同国既存体制への爆弾的存在になるのが、反イスラム・反移民を掲げるAfDで、約13%の得票率を収めて3位になると
みられている。