アサド政権軍 首都ダマスカス郊外に激しい空爆 約250人死亡
2018/02/21 テレ朝news
シリアの首都ダマスカス郊外にある反体制支配地域東ダークでアサド政権軍による激しい空爆があり、2日間で250人が死亡しました。
反体制派のNGO(非政府組織)「シリア人権監視団」によりますと、首都ダマスカス郊外にある反体制派支配地域の東グータ地区では、
アサド政権軍による空爆や地上攻撃が2日間で約2400回に及んだということです。これらの攻撃で死者は250人、けが人は1100人に
上り、この地区では2013年の化学兵器による攻撃で数百人が殺害されて以来、最悪の被害だと伝えています。
東グータ地区では今月初めにも5日間で250人が死亡するなど、制圧を急ぐアサド政権軍が激しい空爆を続けています。
加えて、4年以上にわたる政権軍の包囲によって、約40万人が食料や医療品の不足に苦しんでいます。
アサド政権軍の攻撃により東グータでさらに37人の民間人が死亡
2018年2月24日 TRT
シリアでアサド政権軍が、包囲している東グータに昨日(2月23日)行った空爆で、さらに37人の民間人が死亡した。
民間人の居住区のドゥマで15人、シフォニエとアバッデでそれぞれ5人、ケフェル・バトナで3人、アイン・タルマ、ゼメルカ、
ハムリエでそれぞれ2人、ハレスタ・サクバ、メディイェレ、メルジでそれぞれ1人の民間人が死亡した。
激しい攻撃が続く中、死者の数が増える恐れがある。
東グータの民間防衛軍(白ヘルメット隊)の本部から得られた情報によると、政権軍の激しい攻撃によりここ5日間で死者の数が
357人に達した。
政権軍は、この5日間で医療センター22か所、モスク1か所、孤児院1か所を攻撃した。
トルコ カルン大統領府報道官「東グータの虐殺に対し全世界が手を取り合って『止めよ』と言うべき」
2018年2月24日 TRT
トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官が、シリアの東グータ地域の虐殺に対し、全世界が手を取り合って「止めよ」と
言うべきだと述べた。先に、大統領府のカルン報道官は、「アサドは(シリアの)東グータで虐殺を行っている。」と述べている。
カルン報道官は、ソーシャルメディアのTwitterのアカウントから、東グータデ行われている虐殺に関し発表を行った。
アサド政権は東グータで虐殺を行っていると述べたカルン報道官は、
「エルドアン大統領と関連機構による密な取り組みが続いている。攻撃を止めさせ、支援を届けるために、今日(2月24日)国連安全保障理事会で
投票が行われる。この虐殺に対し、全世界が手を取り合って『止めよ』と言うべきだ。」と語った。