巨額投じた韓国産ヘリコプター 米テストの結果「冬季の作戦は難しい」
2016年09月23日13時51分 中央日報
開発だけで1兆3000億ウォン(約1190億円)が投じられた韓国型起動ヘリコプター「スリオン」(KUH-1)の第一線軍部隊への納品が全面中断された。
ことし初めに米国で実施された結氷テストに通過できなかったためだ。国会国防委員会所属の李チョル圭(イ・チョルギュ)議員(セヌリ 党)が防衛事業庁から提出させた資料によると、スリオンは昨年10月から6カ月間、米国ミシガン州で「機体結氷テスト」を受けた。プラス5度~マイナス 30度の低温多湿環境で飛行の安全性を確認する試験だった。
試験の結果、スリオンのエンジン空気吸入口などで着氷問題が見つかった。許容値の100グラムを超過する氷がエンジンに張り付いた。
スリオンのエンジンを製作したGEはこれだけの氷がエンジンに吸い込まれればエンジンの翼(airfoil )を破損させるおそれがあると説明した。
国防部と防衛事業庁はスリオンを製作した韓国航空宇宙産業(KAI)に納品中止の指示を出した状態だ。
KAI側は「冬が格別寒いわけでもなく乾燥した韓半島(朝鮮半島)でのスリオン運用には問題ない」と釈明した。
だが、航空気象庁によると、韓国でも霧の多い初冬(11~12月)や初春(2~3月)にはヘリ運用中に着氷現象が起きる。
陸軍本部が使っているスリオンの使用教範にも「着氷が起きた場合には速やかに該当地域を離脱せよ」という内容が記されている。
昨年12月、陸軍航空学教教育中にスリオンが不時着したことも着氷現象が原因ではないかと言われている。
李議員は「2012年6月スリオンが『戦闘用適合』判定を受けた当時も『結氷試験は後ほど受ける』という但書があった」と指摘した。結氷試験はヘリコプターの戦力化のために必須事項だが、これを疎かにしたということだ。
これに対してKAI側は「結氷試験は輸出拡大のための選択事項だ。冬のない東南アジアや中東などには販売することができる」と主張していることが伝えられた。
防衛事業庁の資料によると、今回の試験で指摘された着氷問題を解決するために交替しなければならない部品は全部で7つだ。このうち空 気吸入口など3つは設計からやり直さなければならない。防衛事業庁は機能すべての改善が完了するまでおよそ2年はかかるものと見込んでいる。
米国でのテストで着氷すると結果が出たら、冬のない国に売れるからケンチャナヨ。バカじゃないの。
国産なのに自国でも冬には使えないじゃないの。
>陸軍本部が使っているスリオンの使用教範にも「着氷が起きた場合には速やかに該当地域を離脱せよ
知ってて改良しない、ケンチャナヨ。
以前にこんなトラブルも。
韓国軍が国産ヘリの運用を制限、原因は輸入部品の欠陥=韓国ネット「純国産機だったはずでは?」「そこだけ交換すれば最高のヘリになる?」
2016年7月7日、韓国・聯合ニュースによると、韓国製の最新型機動ヘリコプター「スリオン」に使われている外国製の部品に欠陥が見つかったとして、韓国軍が同機の運用を制限、部品の交換作業に着手した。
軍関係者は7日、今年4月にノルウェーで起こったヘリコプターの墜落について調査した結果、プロペラを回転させるローターとエンジンとを連結する 「メーンギアボックス」の一部の部品で欠陥が確認されたことから、同じ部品を使用しているスリオンについても予防的措置として運用制限を決めたことを明ら かにした。
ノルウェーで墜落した機種「EC225」はフランスに拠点を置くエアバス・ヘリコプターズ社(AH)のもので、問題の部品も同社の製品。スリオン を製作した韓国航空宇宙産業(KAI)はAHからメーンギアボックスを輸入して使用していた。韓国軍に配置されたスリオンのうち、57%にこの部品が使わ れているという。
スリオンではこの5・6月にも機体に亀裂が入るなど問題が相次いでいたが、軍は「安全に支障はない」として運用を続行していた。
今回の報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。
「いいね。こういうことは徹底してやらないと」
「何千億ウォンもかけても、何一つまともに造れないんじゃ意味がない。ボディーすらきちんと造れないような情けない状態だ」
「そこだけ交換すれば最高の機動ヘリになるのか?」
「スリオンは純国産機だったはずでは?」
「スリオンは国内で『組み立てた』ヘリだよ」
「国産ヘリに使われた外国製部品に欠陥…これだけで笑える」
「防衛産業不正の根を絶たないといけない。国の裏切り者だ」
「100万の外敵よりも数人の韓国軍上層部の方が恐ろしい」
「これでこそ“ヘル朝鮮”。国軍が造った物に、傷や不正のない物は一つもない」
RecordChinaより
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