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中国のTPP加盟申請、高いレベルの条件満たす用意あるか見極め必要 ? 台湾、PP加盟申請は「日本が議長国だから」 中国の影響は否定 / 中国、台湾TPP加盟に「断固反対」 対立激化で手続き遅れる可能性

2021-09-24 06:14:20 | 国際社会・国際会議・国際政治・経済・法及び条約等


中国のTPP加盟申請、高いレベルの条件満たす用意あるか見極め必要=西村担当相

2021年9月17日11:13    REUTERS


[東京 17日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は17日の閣議後会見で、中国が環太平洋連携協定

(TPP)への加盟を申請したことについて「中国がTPPの極めて高いレベル(の条件)を満たす用意

があるのか、しっかり見極める必要がある」との認識を示した。その上で、他のTPP参加国とよく相談

しながら対応していくと述べた。

 

台湾、TPP加盟申請は「日本が議長国だから」 中国の影響は否定

2021年9月23日 12時56分   朝日新聞

https://digital.asahi.com/articles/ASP9R44MMP9RUHBI00C.html?pn=4&unlock=1#continuehere


 23日、台湾がTPPへの加盟を正式に申請したことについて説明する蔡英文政権の閣僚たち=台北市


 台湾の行政院(内閣)は23日に記者会見を開き、22日に環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を申請

した理由について、担当の鄧振中政務委員(閣僚)が「台湾と友好関係にある日本が今年、TPP議長国で

あることを考慮した」と述べた。中国による加盟申請との関係については、「中国の動きとは関係ない」

と強調した。

 

 鄧氏の説明では、22日にTPPの事務局役を担うニュージーランドに対し、申請文書を送った。鄧氏は

「TPPは台湾にとって、世界貿易機関(WTO)加盟に続く最重要の経済協定だ。加盟各国と保ってきた

友好関係が、台湾の有する好条件だと考えている」と述べ、加盟に向けて自信を示した。

 

 TPPには、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権と対立する中国が16日に加盟申請したと発表。

加盟には全加盟国の同意が必要で、中国が先行加盟した場合、台湾は拒まれる可能性が高い。台湾の

王美花・経済部長(経済相)は17日、中国の申請に驚きを示し、「台湾はTPP加盟国と共通認識を得た

上で申請する。時期は決まっていない」と話していた。

 

 ただ、鄧氏は23日の会見で、「加盟申請は完全に台湾企業などの利益を考えたためだ」「中国の動き

とは関係ない」などと述べ、中国の申請に触発されたという見方を否定した。一方で「中国が先行加盟

すれば、台湾は阻害される危険性が高い」と指摘。台湾が先行加盟した場合に中国を拒むかについては、

「中国の体制や法施行の現状は誰もが知っている」と述べ、直接の回答を避けた。

 

 台湾は東日本大震災以降、福島県など5県産の食品の禁輸を続けており、TPP加盟に対し、日本の協力を

得る障壁になっている。鄧氏は「科学的基準に基づく(禁輸解除をめぐる)判断が必要だ。私自身は汚染

された食品だとは考えていない」と述べ、輸入解除に反対する台湾世論に理解を求めた。

 

中国、台湾TPP加盟に「断固反対」 対立激化で手続き遅れる可能性

2021年9月23日 17時57分  朝日新聞


中国外務省の趙立堅副報道局長

 

 中国外務省の趙立堅副報道局長は23日、台湾が環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請した

ことについて定例会見で問われ、「公的な性格を持ついかなる協定や組織にも、台湾が加わることは断固

として反対する」と表明した。

 

 中国政府は16日、TPPへの加盟を正式申請したばかりだが、台湾が中国の一部だとする「一つの中国」

原則に基づき、台湾のTPP加盟を認めない姿勢を明確にした。加盟には全加盟国の同意が必要で、加盟に

向けた支持の獲得をめぐり、中台双方の競争が激しくなる可能性がある。

 

 中国で中台関係を研究する大学研究者は台湾の加盟申請について「中国のTPP加盟が実現すれば、

アジア太平洋の自由貿易圏でさらに孤立する可能性があると考えたのだろう」と指摘。「台湾当局

の申請によって外交的な面倒が起こり、中国政府の加盟手続きに遅れが出る可能性がある」と警戒する。

 

 


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