NHKが大嫌いなので、テレビは見ないのだけれどテキストは買ってしまった。
大元のナオミ・クラインの本はまだ読めていません。
堤未果氏が解説しているこちらの本は、一気読みしました。
ショック・ドクトリンとは、テロや戦争、クーデターや自然災害、パンデミックや
金融危機、食糧不足に気候変動など、ショッキングな事件が起きた時、
国民がパニックで思考停止している隙に、通常なら炎上するような新自由主義政策
(規制緩和、民営化、社会保障切り捨ての三本柱)を猛スピードでねじ込んで
国や国民の大事な資産を合法的に略奪し、政府とお友達企業群が大儲けする手法のこと。
米中冷戦時代に、共産主義拡大を警戒したアメリカの中央情報局(CIA)が
捕虜のアメリカ兵を見事に反資本主義に変えてしまう中国共産党の洗脳テクニックを
研究し始めたのが発端・・・と言うことだそうです。
話は少し変わりますが、
私はこの本を読んで、イラクという国の事を心から気の毒に思いました。
この国は確か古代メソポタミア文明が栄えた地域で、
歴史が長く遺跡なども数多く残っているところだと聞いたことがあります。
その国を・・・大量破壊兵器を持っていると言いがかりをつけて攻撃し
遺跡などの歴史的・文化的な建造物なども含めて、
とにかく国全体をメチャクチャにしてしまった。
この国なりの伝統や文化、習慣があったでしょうに
モノも精神もすべて破壊して西側の論理やり方を無理やり押し付けた。
いわば、新しい植民地化。
けっきょく大量破壊兵器などは出てこなくて、狙いは石油であったことが後からわかりました。
私たち日本人は、アメリカという国は、素晴らしい国で世界のリーダーで
模範的な民主主義の国だと洗脳されているけれど、
なんてことはない。アメリカは世界の嫌われ者だと思う。
こ~んなひどい、理不尽なことをしていれば、
嫌われ、それどころか激しい憎悪を持たれても仕方がない。
おそろしく傲慢な人たちだと思う。
今、フランスで内戦がおこりつつあるけれど、
これだって長い間アフリカをオモチャにしてきたのだから、自業自得と言えると思う。
裏で、どんな力が働いているのか・・・・
LGBTだ、差別はいけないだのなんだのといったって、
とうの本人たちが一番人種差別をやっている。
それどころか、自分たちにタテを突いたり、都合の悪い国だったり
エネルギーなどが欲しいならば
クーデターなどをわざと起こし国ごと破壊して、徹底的に搾取する。
かつての日本のように・・・・
どんなに長い歴史と伝統のある国だって、彼らはお構いなしなのだ。
たかが建国 数百年の国が!!
破壊された国の怨念は、沸々と蓄積していき、やがてどこかで爆発するだろうな。
その時、日本はアメリカ側、グローバル勢力側につくのだろうか・・・
だとしたら、この国は、そうとうバカな国だ・・・・
イタリアのメローニさんは、広島のG7サミットで、
各国首脳と一緒に原爆記念館を訪れた後、
「もっと詳しく見たい」と言って、最終日の帰国する直前に、ひとり再訪問していた方ですよね。
グローバリストと闘う首相なのかな・・・