人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

8年ぶりにパソコンを新調した i5-2400→r7-3700x

2020-03-19 07:59:02 | パソコン

 win7のサポート終了に伴って、proだから大丈夫とだましだまし使っていたパソコンを新調することにした。実際まだまだいけたのだが、セキュリティソフトのesetの更新が3月だったので、3年更新でまだwin7をがんばって使うのもな…と思い、思い切って新しく調達することにしたのだ。dosparaで買ったprime、今までありがとう…。

(旧) windows7 pro
[CPU]
i5-2400→i7-2600(中古で買い自分で換装)
[CPU cooler]
純正→CoolerMaster-200mmFAN(PWM。ヒートシンクまでダクトホースで風を送る)
[MEMORY]
DDR3-8GB(4GB*2)→DDR3-16GB(4GB*4)(2枚セットを購入し追加)
[HDD/SSD]
HDD seagate-1TB→crutial SSD-525GB(easeus todo backupでクローニングして換装)

これが、
(新) windows10 pro
[CPU]
r7-3700x
[CPU cooler]
純正
[MEMORY]
DDR4-32GB(16GB*2)
[SSD]
silicon power SSD-1TB(M.2)

になった。

 CPUは今までの4C8Tから8C16Tになった上にクロックも3400から3900まで上がったのに、温度は10℃以上下がった(80℃近く→60℃中盤)。なので冬の気温が低いときはOCして夏の暑いときはUCしてしのぐという手間をかける必要はなくなった。また「Aviutl」のエンコード速度がかなり改善したので、2時間の動画をエンコードするために26時間くらいエンコードさせる必要がなくなった
 でもPCサイトとかブログにあるような劇的な改善があったかなあとも思う。結局H265のエンコードは動画時間x3くらいはエンコードにかかっている。しかし2時間動画26時間エンコードのときのように1080pの動画が動画時間x10倍でいつ終わるんだと思いながら
エンコードかけてたことを思えば、1/3に減ったことは大きいと思う。一方「Handbrake」は本当に早くなった。HandbrakeはタスクマネージャでCPUの使用率がミッチミチになっているので、Aviutlでは画像解像度で40%くらいしか使わないこともあって単純にソフトの問題なのかもしれない。動画が1920x1080とかなら70%くらい使うが600x800くらいでは40%しか使わなかった。ビットレートは同じく32Mbpsでも画像解像度でだいぶ変わるようだ。
 7zipを用いた圧縮・解凍などの単純にCPUパワーを使うものは瞬殺で、ネットの速度も速くなったし、ブラウザの挙動もはっきりと早くなった。
 なんでCPUクーラーからコードが3本出てるんだろうと思ったが、これはCPU備え付けのwraise coolerというやつがLEDでに点灯し、これを制御するためにもう一本繋げないといけないものだったのだ。差さなければ点かないものだと思っていたが逆で、「coolermaster Wraise Prism」によって消灯含めてCPUファンのLEDを制御するにはPMWの他にもう1本差さないといけなかったのだ。私の買ったケースはシャドウベイ重視なのでアクリルとかそういうのはないが、それでも排気口から漏れ出るが盆提灯のごとく光り輝き部屋を照らす(しかも色の移行や明滅があるので動きがあるぶん意識せざるを得ない)ので眩しくて夜に困る。マザボの方はBIOSで消えるもののCPUは別制御なので、配線を掻き分け差し直さないといけない難物だった。

 メモリの調達に失敗し、DDR4-25600(3200Mhz)でなくDDR4-21300(2666Mhz)を買ってしまったのは痛恨の極みだった。が購入したCrutialのメモリのamazonレビューではOC耐性が高いような報告があったので恐る恐るOCして3200Mhzにして、これが全く問題なく使えているのでガセでなかったのだと安心する。
 7時代は16GBで十分、ときどき仮想メモリを使うくらいで問題なかったのだが、10にして32GBと倍にしたはずなのに10GBくらい当たり前に使っていて困惑している。がメモリクリーナを使って圧縮をかける必要がなくなったのは気楽だ。そして7時代はファイルのコピーが「Fire File Copy」(FFC)というフリーソフト経由が最速で、XPの頃からこれが愛用だったのだが、10になりメモリに書き込みデータが2GBくらいバッファされるようになって、このソフトを使ったほうが却って遅くなるようになった。がこの膨らんだキャッシュのおかげでHDDの利用率は真緑(タスクマネージャだとHDD/SSDは緑色)となり、これのおかげで「Music Center」のデータのバックアップ復元の際にエラーを吐きまくって散々な目に遭った。長年愛用していたSeagateのBarracudaの、とりわけ最新モデルのST8000DM004との相性が最悪で、結局旧式のAS002に復元したドライブをDM004にクローニングするという手間をかけるしかなかったのは残念だった。
 ちなみにFFCでコピー/移動したデータは断片化がかなり少なく、普通にコピーしたものはデフラグソフトでは表示が真っ赤になっているので、普通のファイルコピーでは結果的にまだまだFFCのお世話になったほうが便利そうだ。
 メモリがDDR3からDDR4になったこと、容量が16GB→32GBになったことで、7zipの圧縮率を上げることができるようになったのは嬉しい。具体的には辞書サイズを96MBくらいには問題なくできるようになった(96MBだとメモリを11GBくらい使う)ので、それまでAVIを圧縮して1割くらいの圧縮に留まって容量削減としては無意味だったのが4割圧縮できるようになったので、AVIをh265にエンコードしたけど削除するにはまだ怖いなあ…と思ったときに圧縮して保存しておくという選択肢が取れるようになったのは大きい。以前はHDDを買うか泣く泣く削除するかしかなかった。今だったらHDD買ってもいいんだけども。

 ブートドライブをHDDからSSDに変えたことはひとつの大きな革新だった。それまでは、家に帰って電源を入れて着替えてうがいして落ち着いてもログイン画面に行けばいい方だった起動速度がはっきり早くなったのだから。SSDもかつて120GBが13000円だったのが525GBで15000円、そして今の1TBで18000円なのを思えばだいぶ値下がりした。がそれを言えば昔はHDDも1TBが10000円だったので(今は8TBで14000円)、技術の進歩はすごいなあと思う。
 そして今回OSドライブにするシリコンパワーのM.2のSSDは読み3200MB・書き2100MBというとんでもない速度なので、パソコン起動後のスタートアップが全部起動し終わるまでの速度も1分程度に収まる。ほんとうにとんでもない速度だ。この速度を利用して、デスクトップキャプチャのファイルをとりあえずデスクトップ(Cドライブ)に保存して、エンコード用にHDDにコピーするという処理をすることでコマ落ちを劇的に減らすことができる。キャプチャの保存先がHDDなのかSSDなのかが本当に生死を分けるレベルで違うので、コマ落ちに憤死しそうになりリテイクを繰り返すならテンポラリとしてSSDに保存した方がいい。
 ゲームをSSDに入れれば早くなるという話はもっともなことだが、実際デフラグがきちんとしていれば遜色ない程度までロード時間は似通う。アップデート後はデフラグ、と頻繁にデフラグすればゲームはHDDでもいい。デフラグはHDDの寿命を縮めるとは昔から言われていることだが、断片化ばかりのドライブをデフラグすればそれは負担でしょうよと。まめにデフラグすれば負担は減るんだし、どう足掻いてもHDDは繊細な部品だから寿命は真っ先に来ることを思えば、デフラグしない理由はない。SSDはデフラグにおいてほぼ無意味なのでしなくてもいいし、HDDもFATなら断片化がデフォなので無意味だろう。だがパソコンにつないだHDDは大抵NTFSでしょう?断片化しますよ。ほっといたらあっちこっちに読み込み行かないといけないからそれも負荷ですよ、と言いたい。

 まあwin7のprimePCを買ったときは6万円くらい、Acerの23インチモニタが14000円だったので安上がりだった。このパソコンを組んだ結果15万円だったことを考えればかなり高くついたが、まあそれでも向こう3年くらいは触らないでいいレベルのスペックにしたので、追加の出費を考えなくていいのは良い。特にタスクを5つも6つも開いても遅延らしい遅延がないのは感動的だ。頼むから早々に壊れないでくれ。



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