人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

niconicoではまったコンテンツの経緯を述べる 2 アイマス

2019-12-25 20:29:21 | レビュー niconico

 アイマス(無印)のコンテンツ群の追っかけもしていた。

 一番最初はSmile.dkの「Butterfly」の曲に併せてアイマスキャラが踊るというやつで、当時は七夕革命(箱マスでデバック入力をするとグリーンバックになる)前だったと思うので歌詞部分をもやもやにしてごまかしていたような気がする。これが星井美希と三浦あずさだったわけだが、そこにそこまで深堀しようと思うことはなかった。

 その後playstation HOMEという当時セカンドライフという概念が流行っていたことから生まれたような感じのネットコミュニティがあり、そこでアイマスの天海春香のお面を入手することで被って歩けるようになったこと、そのお面の笑顔なのに不気味に感じるテイストからホメ春香というネタが生まれ発達するようになった。ホメ春香ランキングなる動画もでき、そこでは電子ドラッグから単純にホラーとか気持ち悪さをネタにするものとか、体を動かしたら肩から棘が出るものまで多様なものを見ることができた。

 で、今は全くそんなことはないが当時は天海春香の中の人である中村繪里子氏のとりわけライブでの音の外しっぷりが豪快で、それをネタにしたスライドホイッスルを演奏するホメ春香動画を見かけた。最初はその滑稽さに笑っていたが、よくよく聞いてみるとインストのかっこよさに惹かれ始め、それが「I Want」という天海春香の持ち歌的な存在の楽曲だったことを知った。

 そこから一気にアイマス楽曲に興味を持ち始め、新宿のツタヤに行って紙袋いっぱいにレンタルしてきた楽曲を聴き漁っていた。そこから天海春香の個性を切り取った春閣下というひとつの楽しみ方を知って、さらにそこからアイマス架空戦記という動画群を知るようになった。通称”春香で三国統一”シリーズはとても楽しく、765プロのアイドルという現代日本の少女たちと三国時代の武将の人間ドラマとかストラテジーとかの楽しさに浸っていた。

 その後アイマス2になってジュピターという女キャラクター達の中に突如投入された男性アイドル3人組という異物感に激しく抵抗する人とか逆におもしろおかしいキャラ付けをして遊んでやろうという人とかが出てくるなか、取りざたされた最強格のCPUユニットの魔王エンジェルをモチーフにした動画(元々コミック版のひとつに女性3人組+1人でキャラクターは登場する)が発達するようになると、それを正当にアレンジしたオリジナルストーリーの”Satan×Stars”シリーズが登場し、魔王エンジェルそしてDearlyStarsのことも知りそれらに対しても関心を向けるようになった。



niconicoではまったコンテンツの経緯を述べる 1 ボカロ

2019-12-25 19:33:41 | レビュー niconico

 相当昔からニコニコ動画の常連だった。

 2011年にふとボーカロイドの楽曲を聴くようになって、そこでそのコミュニティの成長過程とかそもそも楽曲が気に入ったことから、追いかけるようになったアーティスト(ボカロP)の楽曲をマイリストで辿ったり、「ぼからん」という毎週ごとの視聴回数ランキングみたいなCDTVみたいなものでかじり聞きをした曲を追いかけたりしていた。
 きっかけはyoutubeで初音ミクの楽曲を見かけたことで、初音ミクに対して往年の楽曲をカバーさせる動画は多く見かけていてそういうもんかあと思っていたが、たまたまオリジナル曲で動画自体もセンスやしゃれた感じが出ていたものがあって、その時は深掘りせずにいたが後々気になって探してみたらそれがwowakaの「ワールドエンド・ダンスホール」だった。そこから私はボカロというものに興味を持つようになった。

wowaka 『ワールズエンド・ダンスホール』feat. 初音ミク&巡音ルカ

 2011以前だとロックよりエレクトロニカの方が、ボーカロイド音声の機械っぽい抑揚のなさを逆手に取った風合いの曲が多かったような気がする。小林オニキスとか。がそれでも初音ミクの取り回しの良さからくる汎用性によってロック調の曲の作り手も多く、「vocalock」シリーズと銘打ったCDが出るくらいには多様性があった。
 そこからいろいろなメーカーがvocaloidのシステムで音声ソフトを出すようになり、より人間の生歌に近い風合いのめぐっぽいど(GUMI)や神楽がくぽの登場でバンドのボーカルの代わりみたいな起用での楽曲が増えた。初音ミクで「アルビノ」を出したBuzzGもGUMIに行ったし。そうした世界の広がりと自分の興味の範囲が広がっていることの一体感が楽しく、夢中になって追いかけていた。
 が、飽きが来たというか走り疲れたというか、その後の楽曲に最初の頃より驚きとか楽しさとかを感じないようになり、そこからさらに新しいものを求めていろいろ探してはそうでもないを繰り返して、要は自分でどんどん興味をスポイルしていった。なので自分の中で大きく興奮したのは「Freely Tomorrow」が出たあたりがピークだったのかなと思う。

 それ以降は惰性、「小野塚小町がアイドルデビューするようです」で見かけてスルーしていた40mPを見直したり(「からくりピエロ」だけは知っていた)、「六兆年と千夜物語」がEDに使われたのでそれを漁ったり、ただIAはそこまでこなかったかな…。「Freely Tommorow」がすげえと思ったMitchieMの楽曲も「ぶれないアイで」までしか覚えていない。2ndアルバムを出していたことさえ知らなかった。

 が最近「桜の季節」「深海少女」で有名なゆうゆがケムリクサのED「INDETERMINATE UNIVERSE」を担当していたことを知ってまた盛り上がる。第3話で初音ミクもいけるな…→ゆうゆ!となって感慨深かった。「桜の季節」ってバリエーションけっこうあってニコニコ動画版、EXITTUNES版、オリジナルアルバム版、あとseparationというアレンジ版があるんですよと古株らしくどやってみる。何の意味もないが。

 「流星」で有名になった流星P(MINATO)がプロになるといってボカロの楽曲を出さなくなってああそうか…と思っていたが、最近調べ直して仕事のパートナーと大きな係争があって療養しながら復帰していることを知り安堵した。流星pといえば「MAGNET」がとにかく人気でアルバムもつくられたのに、ジャケットイラストの人がトレース作画かましたことで回収されてしまう憂き目にあってしまった。そのアルバム版の「流星」も動画に上げられていたものをブラッシュアップされているので美しいが、動画版はそれよりかは音がシンプルだがだからといって物足りないということは全く無かった。MMDを使ったPVは哀愁を誘った。