人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

あけましておめでとう

2024-01-03 11:11:28 | 日記

2024年も始まりました。

始まって早々にいろいろな大事故があり喰らった人たちは本当に大変だなと思います。

私の仕事は三が日という概念が存在しないので正月くらいしか休みは無かったので、まあ作業も少ないし休み休みやろうと思った矢先のこれだったので間接的にも関わりある部署の人たちは難渋していたようです。

 

2023年は物価高騰とか電気代の基本料金1.5倍とかあったものの、意外なほど山も谷もなかったような時代だった。たぶん自分の金払いの対象が食料以外値上げが鈍かったからか、生活がしんどいと思うほど酷くはなかった。

しかし貯蓄もたいしてできなかった。つみたてNISAを始めて6月までは調子が良かったが、それ以降は上下無しどころがマイナスになることもあって、投資で貯蓄を増やすということも確実とも言い切れないとも感じた。それでも単元未満株を買ってみるということもやったし、月収が足りない頃にキャッシングで生活費を借りたものをやっと完済したりと、宵越しの不安材料を減らしてきたようにも思う。

パソコンの部品も相当充実させてきたし、HDDが足りなければ今ではebayで再生品を買えば一番安上がりなことにも気づいた。昔はドスパラで3TBで8000円!とかでキャッキャしてた。今ではドスパラはゲーミングな部品が中心で全く購買機会が無くなった。

というと頭をよぎるのは北陸の震災だ。マンションが根元からぼっきり折れてるような映像やぺしゃんこになった家屋を見ると、もし自分のアパートが罹災したら家財の運び出しなんかできないな、とか、食料の買いだめをしてもアパートから離れることになったら持ち出せないな、とか、今の暮らしの脆弱さが気になってくる。

別にいつ起きても嫌なものは嫌な話だが、新年早々にこんなことがあるというのは本当に嫌な話だ。


2023年も下半期に入りましたね

2023-08-01 14:56:16 | 日記

先月に。もう2023年も終わりそうとか言えなくもない。

 

 なんだかんだ職は変わらず働けるというのはいい。収入の計算がしやすい。

 そして思うのは、フルタイム勤務はもうできなそうだなあということ。平日の電車は満員、しかも通学も時間がかぶるので乗り換えはそれはもう牛歩。日勤と夜勤がちゃんぽんしてるので夜勤のときは人が少ない、と思いきやそうでもない。

 最近はすっかり倦んでしまったのでVLOOKUP関数の勉強とかも進まない。やはり普段使いしない関数は覚えるのが難しい。しかし求人を見ると事務職でマクロ組めなくてもVLOOKUPが使えると月28万くらいのものがぽつぽつある。しかもテレワーク。今の生活も別に悪くはないが、環境がさして変わらないならきちんと勉強してそういう事務職も望めるようにするべきなんだろう。AIに職業が取って代わられると言われているがすぐの話でもないし、AIは普通に嘘をつくのがわかってきたので人間が正誤確認する必要は無くならないんだろうと思う。

 そも勤務時間が月160時間だと今より増えるので嫌だなあとか怠惰丸出しの理由もある。それこそ電話案内なんてAIが文字起こしすれば片付く話ともいえる。実際スマホアプリとかだと翻訳アプリがかなり普及しているわけだし、いずれ職替えも考える必要があるかもしれない。が、正直貯金もないのでとりあえず金が溜まるまでは今の職にしがみつこうという気持ちではある。事前準備が大事なのは分かるが、就職時の面接は厳しい。変なやつを取りたくないのはわかるが、トンデモ正社員もいるんだったら俺を雇ってくれないかとも思う時もある。

 

 ふとアパートの外を見たとき自分のエアコンの室外機がまったく排水してないことに気付く。冷房をつけると部屋の湿度が70%超えるので、どうやらドレン配管が詰まっているようだが掃除となるとおっくうになる。しかし故障したら買い替える金もないので、ドレンホースを吸い取るでかい注射器みたいなのが2000円しないくらいで売ってるので、部屋も物が多く業者を入れるのも厳しいので買って試して見るしかないだろう。

 ほぼ1回しか使わないものに2000円払うのも…と思う部分はあるが、数年前より敷居が低くなったのは、やはり月収が増えたことが大きい。まあ今のアパートに住んで6年以上たつのでエアコンをまともに掃除しないでやっていける訳はないのだからそこはちゃんとしないといけない。

 室外機といえばゴキブリINが懸念材料だが、詰まっているなら入ってこれないという逆の安心感がある。去年2匹出くわしたもののブラックキャップのおかげで衰弱してたので安心はできた。今年も成虫一歩手前みたいなやつが1匹出たがなんとか退治したので、そいつだけ迷ってきたのだと思いたい。換気扇にフィルターつけようが外に防虫の網をつけてる訳ではないので、忌避剤をスプレーしてなければノーガードなわけだ。こんなことは5月6月のあいだにやっておくべきだった。

 

 いよいよもって全く触ってもいない本棚の漫画をなんとかしないといけないかもしれないが、もはや買取価格0円で売る選択肢が消えた時代になったので、整理=捨てるになったわけだ。幸い昔なつかしの漫画も結構電子書籍になっているので、割引とかキャンペーンとかで痛みの少ない時期にまとめて買えば移行もしやすいかもしれない。電子書籍サービスがサ終したら読めなくなるというデメリットもあるので、Kindle・BOOKWALKER・Dolyは撤退とかやめてほしいと切に願う。シリーズものをうっかりコーヒーでびちゃびちゃにしてからは紙の本を買うことは全く無くなった。

 

 まあそんな感じで生きてます。


気が付けば2022年も終わりそうだ

2022-09-30 20:14:50 | 日記

 あと3カ月で2022年終わりですよ。

 嘘やんて思うわ。このブログをさぼってだいぶたつので思い出語りしていこうと思う。

 思えば2021年はなんだかんだ早かった。

 というのも2020年で契約社員から無職と化したものの当初は失業手当をもらいながらぽつぽつ求職活動していこうと思った。しかし最初の職場で本気の本気で頃したいと思うような上司に出くわし、腹いせのために頃そうかというのを真剣に考えた。真剣に考えた結果、前科者となるくらいなら仕事を辞めようと思い退職。

 さてどうしようかと求人に応募するも面接で落ちたり書類で落ちたりと絶望に見舞われた。かといってアラフォーにもなってないのに施設警備とかシニアでもできそうな仕事をやってしまったら技術もノウハウも身につかないと、今でもそういう意識があるが当時としては意識高い系だった。

 そうこうしているうちに東京オリンピック、そしてデルタ株爆増で外出も安易にできない有様となり、ましてワクチンもどこで打てばいいのかと逡巡しているうちに去年の今頃となった。

 幸いワクチン接種もできて、しかしまだ貯金を食いつぶして様子見ようと引きこもりと化していたので、漫画を描いてピクシブに上げることはできても職が見つかる気配はなかった。

 と2021前半は再就職の失敗と就職失敗にうちのめされ、後半はコロナでおっかなびっくりしながらなんとか凌いだような有様だった。

 

 今はどうかというと、結局2021は無利子で生活費を借りることが出来たので生き延びることが出来たが、今度2023からそれの返済をせねばならなくなったので中年の派遣社員と化している。

 なってみて思うが派遣はいちいち就職のために面接をしなくていいのが良い。クライアントは失敗したくないかもしれないが、こちらとしてはいいから働かせくれと思う。そしてそれがミスマッチとなったとしても、契約期間が短いので嫌なら気楽におさらばできるのもいい。

 なぜ今まで派遣をやらなかったのかと思うくらい簡単に職にありつけた。

 そして自分が話して派遣のエージェントが聞き取りした自分の職歴は、それを一覧として書き出したものを見てみると経験している要素が意外に多かった。

 これを見て思ったのは、自分の職務経歴書は文章を弄しすぎたということ。単語の箇条書きを見せた方が向こうも自分もわかりやすそうだということだった。


原監督という存在

2021-08-21 23:54:28 | 日記

 最初に断っておくが、自分は巨人ファンではない。

 なので事情は大して詳しくないし、これから書くことも個人の所感でしかない。


 歴代ジャイアンツにおいて、原辰徳監督は勝利数第1位、優勝回数・日本一回数第2位という圧倒的なスタッツを残している。しかし一方で独裁的と言われる采配、選手の成績が振るわなかったりミスがあった場合選手だけでなくコーチにまで厳しい言葉を残すことも多い。最近では日本ハムから中田翔をトレード獲得したことも苦々しく思うような意見もあるようだ。

 しかし基本的に原監督は自分以外を信じていないのか、あるいは起用をまるっと委任して振るわなければ詰る投げっぱなし感があるのか、監督としての方法論に妥協する部分がないようだ。

 原監督の苛烈さは、”勝利こそ至上命題”という部分に凝縮されると思う。比喩ではなく勝つためなら何でもするという執念があり、1試合でピッチャー9人つぎ込むとかトレードした中田を1週間しないうちに起用したりとか、行為に対して腐すような意見もネット上や報道で散見される。

 しかし原監督はそんな意見を全く無視しているように見える。

 どれだけ人格者だと評されても、成績が振るわなければ性格しか褒めるところしかなかったのだと思われても仕方ない。育成の時期だとお為ごかしをしても成績不振はそのまま馘に直結する。本当にやむを得ない事情で監督になったような高橋由伸に対してもいつの間にか批評が増え、退任する話になってようやく話題が収まった有様だ。経緯はどうであれ勝利数と順位には誰も逆らえない。

 その点で言うと積極的に采配し、奏功すれば褒め、失敗すれば突き放す、欲しいときに欲しいものをピックアップして望んだ結果を求める貪欲さは他のどのチームの監督にもない。もちろん巨人は選手層が厚く、FAの選手を戦力勘定としてだけでなく、ライバルチームの弱体化のためにも大枚をはたいて獲得する。無論起用もするが、結果が振るわなければ2軍の肥やしにすることも珍しくない。

 どうであってもどこのチームより上に立つという執念、勝利数・順位という誰も否定できない数字の力をひたすら追求する執念は比類ない。

 選手時代、自身の結婚式の祝辞で王長嶋両氏に「巨人軍の4番としては物足りない」「期待の数字を超えられなかった」とプレッシャーをかけられるほど巨人の4番として成績を求められるという、恨み憎しみを抱いても仕方ないような重圧と戦ってきたのが原辰徳である。

 そして現在、巨人の監督としての成績は彼らを超えており、勤続年数も合計13年と長期である。ここから先巨人の監督をする人間が果たして累計10年以上勤続するほど存在するのか、という時点で今後記録が塗り替えられること自体怪しい。そんな歴史に残る戦績の監督は現在進行形で巨人の采配を振るっている。

 勝利のみを拠り所にし、批評も多いが戦績で有無を言わせず、どんなに否定しても誰も勝てないという意地がある。

 この姿勢と同じくする存在がある。

 横綱・白鵬である。

 彼もまた戦績のみを頼りにしており、最近の肘を使う取り口はしょっちゅう批判されている。しかしそれは明文化された禁じ手ではなく、また白鵬を相手に肘でかちあげようとすると空いた脇を取られるので誰も対白鵬で肘を使えない。彼の環境はさらにアウェーであり、一代限りの部屋を持つことすらできなくなってしまった。つまり彼の経験・技術・メンタル管理は弟子に継承されることは一切なく本人とともに葬り去られるものである。

 数字は裏切らない。誰も否定できない戦績を以て歴史に名を残し、あいまいな批判は一切取り合わない。力こそ正義とも言うべき執念を生み出したのは彼らを品評する当事者のない言葉であり、それらに対する反骨が彼らを研ぎ澄まし頑迷にするのだろう。


"WinWinWiin"も6回まで来たので感想をつらつら述べる

2021-04-28 13:18:30 | 日記

 2020年11月末、Youtuberとしての活動比重が大きくなっていた[宮迫博之と中田敦彦の2人+ゲスト Youtuber]という形の持てるものを結集させたようなYoutube番組「WinWinWiin」が始まった。

第一回 【宮迫×中田】手越祐也(前編)〜ジャニーズ退所の真実!〜【Win Win Wiiin】

 初回のゲストはその夏ジャニーズを退所した手越祐也で、これまでの活動の中で考えていたこと、その手法、そして展望、というパートを、厳密に区分けしない程度にトークしながら中田のプレゼンに沿う流れで進める具合だった。

 箱や観覧があることを含めてほぼテレビ番組を2人の自腹で出しつつ、通販サイト運営を主にするロコンドにスポンサードしてもらうことで完成させた、ある意味でケンタッキーフライドチキンの創業時みたいな出発点から始まった、大がかりな番組だった。そこについては多くの人が諸々述べているので私はあれこれ言わない。

 

 ちょっと気になるようになってきた、というより消化不良感が出てきたのは4回目のゲスト・ヒカルが登場してから。ちなみにゲストは、

 第1回・手越祐也、第2回・西野亮廣、第3回・山本圭壱、第4回・ヒカル、第5回・朝倉未来、第6回・てんちむ

 である。ゲストの選択が悪いというつもりは全くない。

 ヒカルに関しては自分のYoutubeでしょっちゅう展望について触れるし、実際に多様な行動を起こしていて最早実業家とみなしてもいいくらいだ。時に触れて自分のこれまでのことを語っている。例えば一発屋芸人がその後不遇な暮らしをして糊口をしのいでいる状況に中田と宮迫は同情的だったが、ヒカルは”自業自得”と言った。”甘い汁を吸いに来てうまく行かなかったのなら自業自得、普通に働くのは大変”というようなことを述べている。

 そこを中田、宮迫はあまり触れていなかったが、ヒカルが自分の過去を動画で振り返っているところによると、高卒ですぐ工場に就職し洗脳教育みたいなところにおかしさを感じて退職し、大金を手にするためには労働者の立場から外れないといけないという考えに触れたことで自立志向が生まれ、引っ越しのバイト、デリヘルの運転手などのバイト生活やFXで失敗し借金生活を送ったりもする中でゲーム実況者の一攫千金感と自分の優位性を感じてYoutubeにゲーム実況者として参入、いろいろあって現在に至る、という来歴を見ることができる。

 つまり華やかではない道を通って今のキャラクターが存在している。

 気になったのはそこで、自分の苦労自慢というのは年寄りのみっともない面があり、そこを語るより展望を語る方がいいのかもしれないが、ヒカル自身の今後の展望や進行中の企画、仕事に対する姿勢とかをがつがつと喰っていってもよかったかもしれない、という所だ。

 そこが芸能人とYoutuberの一番の違いかもしれないところで、番組を踏み台として自分の目的や展望、あるいは来歴や人間性を押し出していこう、というものが出し切れていない感じがあった。
 自分で企画制作するという攻めに強いYoutuberが、番組に呼ばれても攻めに転じることができるかというとそうでもないし、我が強すぎれば構成を壊してしまうのでそういうバランス感覚は必要だが、匙加減的に及び腰なように見受けられた。

 実際気兼ねなくおしゃべりできているヒカルの動画「【宮迫×中田】牛牛打ち上げしたら盛り上がりすぎてWin Win Wiiinより長い収録になった…」

の方がWinWinWiinの後編どころが前編ともほぼ変わらない再生数(前編230万、後編170万、ヒカル225万)に至っている。
 ざっくばらんとした雑談の中で、中田がシンガポールで生活することや本を出版する時のあれこれなど、間接的に中田敦彦をプレゼンしているような様相になっていて、しかも雑談なので気楽な雰囲気で丁々発止のやりとりがされており、74分ある動画でも飽きる気分は持てなかった。

 ここでの動画とWinWinWiinの違いは大枠があることと完全なフリートークという所だが、WinWinWiinでの場合、中田がプレゼンする内容に対してゲストがそうですねこうですね、とQ&Aな感じがあり、それが今までなら平場で自分を出すことに慣れている芸能人・芸人に対して、純粋なYoutuber、Youtuber寄りの他業者だと一歩踏み込んで意見表示しないような感じがあった。

 一方司会の2人もどうですか?どう考えてますか?ここまでの事で気になることはありますか?と初回から3回に至るまでの悪ふざけ感が少なく、割と普通にプレゼンしてしまっているのも難しいところだった。これが芸人・芸能人なら多少荒っぽいパスをしても上手に流し打ちしてくれる期待感もあるが、Youtuber相手でも同じようにキラーパスを放れるかという所は未知数で、そこをしくじれないと考えれば結果的にやさしめになるのはやむを得ないのかもしれない。

 しかし前後合わせて80~90分かけて、おさらいと感想で終わってしまっているのはあまりに勿体なく感じるし、せっかくYoutuberを呼んでおいて金持ち弄りで終わる程度のテレビ番組と差別化があったはずなのに段々変わらなくなっているのは残念に思う。

 

 第5回の朝倉未来ゲストの際には、本人が平場で大声・明るくというキャラでなく司会2人の芸人ノリに対してもむっつりした雰囲気がある一方で、クローズアップされてない計画性や意外性、本人の目標・展望とか喋るところはしっかり喋っているので、「ゲストを掘り下げて本人が言及し、改めてそこで展望を語る」という番組のコアな部分はきれいに達成できていたように感じた。

 第6回のてんちむゲスト回は大きな変更点があった。

 中田敦彦シンガポール移住に伴って隔離期間2週間では収録のために日本に来るような生活になる。そこで相方の藤森慎吾に原稿を渡して代理プレゼンをする、というものだ。中田敦彦の代わりの人間はそうそういないが、WinWinWiin司会の代役としては見事にやりきった姿を見れば、もしかしたら司会藤森が増えていくのかもしれない、という期待感があった。

 内容自体はてんちむの思い切りのある人生のかじ取りと、そこで培った話題性・認知度ゆえの炎上規模・対応という、まさに波線のような人生の起伏を紹介したものが中心だった。必然、それらに対しての是非・自分の立場から見た真相という部分に番組の内容は集約され、今までの中で最も”展望”という部分に触れていない回になったようだった。

 第6回の最たるものが、一番最後に藤森が”何か聞きたいことはないか”という問いに対しててんちむが”特に…”と返した場面で、これが最近のWinWinWiinの突き抜けてない感じを表しているようだった。

 つまり、この回は特に”どうですか?どう考えてますか?ここまでの事で気になることはありますか?”という探り探りの感触が強かったのだ。

 中田から藤森に変わったということは思考回路は中田準拠なので藤森の立場で突っ込んだことが言いにくかったり、そもそも炎上火消しに奔走し延焼という内容ゆえ明け透けに茶化し込めなかったり、てんちむが”よくよく注意しないといけない”と言ったところで完結してしまったので以降の取っ掛かりがなかったり、そもそも芸人芸能人と同じ感覚で(天てれに出てたとはいえ)話しづらいエンジンのかかりぐあいの温度差とか、顔見知り程度で共演歴もまばらなので距離感を計り難いとか、色々理由は思いつく。

 てんちむは現在進行形で信用を取り戻す最中で、Youtubeで配信した内容を言葉尻を捕らえてネットニュースに流されるリスクの高い立場である以上、今後こうして活動をしていきたいとか現在こういう企画をやろうと思ってますという話は出しづらいのかもしれないが、それでも展望やプランを本人の口から聞きたいところでもあったし、その上で司会の2人が話を膨らませる余地があったようにも感じた。

 そこが今後の懸念で、これから先もゲストの来歴の掘り起こしと当人の意見の取り上げで話が膨らむ余地が乏しかったら、きつめに撫でるだけで終わるような微妙なフラストレーションが残ったままで番組がぬるくなっていきそうに思えた。だからこそ、今後もYoutuberのみならず業界人も呼びたいということなら当人にもモチベーションと展望をしっかり語ってもらう必要があるし、司会の2人も距離感を詰めて踏み込んだ心中を引き出すよう話題展開することを増やしてほしいように感じた。

 

 長々愚痴ったが結論を言うと、ゲストだからといって受け身にならず動機と展望をしゃべってほしい(そのへんを芸人2人にいじられれば彼らがおいしくしてくれるでしょう)、司会2人は来歴も大事だが”これから”のことを聞き出しつつ、ゲストにいじられて欲しい(主張しやすい雰囲気をつくるために)。あまり来歴のプレゼン部分が多すぎると尋問感が出てきてしまうので。

 個人的には非常に応援しているので、このまま先細って終わってほしくない、関わった人みんなが”Winner”になれるように番組を作っていってほしい。