人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

楽しかったやる夫スレを思い出す 7 やる夫イフェが聖戦を戦い抜くようです

2019-11-26 00:55:16 | やる夫スレ

ファイヤーエムブレム 聖戦の系譜」を題材にしたAA創作。聖戦の系譜は第1章のシグルドを主人公として話が進んでいくが非業の死を遂げてしまう。第2章で逆賊とされてしまったシグルドたちシアルフィ騎士の残党が叛逆し、世界を裏で壟断しようとする闇の勢力と戦っていく。…というのが本筋なので、第1章と第2章の間で親子として出てくるキャラクターとそのまま続投するキャラクターに分かれる。この親子、つまりカップリングによる子世代のステータスの厳選がこのゲームの醍醐味の一つとなり、純粋に強さを求めたり役割論理を追求したりネタに走ったりしくじったりできるのが、1997年というレトロゲームにして現在でも新鮮みを持って遊べる要素でもある。

 このスレにおいては主人公は第1章で別の場所にいた為にシグルド達の粛正から逃れたやる夫(オイフェ)。第1章→第2章でキャラクターデザインが変わり、フィン(谷口→クーフーリン)など第1章の俤を残しつつ成熟したような物やシャナン(藍川ヒロム(P2!)→ロイ・マスタング)など大幅に雰囲気が変わったキャラがいる一方、やる夫はやる夫のままだったりする。

 このスレはやる夫作品にしては珍しく、原作準拠の名前が使われる。普通だったらフローラの役割の翠星石は翠星石と言われて原作キャラの名前が出ることはないが、このスレでは、例えばアルヴィス(夜神月)だがアルヴィスと言われ続けるし、アゼル(碇シンジ)の子のデルムッド(渚カヲル)など親子世代含めて元ネタの名前が表に出ることはやる夫以外一切無い。

 そうして原作ゲームのキャラクタースキル(大盾とか祈りとか怒りとか)を上手くヴィジュアル化して表現し、宿敵であるロプトウスたち闇の勢力との戦いを迫力ある物にしている。またこのゲームだと武器種類によって三すくみのような強弱関係があるのだが、強いはずの斧属性が全然強さがないなど割を食っていて、そのせいで斧使いのキャラクター自体が設定に対して侮られているが、これもヴィジュアル化された戦闘によって、例えばゲームにはない地面を崩すことによって足場を壊し斧で叩き潰すなどの演出によって、原作では残念とも言える斧使いの強化や、消化試合と言われる十二神将との戦いも緊迫感のあるものとなっている。

 そうしたバトル演出の妙と配役の面白さ、そして原作にある因縁との戦いと決着によって得られるカタルシスは何物にも代えられない。



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