60代の男のつぶやき

60代の男の行きつ戻りつ日記。バツイチオヤジの日常を過ごしていますが、なんて事のない日常を丁寧に楽しみながらの日記です。

半ズボンの想い出

2011年07月27日 | 日記
小学生のころ家の赤い塗りのタンスには、紺色のサージで出来た
半ズボンが沢山入っていた。
私の通学用のズボンでした。
今考えても仕立ての良い上品な半ズボンで、学習院の制服のよう
と表現すればイメージがわくと思います。

多分、当時ご近所に住んでいた「僕ちゃん」と読んでいた姉と同い年の
お兄ちゃんのお下がりだったようです。
「僕ちゃん」はザベリオ学園と言うカトリックの私立の付属小学校に通って
いたようで、制服のお下がりが来ていたんだと思います。

今履くなら、ゆったりめの少し長めの半ズボンが上品に見えるのですが
当時の私は短めでパツンパツンに履きたかったので、お気に入りは2着位で
ほかはブカブカ・・でした。
正当な履き方なら丁度よいサイズが沢山あったのにね。
つつましいサラリーマン家庭にはそぐわないほど引き出しに入っていました。

日頃学校から帰ると普段着に履き替えるように言われていました。
母が時々お世話に通っていた老人3人のご家庭がありました。
そこのご主人がお亡くなりになり、お葬式の日に普段着に着替えてお葬式に行き
母から何故着替えたのか、こっ酷く叱られた覚えがあります。
自分でも着替えるか着替えないか悩んだのですが、いつも着替えろと
言われていた事を思い出し、着替えて行って叱られた訳です。
母はなんども着替えて来たことを叱り、葬式はハレの日で、
服装はキチンとしなければならないとその時覚えた訳です。

亡くなられたその方もあと数年で50回忌となり、「僕ちゃん」も
還暦になるそうです。
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