60代の男のつぶやき

60代の男の行きつ戻りつ日記。バツイチオヤジの日常を過ごしていますが、なんて事のない日常を丁寧に楽しみながらの日記です。

トキヲさんの綿入れ半纏

2014年12月09日 | 日記

私の父方の祖母は「トキヲ」さんと言いました

明治42年生まれで平成2年に81歳で亡くなっています。

その祖母が私が二十歳の頃に綿入れ半纏を縫ってくれました。

いまから38年前になりますね。

亡き我が母が、反物2反を祖母に持ち込んで

4着の綿入れ半纏を依頼したようです。

同じ柄が2着づつ仕上がって合計4着

一つの柄は「父」と「義兄」に

別の柄は「私」と「弟」にと渡りました

これが父と義兄の柄

別柄の私の半纏は、とても大切に着ていたのですが、

すこし事情があり今は手元にありません。

どうも父はあまり手を通さなかったようで、

実家の押入れに健在でした。

半纏に生地に痛みが無く、

ほんの少し解れがあるものの

黒繻子の半襟が経年劣化で取れていましたが

上々の半纏です。

軽く洗濯して日光浴中

袖が短めで少しすぼまった袖口で

とても着やすい仕立てです。

良くみたら、前身ごろと掛け衿の柄合わせがしてあって

黒の衿に隠れてしまうところまで拘って仕立てたようで

祖母の技術に感心です。

さて、乾いたら綻びを直して、

黒の衿を付ける事にします。

勿論自分でしますよ!

 


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