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無線脳の視点

無線関係のモノ・ヒトに毒された日常を地味に書いてみる。

アルインコのジャンク無線機3

2010年05月23日 | 日記
まったくもう、手こずらせやがって。

結局、 ALINCO 純正のPC接続ケーブル ERW-4 と同等の回路を自作した。
( ERW-4C =無線機側の端子が3.5φ、 ERW-4D は2.5φだ)



必要な部品たち
 2CS1815×2 2SA1015×1 1S1588×2
 4.7k×2 47k×1 100k×2
 2.5φステレオプラグ
 D-SUB9ピンコネクタメス
 適当な基板 適当な線材

部品箱を漁るとパーツが全部揃うって、普段どんだけ集めてるんだか(汗)
で、回路をチャッチャと組み上げ、ろくに回路の点検もせずにPCに無線機を接続、書き込み操作をやってみると、



・・・・・が左から右に増えていき、「 Data being transmitted 」の表示の後、

「 Data output complete. Channel data has now been transfered. Please turn off the radio. 」

というメッセージが表示され、いやにあっけなく無線機にデータの入力が完了。
それと同時にけたたましく「ぶぅーーー」と鳴っていた忌まわしいエラー音が消えた。



無線機テスタにかけて軽く試験した感じでは、
・感度は145MHzから153MHzまでで概ね-7dBu。(消防波受信に最適)
・送信出力最大5W、LOW設定で1W可。(送信なんかめったにしねぇーー)
・CTCSS/DCS設定可。(使うのか?)
・無調整ではデビエーション低すぎ最大2.2KHz程度。
 (基板にDEVと書いてある半固定抵抗で調整できそう)
・スキャンは決して速くない。(どーせ在庫になるだけでろくに使わないし)
・変調が深い信号が入るとスケルチ閉じるっぽい
・ボリューム最小に下げててもビープ音だけはうるさい

まともに買ったら高価な業務用無線だけど、あの値段でこの質感の機器はお買い得か。
あまり集積度は高くないから、本体の回路を見ながらブロックダイヤグラムは起こせそう。次はアマチュア機の自作機申請だな。

では職場用・クルマ用に増設するか?・・・と思ったものの、充電器を入手せねば。(あるんか?)

ちなみに、手元に届いて電源を入れたとき、何で「ぶぅーーー」と言っていたかというと、BEEP音を出す設定で「ブランク(割り当ててない)チャンネルにチャンネルセレクターが設定されると鳴らす」の設定になっていたためである。つまり「一つもチャンネルデータが書き込まれていない」状態だったからだ。