こないだ(2023年12月7日)、金沢に行ったのである。兼六園・金沢城址公園を見て、その近くにある石川県博物館を訪問しました。金沢周遊バスを使ったので、21世紀美術館前でバスを降り、坂を上がると15分程度で到着しました。
なかなか渋い赤レンガの建物です。
この赤レンガ建物は、明治末から大正にかけて建造された旧陸軍兵器支廠兵器庫だったものが、装い新たに生まれ変わったものです。北陸地方では1898年に陸軍第9師団が設置され、司令部は金沢城址に置かれました。と書いてあります。(一部抜粋)
ストロボを焚かなければ、写真撮影は可です。(一部不可のものもある)
歴史博物館なので、古代から順に見ていきます。
江戸時代は、加賀百万石といわれるだけあって、大名行列も最盛期には4千人にもなり、莫大な費用がかかりました。
本多図書家の家老を務めた高橋家(100石)に伝来した刀で、美濃から加賀に移った初代兼若の作とあります。良く、切れそうですね。
昔の映画ポスターや電蓄があります。
鉱石ラジオです。今でいうゲルマニウムダイオードを使った、同調回路⇒検波回路⇒レシーバーを鳴らす方式なので、選択度も悪く小さな音しか聞こえなかったと思われます。
現在の北陸地方の祭り関係です。
金沢の獅子舞です。
北陸も、地方地方で独特の祭りがあります。各地の祭りを映像に納めたものが巨大スクリーンで見られますが、撮影は禁止となっています。迫力ある音声と共に上映されるので、見がいがあります。
中庭に、なにやら石管のようなもの展示されています。閉館時間が近づいているので、日も落ちてきました。
これは辰巳用水噴水モニュメントで、動いていれば放水の様子が見られるとのことです。辰巳用水とは、江戸時代に3代目藩主、前田利常の命により金沢城へ水を届けるために作られました。取水口が金沢城から見て辰巳(東南)方向に延びているので、こう呼ばれました。犀川上流の取水口が金沢城より標高が高かったため、逆サイホンの原理により金沢城まで水が届けられたそうです。地形の高低差を利用した、見事な水路となっていました。モニュメントは、その導水管(石管)の一部です。
あっという間に、閉館時間になりました。そろそろ宿に向かいましょう。
石川県立歴史博物館 一般大人300円
石川県金沢市出羽町3-1 Pあり
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