前佐賀県議会議員 井上ゆうすけのブログ

こんにちわ!日本共産党の前佐賀県議会議員の井上ゆうすけです。 日常の活動などをみなさんにお知らせしていきます。

カネより命!大飯原発止し止め判決学習会

2014-09-06 08:29:07 | 日記
昨日は、日本共産党唐津市議団の主催で関西電力3、4号機の運転止し止めを命じた「福井地方裁判所の判決学習会」を唐津市民会館で行いました。
弁士は、原発なくそう!九州玄海訴訟弁護団の稲村蓉子弁護士。



若い女性弁護士で裁判という難しそうな内容をパワーポイントを使いわかりやすくお話しして頂きました。

この裁判は

住民の「人格権」 vs 関西電力の「経済活動の自由」

を焦点に争われた裁判になります。

結果はご存知のように「被告(関西電力)は、250km圏内の各原告に対する関係で、大飯原発3号機、4号機の原子炉を運転してはならない」という画期的な判決がくだされました。

理由としては、
①「人格権」は憲法上の権利であり、生命を基礎とするものでこれを超える価値は見いだすことはできない。
②人格権の根幹部分に対する具体的侵害の恐れがあるときは、侵害行為の差し止めを求めることができる。
③多数人の人格権を同時に侵害するとき、差し止めの要請は強く働く。
ということです。

また、判決のもたらす影響と原発の持つ共通の問題点を指摘していることから全国の原発関連の訴訟にも適用されることやこれまでの裁判所の論理や考え方を乗り越えた判決であり他の裁判の参考ともなることなど挙げられました。

参加者からは「安倍首相も勉強してほしい」、「特定秘密保護法の関連で原発の情報も隠されてしまうのではないか」などの意見が出されました。



原発なくそう!九州玄海訴訟は「真実を呼ぶ」1万人の原告団(現在8433名)を目指して原告を募集しています。そして、次回行われる第11次提訴の行われる9月10日(水)までに8500名の原告団を目標としています。原告参加費は5000円です。
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