ジャズ・ドラマーのジミー・コブさんが
5月24日 肺がんのため 91歳 で
ニューヨーク・マンハッタンの自宅で死去された。
51年 アール・ボスティック楽団の楽旅に参加
51年~55年 ダイナ・ワシントンの伴奏コンポとして演奏
57年~58年 キャノンボール・アダレイのグループに参加
58年~63年 キャノンボールと共にマイルス・デイビスの下で活躍
【Swing journal 新・世界ジャズ人名辞典】参照
【この画像はジミー・コブさんが参加しているアルバムです】
『MILES DAVIS / Kind of Blue』で
マイルスがモード・ジャズの傑作を完成させた。
メンバーが凄い
マイルス・デイヴィス(tp)
キャノンボール・アダレイ(as)
ジョン・コルトレーン(ts)
ビル・エバンス(p)
ウイントン・ケリー(p)
ポール・チェンバース(b)
ジミー・コブ(ds)
ファンキーなボビー・ティモンズさんとのトリオで一曲
♪ 【Joy Ride / Bobby Timmons】
https://www.youtube.com/watch?v=MLus8hqYuc4
ボビー・ティモンズ(p)
サム・ジョーンズ(b)
ジミー・コブ(ds)
「ジョイ・ライド」の曲を聴きながら
ジミー・コブさんを偲びます。
このアルバムでは伸び伸びドラミングしているなぁ~
コロナの終息を願う
《銭函方面から 残雪が印象的な余市岳(?)》
コンテンポラリー・ジャズ(現代的なジャズ)
♪ 【Kenny G / Breathless】
https://www.youtube.com/watch?v=BUzh-bq_E9w
山の本を眺めていたら
タイトルに『xxxの山』が目に入った。
そこで本のタイトルにあやかって
過去に登った山々を挙げてみました。
1.『若き日の山』 (串田孫一著)
北アルプス・立山連山(3015m)1970/?
入社して間もない頃、北アルプスの縦走計画に参加(会社は富山市)
霧の中から突然、剣岳が現れた。(左側)
若き日の北アルプスでした。
2.『もう登らない山』 (串田孫一著)
恵庭岳(1319.6m)1972/6
山頂付近はガスに覆われ硫黄の臭いが鼻を衝く
鎖場があり必死に登った。
オコタンペ湖、支笏湖を背に
急登・足場が最悪
歳も歳なので もう登れない恵庭岳になりました。
3.『たった一人の山』 (浦松佐美太郎著)
大雪山・黒岳(1984.3m) お鉢平一周 2013/9
2013年9月 大雪山・黒岳を4名でスタート
北海岳⇒松田岳⇒間宮岳⇒中岳分岐⇒中岳⇒北鎮分岐⇒雲ノ平⇒黒岳
所要時間 6時間半かかりました。
最高の天候に恵まれ、山仲間にも恵まれましたが
何故か たった一人の山に思えたことでした。
4.『可愛い山』 (石川欣一著)
朝日岳・夕日岳(598.1m/594m)2014/6
定山渓に鎮座する低山2座
朝日岳 1時間で登頂
夕日岳 こちらも1時間程
前方に余市岳、定山渓天狗岳、小天狗岳
朝日岳、夕日岳はとても可愛い2座でした。
5.『遠い山近い山』 (望月達夫著)
アポイ岳(810.2m)2015/5
日高・様似町のアポイ岳は札幌からは遠い山でした
が、高山植物に囲まれた花園の楽園でした。
吉田岳から見た日高連山は忘れもしません
アポイ岳からは思ったより近い山でした。
6.『北の山』 (伊藤秀五郎著)
ニセイカウシュッペ山(1879.1m)2016/7
憧れの山へ、表大雪の山々が見渡せ
お花の種類が多くて足が進まず。
自分の登った山々の中では、一番北の山でした。
体力が落ちていますので
無理のない山歩きを
道端の野の花を撮り続けます!
コロナの影響でステイホーム
山にも川にも行けない
それならば、釣りの本でも読んで
釣り気分を満喫しよう と。
以前、購入していた古本・釣魚名著シリーズ/二見書房を
引っ張り出して目次に目を通す
福田蘭堂 著 『わが釣魚伝』
福田蘭堂さんの名前は、私が小学生の時
NHKラジオで「新諸国物語・笛吹童子」のテーマ曲・尺八が流れ
ドラマを耳をそばだてて聞いていた。
福田蘭堂さんと云えば、尺八奏者だと思っていたが
実は釣り奇知で名が通っていたようです。
上記の本の中で「釣友録」の頁に
1. 西園寺公一
2. 開高 健
3. 本郷 新
の名が載っていた。
1. 西園寺公一 著 『釣り六十年』
西園寺公望さんの孫に当たり、政治家
この本の中で、「北海道釣り行脚/別海原野の巨大イトウ」の記載
47分間の苦闘、死闘の記述が詳細に載っていて
釣りガイドの方が
”「鮭じゃありませんよ、イトウですよ」という。
測ってみると、全長三尺八寸五分、重量は四貫五十六匁あった。”
2. 開高健 著 『私の釣魚大全』
私の好きな作家・釣師の一人です。
この本の中で「根釧原野で《幻の魚》を二匹釣ること」の記載
佐々木画伯さんのガイドにより
”危機一髪であった。もう少しで噛み切られるところであった。
しかし戦いは終わった!・・・
私はふるえる手と膝で舳先に這いより、佐々木画伯の荒あらしい、
濡れた、厚い、あたたかい手を握る。”
「開高さんは二尺ものを二尾つりあげたと自慢する。」
【福田蘭堂 わが釣魚伝/開高健】
3. 本郷新 札幌生まれの彫刻家
福田蘭堂 著 『わが釣魚伝/本郷新』の中で
”「ところで、支笏湖で釣れなかったらどうするんだい。」(福田氏)
「道東の中標津へ行こうじゃないか」(本郷氏)
「標津川で、幻の魚といわれているイトウ釣るのか」(福田氏)
「イトウはなかなか釣れないから、山や原っぱを釣って帰ってくる」(本郷氏)
4. 佐々木栄松 著 『湿原のカムイ/幻のイトウを追って』
釣り名人たちの憧れであった佐々木栄松さん
福田蘭堂さん、緒方昇さん、檀一雄さん、
西園寺公一さん、開高健さん
の方々が湿原のイトウを追って、
佐々木栄松を頼って道東の川を、釣り歩いていたようです。
元々、佐々木栄松は色彩豊かな幻想的な油絵を描く画家でした。
『イトウ』佐々木栄松画伯作
佐々木栄松さんの作品が
『釧路湿原美術館』
に所蔵されているそうです。
いつかは見学をしてみようと思っています。
TVでサントリー天然水のCMが気になった。
宇多田ヒカルさんの文語調の朗読が流れる
【汝;なんじ/ 逍遥;しょうよう(散歩)/ 山谷;さんこく】
調べてみたら
国木田独歩の『小春』の一節であった。
一節目の後に
”自分は夜となく朝となく山となく野となく
ほとんど一年の歳月を逍遥にくらした。”
二節目の後に
”自分はわが情とわが身とを投げ出して
自然の懐に任した。”
と続きます。
明治28年 国木田独歩は理想郷を求めて北海道に来ている
室蘭に上陸し、札幌、空知太、砂川、歌志内、赤平と歩き、
わずか11日間で去っていった。
【「文学の旅」北海道/千趣会より】
その時の模様は、紀行文『空知川の岸辺』に載っているそうです。
文語調の朗読が心に響きました。