色は匂へど 散りぬるを

浅き夢見じ 酔ひもせず

☆ 「山を描いた」人たち 1/2

2020-04-27 | 書籍

「山を描いた」人たちを
私の愛蔵書(?)から選んでみた。




今回は3名を選択

畦地梅太郎(あぜち)さん、坂本直行さん、加藤泰三さん





1.畦地梅太郎さん 『山の目玉』

「山の版画家」
どこかで見たのか思い出せない・・・
しかし、ギョロ眼で口の周りに濃い髭が印象的
その分、親しみのある柔らかい画風





版画 『石鎚山』 1985年 (好きな版画)

”石鎚山を描くには、
相対峙する瓶ガ森(かめがもり)がよかろうと
登ったことがある。”
【「山の目玉」/ 瓶ガ森山】


35歳ごろから 山岳景観が主題
50歳を過ぎたころから、魅力あるキャラクター「山男」が登場





2.坂本直行さん 『原野から見た山』、『雪原の足あと』
     『わたしの草と木の絵本』、『山・原野・牧場』

2016年11月に「直行さんのスケッチブック展」が
北大・総合博物館で開催され見てきたことを思い出す。

「山岳画家」
スケッチブック 136冊
スケッチ数2、500冊
が展示されていました。

日本で最も日高山脈を描いた画家はいない、と紹介されていました。



【「雪原の足あと」/ 五月の十勝連峰(西ヌプカウシヌプリより)】

冒険家・写真家の星野道夫さんは
『旅する木』/「坂本直行さんのこと」の中で

”私たちが出会ったのは、三年前の札幌の雪祭りの時で、
その仲介者は、生前会ったこともない山岳画家・坂本直行氏である。”
・・・
”ぼくの好きな『雪原の足あと』の中で、最も強く心に残ったのは、
広尾又吉というアイヌの老人の話だった。”

のことを書いていて、
星野道夫さんのアラスカの旅の原点になったのではないかと
思うほどの文筆です。





3.加藤泰三さん 『霧の山稜』


彫刻家・詩人・画家
太平洋戦争で戦死

「山岳書の古典となった画文集の傑作」と言われてます。




【「霧の山稜/ 霧の山稜】


霧の山稜

偃松の香に噎びつつ

霧疾き山を描きて

午たけにけり

【注】;ふせる/ ;むせぶ/ ;やむ/ 午;うま


「帰路」で友人と下山のスキー滑降 画文
先行の友人が滑り降りる 2頁
次頁に本人が斜滑降で転倒し、頭が下に 2頁

とてもユーモラスな画文
なんか人間味が表現されていて
いいなぁ~














☆ コロナウイルス

2020-04-17 | その他

近くの防風林を歩く



春を知らせる
水芭蕉が咲いていた。





2月29日
お笑いタレント 志村けんさんが(70歳)が
新型コロナウイルスによる肺炎で死去された。


連日、TVで志村けんさんの追悼特番が組まれ
懐かしい志村さんの映像が流れると同時に
お笑いと悲しみが涙を誘いました。

その番組の中で、青森の中学生と
津軽三味線を楽しそうに弾いていた
志村さんの姿が脳裏に焼き付いています。


津軽三味線の名人
高橋竹山のレコードがありましたので
志村さんを偲び載せました。

(高橋竹山さんの自伝も添えました)


♪ 【三味線じょんから新節/初代高橋 竹山】
https://www.youtube.com/watch?v=_GqdCPvkMIs


”津軽三味線は血の煮えたぎる熱い音色である。
腸にしみ入るはげしいリズムである。
魂に喰い入り、
それをかきむしるするどい撥さばきである。”

【津軽三味線の極美  斉藤真一著】




3つの「密」の重なりを避けましょう!
・密閉空間
・密集場所
・密接場面

マスクを忘れずに!