・Y染色体・ミトコンドリアDNAハプログループは非出アフリカ+出アフリカ後3ルートの4グループに区分され、各々が「人種」を形成する。
・Y染色体・ミトコンドリアDNAハプログループにより人種が判別できる。
・人種間の系統樹は混血を前提に描く必要がある。(そうでなければ誤った結論に至ってしまう。)
・Y染色体ハプログループと言語はある程度の相関性があり、語族を担うY染色体ハプルグループが存在する。ただし語族より上では相関性を必ずしも見出せない。
・語族より上位の系統樹を構築することは原理的に不可能である。
・環境変動は民族移動を考える上で重要なFactorである。
以上、世界的の視点から見てきた。次章ではいよいよ日本人の起源を解明しようと思う。
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