日本人の起源

遺伝子・言語・考古・歴史・民族学などの既存研究成果を統合し、学際的に日本人と日本語の成り立ちを解き明かす

10.まとめ(世界的視点)

2015年02月01日 | 本論1-世界的視点

・Y染色体・ミトコンドリアDNAハプログループは非出アフリカ+出アフリカ後3ルートの4グループに区分され、各々が「人種」を形成する。

Y染色体・ミトコンドリアDNAハプログループにより人種が判別できる

・人種間の系統樹は混血を前提に描く必要がある。(そうでなければ誤った結論に至ってしまう。)

Y染色体ハプログループ言語はある程度の相関性があり、語族を担うY染色体ハプルグループが存在する。ただし語族より上では相関性を必ずしも見出せない。

・語族より上位の系統樹を構築することは原理的に不可能である。

・環境変動は民族移動を考える上で重要なFactorである。


以上、世界的の視点から見てきた。次章ではいよいよ日本人の起源を解明しようと思う。

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