雑記帳・日記といふもの

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
徒然なるままに日暮しな日記。

決闘!

2005-03-03 01:59:33 | 生活
今日、何気なくテレビを見ていたのです
まだ足も痛みますし、外出できないのでほぼ一日中、テレビを見ていました。
そして、とあるニュースを見たのです。
『中学生、決闘法違反で捕まる!』

け、決闘法??!

私は法律には詳しくないので、こんな法律初めて聞きました。
メジャーな法律ではない…ですよね? 多分。

なんでも、対立関係にあった二校の中学の生徒ら数人が、ささいなことから揉めたらしいのです。
それで、場所と時間と人数を決めて、一人ずつタイマンでケンカしたらしいです
少年マンガの世界ですよ。。。
リアルにこんなことが行われているとは!
古典的すぎて新鮮でした
ちなみに東京都での事件です。

そして、彼らを取り締まったのが決闘法です。
決闘法は、江戸時代に仇討ちを禁止し取り締まるため生まれ、明治時代に法律として制定されたとか。
内容としては、決闘申し込みの禁止・決闘を受けてたつことの禁止だそうです。
もしこれに違反すると、民法より重い刑法によって罰せられるとのこと。
さらに、決闘を申し込んだが拒絶された場合に相手を「腰抜け」などと言ってまわったら、名誉毀損罪だそうです。

決闘が行われていることも驚きましたが、決闘を専門に取り締まる法律があるのには、さらに驚きでした。

ちなみにこの決闘で、一人が顔の骨を折る重傷だそうです。
ただの傷害罪でなく、決闘罪なのでどんな処分になるのでしょう??
まあまだ中学生ですから、そんなに重い罪には問われないことでしょう。

それにしても、今時「男のケンカはタイマン上等」な精神を持った中学生がいたのですねぇ。
個人的に、集団で一人をリンチする事件に比べたら、なんだか潔い印象でした。
「キレやすい」などと言われている今の中学生が、一対一のケンカを周りで手を出すことなく見守っていたのだから、もしかしたら義理堅い子たちなのでは
顔面骨折以外に重傷者がいない点を見ても、おそらく凶器は禁止だったのでしょうし。

もちろん暴力はよくないのですが

それでも。
もし、彼らが「傷害罪に加えて決闘罪」で厳しい処罰をされるのだとしたら。
そしてもし、最近増加傾向の、凶器を手に集団で一人をリンチする事件の方が「ただの傷害罪」で罪が軽いのだとしたら。
それは納得いかないです
個人的な意見ですけれども。
数人で一人を重傷、重態、最悪死に至らしめることがあっても、なぜか日本の法律だと「罪を人数分で分け合って軽くしている」気がするのです
主犯でなければ、加担しただけならば、同じだけ人を傷つけても背負うべき罪の重さに差が出るものでしょうか。

決闘法は古い法律です。
この法律が有用だった時は、確かにあったのでしょう。
でも現在ではほとんど決闘する人間はいないはずです。
私がこの決闘法を知らなかったのは、決闘そのものが廃れてきている証拠だと思います。
だからといって、この法律をなくすべきだとは言いません。
でも現代は、決闘より重い罪にすべき事件があるはずです。

法律に詳しくない人間の戯言でした。