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新聞記載情報

12月2日朝日新聞の夕刊にロパートキナのインタビューが記載されました。
見逃してしまった方はこちらからご覧下さい。

マリインスキー・バレエ2006 オリジナルグッズ

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会場で買い損ねた方もまだ見ていない方もぜひご覧ください。

12月4日 オールスターガラ「エチュード」は必見!

高嶋ちぐささんのファインダー・レポート第2弾は「エチュード」 



 “オールスター・ガラ“の演目にある「エチュード」は、クラシックバレエのレッスン光景を描いた作品。「白鳥の湖」などの踊りの素となる体の動きを一つずつ見せて行きます。

舞台に背景はなく、ダンサーは装飾のないシンプルな白と黒のチュチュ。日舞の素踊りに近いもので、動きにごまかしは通用しません。 マリインスキー・バレエの付属校と言えるワガノワバレエ学校で、基礎から一つ一つ段階を経て積みあげる正しい教育を受けて育ったダンサーたちの、鍛え上げられた美しい肉体は注目に値します。ロシア中から選ばれた美しい体型に加え、全員の脚の筋肉が高い位置に引き上げられ、ピンと張りつめた腱を持つことに、このバレエ団のレッスンの正確さと緊張感、各々のダンサーとしての自覚が感じられます。  前半はゆったりとしたテンポのプリエ(膝の屈伸)から始まり、バールと呼ばれる横棒を利用した片足ずつのエクササイズ、徐々にスピードアップして後半は舞台中央で様々な種類の回転やジャンプが展開されます。  彼らの動きは、そのまま教則本になるほど正確なポジションの中で行われていて、ほんの少しでもポジションを外れると観客に分からぬようにさっと矯正します。 それは教師に言われるからではなく、自分自身がポジションを外すことを許せないのです。これがバレエダンサーのプライドで、日々のレッスンの緊張感が客席にも伝わってきます。 音楽性や表現力には個々のダンサーの能力に負うところが多いものの、レッスンのクオリティはそのままバレエ団のクオリティに繋がります。マリインスキー・バレエとパリ・オペラ座が世界最高峰と言われる大きな要因も、レッスンの確かさにあります。 マリインスキー・バレエの「エチュード」は、バレエを学ぶ人、教える人の全てに観て欲しい作品です。 (Photo&TEXT by 高嶋ちぐさ フォトジャーナリスト) *Infomation エチュードの上演予定時刻は第3部の20:50です。

クラシック・バレエの気品 ウリヤーナ・ロパートキナ

フォトジャーナリスト 高嶋ちぐささんのフォト・ファインダーからのレポートをご紹介します。

「クラシックバレエの気品―ウリアナ・ロパートキナ」
チュチュと呼ばれるスカートがまくれ上がるほどに高く上げる脚、自分の身長を上回る
高さの跳躍やウルトラ回転で新体操なみの妙技を見せるバレリーナが全盛の昨今ですが、そんな中でクラシックバレエの伝統を受け継ぐ気品あるダンサーを待ち望んでいたバレエファンも多いことと思います。
その期待に見事に応えてくれるのが、マリインスキー・バレエのプリマとして来日しているウリヤーナ・ロパートキナ。
しなやかでありながらも決してクラシックのフォルムを崩さず、指先一本の動きまでおろそかにしない細やかで気品ある表現―そこには彼女自身の豊かな才能とともに、バレエに対する尊敬心がひしひしと伝わってきます。
彼女はロシア の宮廷バレエとして発祥したマリインスキーの正当な後継者であり、これこそがクラシックバレエの真髄と言えるでしょう。
 デビュー当初は、その繊細さゆえに今ひとつ目立たないところがありましたが、
今回はプリマとしての輝きが加わり、彼女が舞台に登場した瞬間から会場全体が
緊張感に包まれます。
マリインスキーのみならず世 界の至宝と呼ばれるにふさわしい存在となりました。
ロパートキナはバレエファンのみならず、初めてバレエを観る方にも“これが本物のバレリーナ“とお薦めしたいダンサーです。 (TEXT by フォトジャーナリスト高嶋ちぐさ)

『ロパートキナのすべて』公演レポート

気品、優雅、華麗、洗練、成熟・・・どんなに言葉を並べても言い尽くせないウリヤーナ・ロパートキナの完成された舞台。一糸乱れぬ群舞を率い、オーケストラの豊かな音楽の中で舞う彼女は、まさしく「マリインスキー・バレエ(キーロフ・バレエ)の女王」
ロパートキナの舞台を観られることは、本当に一生の宝だと、しみじみ思いました。
舞台を観ながら、涙が流れ、全身が震える・・・そんなステージでした。

昨日のステージこそ、言葉にすることは無粋、というか言葉にはできません。
12月2日朝日新聞の夕刊に、彼女のインタビューを掲載した広告が掲載されますので、そちらも併せてご覧ください。

12/4  キャスト表 『オールスター・ガラ』

2006年12月4日(月) 6:30p.m.~9:40p.m.

≪レベランス≫ [20分]
音楽:ギャヴィン・ブライアーズ/振付:デイヴィッド・ドウソン

ダリア・パヴレンコ  ソフィヤ・グーメロワ
ヤナ・セーリナ  アレクサンドル・セルゲーエフ
ミハイル・ロブーヒン  マキシム・チャシチェゴーロフ

≪ばらの精≫ [10分]
音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー/振付:ミハイル・フォーキン

ダリア・スホルーコワ  イーゴリ・コールプ

≪タリスマン≫ パ・ド・ドゥ [10分]
音楽:リッカルド・ドリゴ/振付:マリウス・プティパ

エカテリーナ・オスモールキナ  ミハイル・ロブーヒン

≪ロミオとジュリエット≫ バルコニーの場  [10分]
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:レオニード・ラヴロフスキー

イリーナ・ゴールプ  ウラジーミル・シクリャローフ

≪グラン・パ・クラシック≫ (オーベールのパ・ド・ドゥ) [8分]
音楽:ダニエル・オーベール/振付:ヴィクトール・グゾフスキー

ヴィクトリア・テリョーシキナ  レオニード・サラファーノフ

≪眠れる森の美女≫ 第1幕のアダージョ  [7分]
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/振付:マリウス・プティパ/改訂振付:コンスタンチン・セルゲーエフ

ディアナ・ヴィシニョーワ

≪パヴロワとチェケッティ≫ [8分]
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/振付:ジョン・ノイマイヤー

ウリヤーナ・ロパートキナ  イーゴリ・コールプ

≪チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ≫ [10分]
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/振付:ジョージ・バランシン

オレシア・ノーヴィコワ  アンドリアン・ファジェーエフ

≪エチュード≫ [45分]
音楽:カール・チェルニー/編曲:クヌドーゲ・リーサゲル/振付:ハラルド・ランダー

アリーナ・ソーモワ  レオニード・サラファーノフ  ウラジーミル・シクリャローフ


指揮:アレクサンドル・ポリャニチコ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団

キャスト変更のお知らせ

昨日の公演でキャスト変更がありましたのでお知らせします。

《ライモンダ》第3幕
グランパ:
オリシア・ノーヴィコワ→オリガ・アクマートワ
ドミートリー・プィハチョーフ→マキシム・チャシチェゴーロフ

11/30 キャスト表 『ロパートキナのすべて』

2006年11月30日(木) 6:30p.m.~9:30p.m.

≪パキータ≫ グラン・パ [40分]
音楽:レオン・ミンクス/振付:マリウス・プティパ

パキータ (ジプシー娘):ウリヤーナ・ロパートキナ
ルシアン (フランス軍士官):ダニーラ・コルスンツェフ
ソリスト:エカテリーナ・オスモールキナ
     :ソフィヤ・グーメロワ
     :スヴェトラーナ・イワノーワ
     :ダリア・パヴレンコ
     :ヴィクトリア・テリョーシキナ



≪ライモンダ≫ 第3幕 [45分]
音楽:アレクサンドル・グラズノーフ/振付:マリウス・プティパ/改訂振付:コンスタンチン・セルゲーエフ

ライモンダ:ウリヤーナ・ロパートキナ
ジャン・ド・ブリエンヌ:エフゲニー・イワンチェンコ
マズルカ:エレーナ・バジェーノワ
      :フョードル・ロプホーフ
ハンガリーの踊り:ポリーナ・ラッサーディナ
           :イスロム・バイムラードフ
ヴァリエーション:イリーナ・ゴールプ
グラン・パ:ヤナ・セーリナ,スヴェトラーナ・イワーノワ
      :エレーナ・ワシューコヴィチ,オレシア・ノーヴィコワ
      :アントン・ピーモノフ,グリゴリー・ポポフ
      :アレクセイ・ネドヴィガ,ウラジーミル・シクリャローフ
      :クセーニャ・オストレイコーフスカヤ,ヴィクトリア・クテーポワ
      :ダリア・スホルーコワ,エカテリーナ・コンダウーロワ
      :アレクサンドル・セルゲーエフ,アレクサンドル・クリーモフ
      :デニス・フィールソフ,ドミートリー・プィハチョーフ



≪ダイヤモンド≫ [35分]
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (交響曲第3番 第2楽章~第5楽章)/振付:ジョージ・バランシン

ウリヤーナ・ロパートキナ  ダニーラ・コルスンツェフ
ダリア・スホルーコワ  ヤナ・セーリナ  
クセーニャ・オストレイコーフスカヤ  エレーナ・アンドローソワ
アレクサンドル・セルゲーエフ  アレクサンドル・クリーモフ
ドミートリー・プィハチョーフ  デニス・フィールソフ


指揮:アレクサンドル・ポリャニチコ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団

東京公演初日

昨日は、まさに「ヴィシニョーワのすべて」・・・。
皆さまも堪能してくださったことと思います。

終演後、バレエ団から祝福を受け、
とても幸せそうにサイン会へ。
お客様が「キレイ・・・」と声をかけてくださるのが判って、
ニコニコと微笑んでいましたね。

その後、大好きなお鮨屋さんへ招かれ、ものすごーい勢いで注文していたそうです。
同行したスタッフは、その勢いと可愛らしさに写真を撮ることをすっかり忘れてしまったそう・・・。ごめんなさい。

そして今日は「ロパートキナのすべて」です。
ぜひ会場でお目にかかりましょう!


♪当日券17:15から発売
・S席、A席、B席: あり
・C席、学生席: 若干あり



昨日会場でお配りしたキャスト表に訂正と追加です。

♪ダンサー名の訂正
クブィシカ(シンデレラの義姉)ヴィクトリア・テリョーシキナ

♪役名の訂正
妖精→ダンス教師 エカテリーナ・オスモールキナ
シンデレラの父→ダンス教師 イスロム・バイムラードフ

♪追加
『シンデレラ』第2幕
<四季の精> 
春 フェードル・ムラーショフ
夏 アントン・ピーモノフ
秋 マキシム・ジュージン
冬 ドミートリー・プィハチョーフ

11/29 キャスト表 『ヴィシニョーワのすべて』

2006年11月29日(水) 6:30p.m.~9:10p.m.

≪シンデレラ≫ 第2幕 より [40分]
音楽:セルゲイ・プロコフィエフフ/振付:アレクセイ・ラトマンスキー

シンデレラ:ディアナ・ヴィシニョーワ
王子:イーゴリ・コールプ
継母:エカテリーナ・コンダウーロワ
フディシカ (シンデレラの義姉):タチヤーナ・バジートワ
クブィシカ (シンデレラの義姉):ヴィクトリア・テリョーシキナ
ダンス教師:エカテリーナ・オスモールキナ
        :イスロム・バイムラードフ


≪バヤデルカ≫ 第2幕 [40分]
音楽:レオン・ミンクス/振付:マリウス・プティパ/改訂振付:ウラジーミル・ポノマリョーフ,ワフタング・チャブキアニ

ニキヤ (寺院の舞姫):ディアナ・ヴィシニョーワ
ソロル (戦士):レオニード・サラファーノフ
ガムザッティ (藩主の娘):ヴィクトリア・テリョーシキナ
ドゥグマンタ (藩主):ピョートル・スタシューナス
大僧正:ウラジーミル・ポノマリョーフ
トロラグワ (戦士):アンドレイ・ヤーコヴレフ
舞姫たち (バヤデルカ):イリーナ・ゴールプ
               :オレシア・ノーヴィコワ
               :ヤナ・セーリナ
               :スヴェトラーナ・イワノーワ
グラン・パ・クラシック:クセーニャ・オストレイコーフスカヤ
             :ダリア・スホルーコワ
             :ヴィクトリア・クテーポワ
             :エカテリーナ・コンダウーロワ
             :セルゲイ・サリーコフ
             :アレクサンドル・クリーモフ
金の仏像:ウラジーミル・シクリャローフ
インドの踊り:ガリーナ・ラフマーノワ
        :イスロム・バイムラードフ
        :グリゴリー・ポポフ
子供たち: 鈴木優、鈴木舞 (牧阿佐美バレヱ団)


≪ルビー≫ [20分]
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー (ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ)/振付:ジョージ・バランシン
ディアナ・ヴィシニョーワ
アンドリアン・ファジェーエフ  ソフィヤ・グーメロワ
アレクセイ・ニェドヴィーガ  アントン・ピーモノフ
マクシム・フレプトーフ  フェドール・ムラショーフ


指揮:アレクサンドル・ポリャニチコ
管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団
ピアノ (ルビー):リュドミラ・スヴェシニコワ
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