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ヴィシニョーワのインタビュー 記載のお知らせ

マリインスキー・バレエに特別協賛してくださっている明治製菓株式会社のHPに
ヴィシニョーワのインタビューが掲載されました。

トップページにから「協賛イベント」をクリック。
マリインスキー・バレエの「紹介ページ」をご覧ください。
http://www.meiji.co.jp/

出演アーティスト写真<1>

今回はアンドリアン・ファジェーエフ
アンドリアン・ファジェーエフ

【新連載】 マリインスキー・バレエ(キーロフ・バレエ)DVDガイド<1>

11月の公演を待ちきれない、公演の前に予習を、という方に
マリインスキー・バレエ(キーロフ・バレエ)のDVDガイドを連載(全3回)でお届けします。

参考DVD
《海賊》全3幕 1989年録画 WPBS-95022

《海賊》は、マリインスキー・バレエを代表する人気作品の一つ。ギリシャのトルコ軍占領地区を舞台に、難破のために上陸した海賊たちが土地の娘たちと出会い、誘拐された彼女たちを取り戻してともに新たな冒険へ旅立つまでを、アドベンチャー風味、ロマンス、異国情緒を取り混ぜて描いた全3幕4場のグランド・バレエだ。
 主役が時間差で出てくることの多い全幕バレエには珍しく、第1幕1場で6人もの個性的な主要キャラクターが出揃う。コンラッド(エフゲニー・ネフ)は海賊とはいえ、信頼できるいい人だが、主役にしてはちょっと地味かも。その手下のビルバント(ゲンナジー・ババーニン)は銃や剣を手にしての踊りに、直情的で荒っぽい性格が読みとれる。アリ(ファルフ・ルジマートフ)は奴隷のはずが、第2幕では羽根飾りのついたヘアバンドや派手なネックレスを身につけ、まるで王子のようにメドーラと踊って拍手を独り占め。ストーリーでは脇役ながら、踊りの見せ場は一番かもしれない。ギリシャ娘のメドーラ(アルティナイ・アスィルムラートワ)は、コンラッドとお似合いの純情な正統派ヒロイン。その友人のギュルナーレ(エレーナ・パンコーワ)は大金持ちのパシャのハーレムに売られてしまうが、贅沢をしてけっこう要領よく暮らしているようだ。そして奴隷市場を仕切るランケデム(コンスタンチン・ザクリンスキー)は、ずるがしこく優秀な商売人で、物語も仕切っている陰の主役だ。彼がメドーラをパシャに売りつけようとして、コンラッドに妨害されるパターンがこの物語の基本。ランケデムの行動に注目しながら見ていると、より舞台が楽しめるはずだ。
 踊りの見所もたくさん。奴隷市場では女たちの中近東風ダンス、ランケデムとギュルナーレのパ・ド・ドゥ、第2幕海賊の洞窟ではビルバントの迫力たっぷりの踊り、ガラ公演などのグラン・パ・ド・ドゥとして有名なメドーラ、コンラッド、アリのパ・ド・トロワ、第3幕ハーレムはオダリスク3人の踊り、そして「生きている花園」と呼ばれる、プティパの振付らしい、メドーラを中心としたバレリーナたちの幻想的で優美な踊り。プロローグとエピローグでは、船も登場して臨場感を盛り上げる。
 音楽も踊りもいろいろな要素が詰め込まれていて、次は何が出てくるのだろうと最後までわくわくさせられる。テーマパークのアトラクションのような、娯楽性満点のスペクタクル・バレエ。それがこの《海賊》だ。(R)

リハーサル風景の秘蔵映像公開!

7月2日マリインスキー劇場にて撮影された「レニングラード交響曲」のステージ・リハーサル風景の映像を公開しました。
下記URLから是非ご覧下さい!

http://www.japanarts.co.jp/html/mariinsky_ballet2006/news.html