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8月17日ヴィシニョーワ&マラーホフの「ジゼル」公演に行ってきました。

ヴィシニョーワとマラーホフが踊る「ジゼル」・・・タイトルを書くだけで震えてきてしまうくらい、素晴らしかったです。感動しました。ヴィシニョーワ=ジゼルの村娘の踊りの愛らしいこと。ベンチに座っていると、マラーホフ=アルブレヒトが隣りにさっと座ってきて、少しづつ身を寄せてくっついてくるところの恥じらい、一緒にいて嬉しくて嬉しくてたまらなくて踊ってしまうところなど、何だか自分自身の淡い青春時代(?)にオーバーラップしてしまいました。そして、気がふれていく狂乱の場面では、その愛らしさが逆に悲痛度を増す、というか、じーっと奥歯をかみしめてしまった私。

ウィリーになったジゼルの懸命な愛、慈愛。最後は女神のようなオーラまで感じさせるヴィシニョーワの名演に、ただただ浸ってしまいました。

ガラの公演は華やかで、宝物箱のようでステキ。
それ以上に、全幕物の公演は、はダンサーの素晴らしさに導かれ、奥深い世界に連れて行ってくれる魔法のじゅうたんのようですね。時も場所もすべてを超えた永遠の場所に連れて行ってくれる
ダンサーやバレエの本領、真髄にふれた1日でした。

その日の夜はもちろん、次の日まで「心はジゼル」でした。

8月8日「世界バレエ・フェスティバル」(Bプログラム)を観ました!

ヴィシニョーワ今日は「世界バレエ・フェスティバル」(Bプログラム)を観に、東京文化会館へ行ってきました。6日の公演(Aプログラム」)では「スゴイ!」「キレイ!」「キャー」と、思いを文字にできず、とにかく「カンゲキ!」という思いが先行していたのですが、今回は少し落ちついて。。。

今回のバレエ・フェス、いつもジャパン・アーツで招聘しているバレエ団からはヴィシニョーワ、フェリ、ドヴォロヴェンコ、カレーニョが出演していたのですが、彼らは当然のように素晴しくて、私が踊っていたわけではないのですが(アタリマエです)、何だかとても誇らしい気持ちになっていました。

カレーニョは奴隷のアリ(「海賊」)でも余裕たっぷり優雅に「ラテンの貴公子」。イリーナ(・ドヴォロヴェンコ)は品良くメドーラを踊って「オトナの魅力」。(Aプロで踊った「黒鳥」がコワいくらいに魅惑的でした!)
フェリとヴィシニョーワは、同じ演目(「沼地のパ・ド・ドゥ」)を、AプロとBプロとで踊っていて、それぞれの違いを味わって、バレエの奥深さを堪能しました。私は、フェリには「マノンの最後まで残る凛とした強さ」を、ヴィシニョーワには「堕ちて、堕ちて、堕ちていく女性のはかなさ」を感じましたが、皆さんはいかがでしたか?

と、自分の感想を今でこそまとめてみたりしていますが。。。
最後のカーテンコールでは、あの錚々たる顔ぶれに、隣の人にオペラグラスを借りて(奪い取って!)「わぁ、チラシで見た顔ばっかり!」「スゴイスゴイスゴーイ」と、興奮状態でした。

ヴィシニョーワ
今日の秘蔵写真
(ステージリハーサル中のヴィシニョーワ)

7月28日ホームページ・リニューアル・オープン!

マリインスキー・バレエのホームページが、改装オープンいたしました。初めて海外バレエ団の公演を観たのが、2003年のマリインスキー・バレエ公演だった、という「バレエ初心者」の私ですが、仕事やプライベートで観たり、聞いたりしたバレエに関する話題を、このブログに書かせていたいていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。

ロパートキナ
今日の秘蔵写真
(ステージリハーサル中のロパートキナ)

今年7月、白夜のサンクトペテルブルグ、マリインスキー劇場に行ってまいりました。その時に取材したことは、これからいろいろな媒体でご紹介いただきますが、舞台裏で見たダンサーたちの様子、マリインスキー劇場でのびっくり体験談なども、このブログでご紹介していきたいと思っています。(秘蔵写真もありますので、お楽しみに!)

そして、最初にも書きましたが、私の海外バレエ初体験は、2003年のマリインスキー・バレエ「白鳥の湖」。ロパートキナが本当に「白鳥」になって踊る姿に、こういう世界があったのか。。。目からも、耳からも、空気からも訴えかけてくる、この世界はなんなんだぁ!!!と鳥肌がたったことを覚えています。
今年の秋、私の「鳥肌感動」をできるだけ多くの皆様に味わっていただきたい、そんな気持ちでこのブログ、つづってまいります!お楽しみいただければ幸いです。

ロパートキナ
ロパートキナ「白鳥の湖」