え〜昨夜、横になろうと日記に書いてから、本当に横になっていた。
スネ夫が帰宅したので、起き上がろうとしたら、凄まじいめまい。
あれれ、ちょっと起きられないかも。
なんか熱中症みたいな感じで、横になってたんだけど・・・
「えっ、いいよ、寝てろよ」
ん、でも、ご飯用意するから。
「俺の分は自分でやるから、いいよ」
ああ、よく聞くフレーズだ、優しいが、俺の分だけ・・・でもスネ夫も相当辛いはず。
「俺も、普通のご飯食べるの無理だ、もう麺だな」
ああ、そう、じゃぁ冷たい方がいいの、そうめん、冷麦、ざるそば、どれ?
「インスタントラーメン」
・・・・暑いのに、それで良いんだ。
「暑いからだ」
なんか、ラ王のCMみたいだな〜〜インスタントが食べたいって、旦那が思ってるけど、言い辛いやつ。
梅干しと、海苔、シナチクと、白ゴマ入り、インスタントラーメン作る、楽で良いわ。
ご飯は、冷凍しとくよ。
自分は、気持ち悪くて、何も食べられそうにない。
頭痛がどんどん酷くなり、そうこうするうちに呼吸が、ハアハア、過呼吸気味。
クラクラして、立てなく成り、焦る。
うぅ、どうしよう、明日仕事行けないかも、明日の段取り言っておかないと、えっと、えっと、どうしようどうしよう。
失神寸前。
はあ、ダメだ、やばい、気が遠くなる。
「あのね、あのね、なんかおかしい、」
キッチンの床に崩れるように、座っているのも精一杯な私を見て、大して表情も変えないスネ夫。
「寝てろよ」
いや、もう、たへなひからぁ、ああ、ダメだ。
「俺も、前に、そうなったことあったよな、苫小牧に行った帰りにな」
へ、はぁ、あったかもへぇ。(こいつ、なんだ、私が異常なの解んないのか、病院連れてけよ)
「寝てろ」
ん、でも、たてなひしいぃ。(だから、なんとかしろよ)
「立ち上がったら危ないから、這え、這って歩け」
へ、這う、はぁ、ハアハア、ハアハア、(もうダメだ、死ぬかも、)
ここまで、食卓の椅子に座ったままスマホを見つつ、私を見ているスネ夫。
やっと側に来て、手を貸して、ベットまで連れて来る。
「あのね、あひた、仕事一人だから行かなひと、でも、無理かほ、困ったな、困ったな、電話しないほ」
「ああ」おもむろに、居間にある私のスマホを寝室まで持ってくるスネ夫。
(このまま寝てて、大丈夫なのか、病院連れてけよ、スネ夫。)
スマホの画面を見ようとしたが、その光を見ただけで、クラクラして電話どころじゃない。
ハアハア、ハアハア、ハアハアハアハア、フウフウヒー、ヒーヒーフー陣痛かよ自分。
はのね、もうだめなんらけろ、頭が、ひたい、頭がひたいよ、頭痛薬ちょうだひ。
「ママ具合が悪いんだって、そっち行くなよ」犬に話しかけるスネ夫。
コップに水と、頭痛薬を持ってくる。
「水もいっぱい飲めよ」
ん、
「俺、風呂入って来るからな」
ん、
だめだ、このままじゃ死ぬかも、スネ夫、今日死んでも驚くなよ、私はまあまあ幸せだったから、さようならスネ夫。
ぐるぐるぐるぐる、まわるま〜わるメリゴーランド、らららららぁ〜らら〜ぶそ〜〜〜〜んぐ。
って、脳内が腐ってしまったのかもなぁ、きもちわる、と、と、トイレ遠い。
トイレで、下から、上から、気持ち悪いけど、リバース出来ず、ヨロヨロ、ヘロヘロ、階段を這って戻る。
横になると、一層目が回る、が、数分、寝落ち。
寒気で目が覚める、大して時間は経ってない。
窓、全部全開で、9時半を過ぎ風が冷たい、凍えそうな季節に君は〜〜〜〜うう、寒いよぉ〜
少し、息が落ち着いて来たので、今だ、会社の上司の携帯に電話する。
寝ながら持つスマホが重くて、手が震える、声も震える、
「夜分すいません、あの、明日と明後日Hさんがお休みで、お休みなんですけろ、私、今、熱中症みたいで、
夕方から急に具合が悪くなっへ、病院にも行ってないんれすけろ、明日の朝、もし無理だったら、明日の仕事の段取りを、
言っておかないと、らめらとおもひまして・・・」
「ああ、そう、大丈夫なの、ん、ん、明日なんとかなるから」
「すいません、もしかしたら行ければいいんですけろ、もし無理な時は、Sさんに朝、説明の電話します」
「ん、こっちから電話させるから」
「ひえ、行けるかもです、行けない時だけ、電話します、ちょっと明日の仕事は特殊なので、いつもと違うとこがあって」
「ん、ん、解った、解った、大丈夫、水分とってね」
「はい、すいません、では明日」
なんかもう、息も絶え絶えで、でも、一応連絡出来たのでホッとする。
少しして、スネ夫が風呂から上がって来た。
なんか、寒い。
肌掛け布団に、ぐるぐるくるまって、横になるも、肩が痛い。
「上むいて寝てたら、めまいするぞ、横向いて丸くなって寝てろ」
ん、
それから、一時間、寝たらしい。
痛み止めが効いた様で、めまいはするけど、頭痛が治ったら少し楽になった。(死なないで良かった)
娘が帰ってくる時間だ、飯を温めなきゃ、
ふらふらと立ち上がって、用意をして、なんとか動ける、少し治まって来た。
「あのね、ママ、ちょっと死にそうだったんだけど、寝るから、食器下げといて・・」
「えっ、ん、」
全く、お前たちは、ママが本気で死にそうだったのに、まるで意に返さないんだなっ。
元気だけが取り柄だったのに。
トイレに降りてくる私を見て、母だけが、心配そうに、大丈夫なの、困ったねぇと背中をさする。
なんか食べたほうがいいんだけどね、果物どう。
うう、やっぱり母親だよなぁ、「いや、寝るよ、食べたら戻しそうだから。」
こうして、ピークは過ぎ、変な夢とか見て、数時間眠れました。
朝、なんとか動けそうだ、支度をするうちに、だんだんシャキッとして来て、やっぱ仕事行かないと。
必要な時に、使えないのは嫌だからな。
朝食をとり、いつもより早めに出る。
コンビニで、滋養強壮ドリンク剤を購入。
昨日買えなかったので、定期券を更新する。
朝は、まだ、涼しい。
全然早く歩けない、ゆっくりと会社に向かい、なんとか到着。
上司に、昨日の電話を謝罪する。
「ああ、大丈夫、良かった良かった、無理しないでね、水分取ってね」
無理しないのは、無理、容赦ない仕事、冷房キンキンに効いてて辛い。
それでも、助っ人さんと、頑張る、本調子じゃないし、予定よりはかどらなかったが、まあまあだ。
明日、取り戻さなければ、って、もう今日だよ。
仕事が私を蘇らせるのだろうか