沢山の映像を見ている今日この頃です。
この性格って、たぶん母親譲り。
以前にも書いたことがあるのですが、母の父は日本画の絵描きであった。
しかしそれでは食べていけないので、映画の看板を描いていた。
その縁なのか、無声映画の頃、(音声の無い映像)弁士もやっていたと言う。
あまりに古い話なので、詳細は解らないが、時折聞くエピソードはなかなか興味深い。
前にも紹介した話だが、母が小学生の頃、運動会の際に使う絵を、父親に頼んで欲しいと言われたそうだ。
しぶしぶ承諾したものの、その絵は、カメさんチームの亀、ウサギさんチームのウサギを描くもので、
まあ、プラカードの様な長い持ち手の付いた板に、絵を貼り付けそれを持って立つと、そこを折り返し地点にして、
子供達が走る、目印の様な物だったらしい。
しかし、父親の描いた画は、小学生向けの可愛い絵ではなく、本格的でリアルなものだったので、
およそ不似合いで、怖かった、とても嫌な気分がしたと言う。
それは、子供向けのイラスト気分で、本職の父親に頼んだことや、逆に喜ばれなかった周りの評価にも傷ついたんだと思う。
普通の家に育った母親、(妻)には理解できないところが多く、気むずかしくて怖かった様だ。
芸術に生きたくても、現実と向き合わなければ生きられなかった、ジレンマだろう。
晩年、脳溢血で半身が麻痺して、筆をとれなくなったが、体のために欠かさず散歩していたので、努力していた様だが、
若い娘だった母は、その姿をあまり人に見られたくなかったと言う。
なので、母も、絵画には興味があり、意外と造詣が深い、母の姉なども札幌には美術館があって羨ましいと言っていた。
しかし私は絵画にはさほど興味がなく、美術館を訪れることは、稀である。
一方母は、若い頃から映画が好きで好きで、いつも叱られていたそうだ。
仕事が終わってからレイトショーに行くと、帰宅が遅く、若い娘が遅くに遊んでと、叱られたのだ。
ドラマや、映画に、未だに飽くなき探究心を持ち続ける母の遺伝子が、私にも受け継がれていると思われる。
絵の方は、私の娘に流れているのかもしれない、まあ、どちらも大した実績を残せるほどではなく、趣味の範囲だ。
ドラマ、映画、音楽、小説、日常的に触れているが、作り手の思いや本質など、ほとんど理解できていないのでは、と私なんかは思う。
私の場合は、理屈ではなく、どう感じたかが全てだから。
なぜ、こんな話をしているかと言うと、先日「象の背中」を見た、塩谷瞬が見たかったからだ。
作品は、とても素晴らしかった、主演の役所広司さんは、さすがだった。
けれど、私の父も肺癌でこの世を去った、なので、その最後の苦しみを見た。
もう、痰が絡んで、痰が絡んで、数分おきに吸引してもらわないと息も出来ない。
私は見るのが辛くて、母に任せっきり、病室を訪ねる勇気がなかった。
会話もできず、見ているしかないからだ。
症状は人それぞれなので、一概には言えないが、映画での役所さんは弱いところも見せるが、最後まで素敵で、
美しい愛人、全てを受け入れる美しい妻、勤めて明るく励ます子供達。
ホスピスでの家族との時間は、確かに死と戦う苦悩が描かれていたが、夢のようで、少しばかり違和感を覚えた。
けれど、汚いところをリアルに見せるのが良いとは限らない、映画としては、素晴らしい作品だったからだ。
もう一つ、塩谷瞬を知る為に、「歌舞伎町はいすくーる」を見た。
主役だからね、押さえておこうと、共演者も悪くないし、監督や脚本家も良い作品に関わっているので。
コミックが原作で、コメディーという事を前提にしても、高評価は難しい。
特撮の経験が活かされたアクションや、イケメン振りも、笑いのセンスも発揮しているが、いかんせん作品自体の魅力が。
熊切あさ美さんと、愛之助さんが出会った作品というところや、千葉真一さんの登場、亡くなってしまった桜塚やっくんがわずかに出演していることなど、
興味深い点もある、大部分をハチャメチャにしたのも、終盤伏線を回収する為の展開、しかしぃ〜〜〜〜〜
後のインタビューでは、彼が真摯に取り組んだのも解る。
無論作り手も、演じる側もみなさん真面目に取り組んでるでしょう、けれど、せっかくの主演なのに、惜しいよね。
気を取り直して、次、見ようかな。
とりあえず、可愛いので、最新の塩谷瞬を載せとこう。
趣味嗜好が違う方、ごめんなさい。
今日はMUSIC FAIRで、イエローモンキー登場です。(本命)
*ミュージックフェアーのホームページで、予告動画見られますよ〜〜〜〜
この前の写真と違い
ほんと可愛い感じですね
髪の毛は 短い方が
似合われてるかも…
え!MUSIC FAIRのホームページで予告が?!
知りませんでした。
観て来ないと。
なおさん ありがとうございます~
でも 肝心の番組は
これから ダンナのお義母さんたちと
夕食会なので
観れません…
気になる~~(笑)
ご苦労様です。
めっちゃめちゃいいからぁ〜〜〜〜〜
後でゆっくりどうぞ。