３Ｄライブアニメ第３弾のこの作品
ビジュアル面だけではなくて、いろんなことがスゴイです！
今作は、アップルシード・サーガとして、
前作「アップルシード」から７年後の世界が描かれています。
平和都市オリュンポスで頻発するテロを巡るストーリー。
「ベクシル」よりもさらにパワーアップしている映像はすごすぎです。特に、薬莢が映し出されるシーンとデュナンの唇がアップになるシーンはあまりのすごさに目を見張るばかり。この作品の映像を観るだけでも一見の価値アリ！ 「アップルシード」を観ていなくてもストーリーは理解できますが、「どっちも観たい！」と思っている人には、先に「アップルシード」を観ることをお勧めします。「エクスマキナ」を観てからそっちを観ると、映像が違いすぎてどうしても違和感をおぼえてしまうので…。特にアテネとニケは違いすぎ。「エクスマキナ」の方が断然イイ。ただ、義経君に関しては私は「アップルシード」の義経君がよかったなぁ。で、なぜか知らないけれど、「エクスマキナ」では、主要キャストの声優さんがデュナン以外変わっていました。似たような声だったので違和感はなかったですが。
映像面以外に何がすごいかというと、まず、あのジョン・ウーがプロデュースを担当しているところ。「これがアニメ？」と思わせるカメラワークや、「みせる」アクションシーンはみごたえ十分。私はゾンビのワンシーンのような場面にグッときました（笑） ジョン・ウーといえば、そう、「ハト」です。「出てくるかなぁ？」と思いながら観ていたら、やっぱり出てきましたねぇ。「オ～、出た出た」と思っていると、その後も何回か出てきて「いやいや、出しすぎやろう。もういいから」と苦笑い状態に。そしたら、後になってそのハトが重要な役割を果たしていたことがわかり、だから何度も出てきたのかぁ、とちょっと安心！？しました（笑）
すごいことその２は、PRADAのデザイナーであるミウッチャ・プラダが参加してるところ。プラダが映画にデザインを提供するのは世界初らしいです。スゴイ！ パーティーシーンでデュナンが着ているドレスがそのうちの１着です。確かにこのドレスのデザインには目を奪われました。もう１着デュナンの服をデザインしているんですがどのシーンか忘れました…。すいません…。
すごいことその３は、音楽面です。この作品の音楽を担当しているのは細野晴巨で、元YMOのメンバーである彼と高橋幸宏と坂本龍一がニューユニットHASYMOとして参加しています。あと、THE MAD CAPSULE MARKETSのヴォーカルKYONOのニュープロジェクトWAGDUG FUTURISTIC UNITYの曲も使われています。「アップルシード」のときは、アクションシーンをＰＶみたいに感じたけれど、今回は音楽が前面に出るわけではなく、ストーリーにマッチした使われ方をしてました。ストーリーはわかりやすかったです。前作と違い１回観ただけで理解できました。見どころ満載のアクション３Ｄライブアニメ、驚愕の映像をぜひぜひ体験して下さい。
監督：荒牧伸志
声：小林愛 山寺宏一 岸祐二 沢城みゆき 五十嵐麗 高島雅羅
