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翠日記

日々のよしなしごとや、ココロのつぶやきを…。

豪商の着物

2006年07月28日 | 美術館・博物館
あ、これ行きたい。

江戸時代の豪商、田中本家の女性たちが着ていた衣装や装身具などを展示するらしい。
そりゃさぞかし豪華であろう。
お屋敷をそのまま博物館にしていて、四季折々の庭園もすばらしいらしいし、遠征(?)する価値はありそうだ。

須坂か~。頑張れば日帰り可能だけど、できれば一泊したいかな。
ううむ、もうちょっと調査して、スケジュール調整しなきゃ~

表参道

2006年05月01日 | 美術館・博物館
表参道に行ってきました。
いくつか目的があったんですが、いちばんのお目当ては、写真展
ドイツの写真家、ヴィム・ヴェンダーズ&ドナータ・ヴェンダーズ夫妻。
ヴィム氏の方は、映画監督としての方が有名なのかな?

ネット友達から教えてもらい、サイトを見てみたらなかなか好きなテイストだったので、うひょうひょと出かけてきました。

大判カメラを使い、カラーで風景を撮影するヴィム氏と、ライカを使ってモノクロームで人物を撮るドナータさん夫妻が、昨秋、京都から尾道までを旅しながら撮影した写真の数々。

外国人の目がとらえた「日本」の人の営みと風景。
日本人だったら、あまりに当たり前すぎて何の感慨も持たずに通り過ぎてしまうであろう…そんな部分に焦点を当てて切り取った写真が印象的でした。

いやー、しかし、休日の表参道、ましてや話題スポットである表参道ヒルズは混んでいますねぇ。
どっからこんなにわいて出て来るんだ、という感じデス
あまりの人ごみに酔ってしまい、写真展だけ拝見したら、早々に引き上げてきてしまいました。

その後、来たついでにハナエ・モリの地下にあるアンティークマーケットに行き、アンティークのトンボ玉を入手

写真手前の黄色に赤と緑の縞模様の玉は、200年ほど前のオランダで作られ、アフリカに輸出されたものだそうです。
奥の緑の玉2つはタイビーズ。年代不詳だけど、これもアンティーク。
もうひとつ、透明にカラフルな柄入りの玉は、現代もののインド製。

pikapikaさんにお願いしてアクセサリーに加工してもらおうっと♪

天寿国繍帳と聖徳太子像

2006年03月21日 | 美術館・博物館
今日はお天気もよくて暖かかったので、ちょっと早めの花見をかねて、東京国立博物館の法隆寺宝物館で特別公開されている『国宝・天寿国繍帳と聖徳太子像』を観に行ってきました。

天寿国繍帳は、奈良・中宮寺の名宝で、聖徳太子の冥福を祈って妃の橘大郎女が作らせたという、現代に残るものとしては最古の刺繍作品。
滅多に拝見できるものではないので、染織好きとしては行かねばなりますまい。
(しかも、平常料金でOKってところが素敵♪)

色はさすがに褪せてしまっていたけど、当時はさぞ鮮やかだっただろうなと想像できる、凝った刺繍でした。
たまに、CGなどの技術を駆使して、絵巻物などの文化財の色彩を復元する試みをやっていますが、これも是非やって欲しいもののひとつです…。

解説を読むと、この繍帳、飛鳥時代に制作された原本(旧繍帳)と、鎌倉時代に模造された模本(新繍帳)の2種類があって、損傷が酷くなったために、江戸時代に双方から「いいとこ取り」で貼り混ぜたという、ややこしい経緯をたどっているそうです

つまり、7世紀と13世紀の刺繍が1つの作品の中に共存しているわけで、なかなか興味深い資料です。
繍帳は、地絹部分はかなり劣化が進んでいて、刺繍もしっかり残っている部分とボロボロに傷んでしまっている部分がありました。
当然、状態の悪いほうが古いものなのかと思いきや、実は刺繍が綺麗に残っているのが飛鳥時代に作られた部分なんだそうです。

当時の刺繍技術や染め方の違いが影響を及ぼしたそうですが…
鎌倉時代のものが残っているだけでも凄いのに、それより更に数百年前に作られたものの方が綺麗に残っているということに驚きました…。

北斎展&秋の庭

2005年11月27日 | 美術館・博物館
いやー、凄かったです、北斎展。
いくら特別展とはいえ、あんなに混んでいる国立博物館は、近年ほとんど体験していません…。

本来9時30分開館のところを、15分前に開門、ぞろぞろと隊列を組んで移動し、9時25分ごろには展示室に入れてもらっていました。
ピーク時には、入場までに2時間近く待たされることもあったみたいです。

まぁ、早めに並んだおかげで一番最初の組で入れましたが、私は展示を見るのが遅いので、あっという間にどんどん抜かされてしまいまして…スムーズに見ることができたのは最初の方だけ。
すぐに渋滞(笑)に巻き込まれてしまいました。
大作の絵画だったらともかく、版画は小さいし細かいしで、近づかないと見えないから、滞るのもしょうがないですけどね。

展示は… 凄かったです。
その一言。

作品数、約300点。途中で展示替えされた分を含めれば、作品番号で500近くあったような…。
そのほとんどが、海外の美術館所蔵になっていたことに、ちょっと寂しさを覚えました。

作品は、北斎の若いころ晩年まで、雅号ごとに時代を追って展示されていて、その変遷の過程も判りやすくなっていましたし…版画の緻密さと、肉筆画の大胆な筆遣いの対比が面白かったです。

結局、展示会場4室すべてを回るのに、3時間以上。
病み上がりの上に、人ごみと作品のオーラにあたってしまい、草臥れ果てました…


平成館1Fの休憩室と、本館前のベンチで水分&カロリー補給をした後は、今月末まで公開中の北側庭園を散策してきました。
写真は見事に紅葉したいろはもみじ。後ろにぼんやり写っているのが博物館の本館です。
もうひとつ、きれいに紅葉している樹がありました。ナナカマドっぽくみえるんだけど、葉っぱの形がちょっと違うかな…?

紅葉は、ちょっとピークを過ぎてしまった感じでしたが、いいリフレッシュになりました。

北斎展

2005年11月27日 | 美術館・博物館
今、国立博物館の前で開館待ちしてます…。
8時半過ぎに着いたんですが、既に前売り券を持っている人でも30人近く、当日券組はもっと大勢並んでました…(^_^;)
先頭の方は、一体何時から待っていらしたんでしょうか…?

これからお出掛けの方は、入場までかなり待たされるかもしれません。

チケット、当日券を買うつもりの方は、博物館の窓口ではなくて、上野駅公園口改札内のイベント券売り場か、公園の案内所で先に買っておかれることをおすすめします…

高円宮様コレクション

2005年11月15日 | 美術館・博物館
最初にどこで記事を見たんだか忘れてしまいましたが…
銀座松坂屋の催事場で今月の16日から28日まで、故高円宮様の作品とコレクション展があるそうです。
宮様ゆかりのご装束や、趣味の写真などの作品、楽器などが展示されるそうです。

高円宮様は、根付のコレクターとしても有名で、アンティークなものはもちろん、現代の若手作家の面白い作品も多数お持ちでいらっしゃったはずです。
今回の展示がどのくらいの規模なのかはよくわかりませんが、時間があったら見に行ってみたいなと思います。

とんこつたばこいれ

2005年10月16日 | 美術館・博物館
「たばこと塩の博物館」に行ってきました。
現在の企画展は、「とんこつたばこいれ」展。

とんこつっていうのは、ラーメンのスープの「トンコツ」ではなく…
なぜそう言うようになったのかは判らないけど、木や金属、動物の牙などの、「固い素材で作ったたばこ入れ」という意味なんだそうです。

展示のほうは、さすがは「たばこ」関連のコレクションは凄いなと関心。
実用的な「入れもの」としての機能と、装飾の要素を併せ持つ「たばこ入れ」なだけに、面白いモノがいろいろありました。
煙管、煙草盆、煙草入れなどの喫煙具は、嗜好品のためのものですから、意匠や材質細工など、バラエティに富んでいて凝っていて、工芸品として、見ていて飽きません…。

そして、展示の最初と最後に「とんこつラーメン」の食品サンプルが飾ってありました…。
博物館側も、この特別展のタイトルを見た人がまず連想するのは「ラーメン」の方であることを十分に承知した上での展示物(?)。
やや自虐的ですが、こういうの好きかも

企画展のあとは、一応常設の展示も拝見。
その後、最後にミュージアムショップを見たんですが… さすが「たばこと塩」の博物館のショップ。

岩塩をはじめとした国内外各地の「塩」(標本用、食用とも)や、火打ち石・刻み煙草・煙管・マッチなど、レトロな喫煙具が…。
他の博物館では絶対に真似できない、シュールで素敵な品揃えでした
おそらく、ミュージアムショップで「食卓塩」を売っている博物館はここだけであろう………。

秋の庭園解放

2005年10月02日 | 美術館・博物館
東京国立博物館の本館北側の庭園、普段はお茶室利用者しか入れないんですが、
毎年春と秋に、期間限定で一般来館者にも解放されます。

ちなみに、春の様子はこんな感じ
ソメイヨシノだけではなく、いろいろな種類の桜が一斉に咲いていて、なかなかみごとでした。
イロハモミジやイチョウの木も植わっていましたから、秋はこれらが色づくんでしょうか?

期間は10月25日から11月30日まで。
ちょうど、「北斎展」の会期とも重なっていますので、展覧会をご覧になる予定がある方は、ついでに庭園の散策などもいかがでしょうか?

庭園開放の概要は、こちらをご覧ください。

「世界の絞り展」

2005年10月01日 | 美術館・博物館
文化学園服飾博物館の「世界の絞り展」をみてきました。
本当はもっと早く見に行くつもりでいたんですが、日曜祝日は休館なので、なかなか都合が合わずに、結局会期末ギリギリに…。

展示は、日本だけでなく、インドやインドネシアなどの東南アジアやアフリカ諸国の様々な「絞り」の布が展示してありました。
日本の絞りは本当に緻密な芸術だし、東南アジアの絞りはカラフルで華やか。そしてアフリカの絞りは、幾何学模様っぽい面白い意匠が多かったです。ミシンを使った「絞り」もありました。

それと、日本では絞りによってできた生地の凹凸(しぼ)をそのまま生かして使いますが、インドではきれいに伸ばして、絞りによってできた模様を楽しむんだそうです。
絞りの技法の解説などもあって、着物好きとしては、結構勉強になりました。


展示には満足だったんですが、残念だったことが1つ。
途中で、おばさんのグループ(7~8人はいたかな?)が展示室に入ってきまして、これが五月蝿くてねぇ…。
それまでは、個人もしくはせいぜい二人連れで、静かに真剣に見入っている人たちばかりで、時折誰かの靴の音が「コツ、コツ…」と響く程度だったのに、そのカタマリは喋るわ喋るわ。

しかも、隣にいる人とヒソヒソ話をするんではなく、数メートル離れたお仲間と大声で。
もう、気が散っちゃって、落ち着いて見ることができませんって。
そんな団体に展示室内でのマナーを説いたところで逆恨みされるだけですから、室内のソファで資料を眺めながら、嵐が去るのを待ちましたが…
室内にいた時間を考えると、ろくに展示品を見ていないと思われ…

ああいう人たちは、一体何しに来ているんでしょうねぇ…?
 

続・北斎展

2005年09月18日 | 美術館・博物館
以前、北斎展の記事で、「2回券」(ペアチケットのようなもの)のことをちょこっと書きましたが、このチケット、なかなか素敵なことになっています。

友人と、このチケットを分ける約束をしていたので、昨日買いに行ったんですが…
普通に、前売り券を2枚くれるのかと思ったら、ちゃんと2回券専用デザインになっているんです。
北斎の『東海道五十三次』の中でも有名な作品のうち、1枚が「神奈川沖浪裏」、もう1枚が「凱風快晴」(赤富士って言ったほうが通りがいいかな)をモチーフとして使っていて、切り分けるのがもったいないくらい、洒落ていました。
主催者さん、かなり気合入っているみたいですね…。

展覧会も、期待しちゃいますよ。。。