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翠日記

日々のよしなしごとや、ココロのつぶやきを…。

明治時代の小屋

2009年04月07日 | 歌舞伎
今年7月の播磨屋は、公文協巡業「松竹大歌舞伎」。
自治体の文化会館などの地方ホールを回る巡業公演で、
夏巡業は東・西・中央の3コースあるんですが、今回は中央コース。
演目は『沼津』と『奴道成寺』。

巡業のときは、東京・千葉・神奈川あたりの公演を観に行くことが多いんですが…
今年の中央コースの会場は、北は秋田から西は下関まで、と小耳に挟んだので
改めて公演スケジュールを調べてみたら。


…秋田って、やっぱり康楽館だ~~~~
康楽館、行きてぇ…。

何しろ、明治43年落成の日本最古の現役木造芝居小屋ですからねぇ。

とっても交通の便が悪いとか、宿泊施設も周辺に少ないとか、
色々とんでもない噂はきくけれど。
芝居好きとしては、琴平の金丸座と並んで一度は行ってみたい小屋の1つですからねぇ…。

チケットの取り方をホームページで確認したら、往復はがきで応募、
定数超えの場合は抽選って書いてある…。

むぅ…

と、とりあえず、往復はがき買ってくるか…?

中村又五郎丈逝去

2009年02月21日 | 歌舞伎
歌舞伎俳優の中村又五郎丈が、今朝亡くなられたそうです。
出先でこの訃報に接し、衝撃にアタマ真っ白になりました。

歌舞伎界の最長老であり、どんな役にも精通している、生き字引のような方。

国立劇場の歌舞伎俳優養成所の講師として、多くの役者を育て、舞台へ送り出した方。

懐の深い演技で、芝居を引き締め、奥行きを生み出してくれる…
そんな役者さんでした。
そして、故・池波正太郎氏が『剣客商売』を著す際に、この又五郎丈を主人公・秋山小兵衛のモデルにしたことは有名な話。

享年94、
まさに大往生ではありますが…
歌舞伎界はまた1人、かけがえのない宝を失いました。

今の歌舞伎座の取り壊しが決まり、さよなら公演が行われている最中に逝かれるとは…。
1つの時代の終焉ということかな…。

歴史に残る名脇役の円熟した芸を身を以て体感できたことに感謝しつつ、
謹んで御冥福をお祈りします。

合掌

………(-"-;)

2009年01月28日 | 歌舞伎
今朝の朝日新聞より。

http://www.asahi.com/culture/update/0127/TKY200901270371.html


我が家は朝日新聞じゃないので、この記事のことを知らなかったんだけど
歌舞伎には全く興味ない同僚たちが教えてくれました。
どこかの民放の朝のニュースでもやってたみたいね。

それにしても…


ステキすぎて眩暈がすらぁ~(-_-#)


よもや…

「中途半端に省略して『歌舞伎座風』『唐破風調』を遺すなら、
いっそ完全に近代的なビル化してしまった方がよっぽどいいや」

…と思わせるのが狙いとか…?


何しろ、前出の同僚たちですら、
「このデザインに対する反対署名活動とかあったら、協力したくなるかも」
…と言ってたくらいですもの。

情緒もへったくれもない。唐破風に全面ガラス張りなんて変だろうが…。
図案を見た限りでは、「櫓」もなくなるみたいだし…

現在の歌舞伎座に愛着を持つ者としては、哀しい限りですな。

外国からの観光客が歌舞伎座前で記念撮影しているのを何度も見かけたけど、
(和服で行って、一緒に写ってくれと頼まれたこともある)
新しい「歌舞伎の劇場」になったら、そんな風景も見られなくなるのかもしれませんね。

だいたい、銭湯の何が悪いのだ。
あれだって立派な日本建築、日本の文化だ。
『江戸東京たてもの園』にだって、貴重な建造物として「銭湯」を移築保存するくらい、
文化的に優れているんだー。

つーか、本当にこの記事にあるように「たまたま現在都知事をやってる人」の一言で
前の案(どんなんだったか知らないけど)が覆ったわけ?

経緯を知りたいものです…。

歌舞伎座建て替え

2008年10月21日 | 歌舞伎
あーあ、ついに歌舞伎座建て替えの具体的なスケジュールが正式発表されちゃった。

数年前から話は出ていたし、老朽化していることは事実。
観客エリアは段差が多く、エレベーターの類はないので、体のご不自由な方やお年を召した方が上層階に上がるのはキツイ。
楽屋部分も狭くて使いにくいらしい。
もひとつおまけに、耐震性にも問題があるとか。

…そういう意味では、建て替えは致し方ないのかもしれないけれど、十数年来通いつめた、あの懐かしい建物がなくなるのは残念です。

新・歌舞伎座の概要は来年1月半ばに発表されるそうですが…
建て替えに伴い、劇場がビルになることは間違いなさそう。味気ないのぅ…。
あの外観…どうにか残せないかなぁ。

とりあえず、新橋演舞場や明治座のような、中途半端な観にくい劇場にはしないで欲しい。
そして、幕見席という歌舞伎座独特のシステムは、ぜひ残して欲しいものです。
幕見席があったからこそ、歌舞伎座に通い、歌舞伎の良さを理解することができたのだから。

建て替え期間中は新橋演舞場を中心に代替劇場で年間10ヶ月程度興業予定、とのことですが…
松竹座とか博多座とか御園座とか、東京以外での興行も増えるのかもね…。
(遠征が増えると、ちょっと困るなぁ…)

そして。
来年正月公演から建て替えまでの16ヶ月間は、「さよなら公演」と銘打って盛大にやるらしい。
嗚呼、観劇料金がまた便乗値上げされそうなヨカン…

『大老』 初日

2008年10月04日 | 歌舞伎
国立劇場10月歌舞伎公演「大老」、本日初日でした。

「大老」は、井伊直弼公が「埋木の舎」に住んでいた部屋住みの時代から桜田門外の変で暗殺されるまでを描いています。

同じ北条作品で、井伊直弼公を題材にした「井伊大老」は、今回同様、吉右衛門丈の直弼役で拝見したことがありますが、「大老」は前回上演が38年前ですので、当然初見ですw

幕末は苦手なので、筋を追うだけで必死(笑)でしたが…
時代の流れにしたがって変遷していく時勢や登場人物の人間像がかなり掘り下げて描かれていました。
立ち回りも凝っていて、予想以上に見応えがありました。
時代が進むにつれて、ぐいぐいと引き込まれていく感じでしたね。
それから、昨年2度訪れた彦根の記憶がフラッシュバック。
終盤の台詞で、埋木の舎での暮らしを回想する場面などは、実際に自分が見てきた景色を思い浮かべながら観ていました。
また、彦根に行きたくなったなぁ…。

た・だ・し…
先述のとおり38年ぶりの上演で、当時別の役で出演していた人が何人かいる程度で、当然ながら全員初役。
稽古期間は1週間。しかも台詞が多くて長い北条作品…。

…案の定、台詞が怪しい人がちらほら
まぁ、三日御定法ってことで。

構成自体は非常に見応えあったので、台詞の流れが良くなって、メリハリがついてきたら、
物語に深みが増して更に面白くなるでしょう。
千穐楽までに、あと2回拝見する予定なので、今後の展開が楽しみです♪


…で。
本日のもうひとつのお楽しみ。

現在彦根で開催中の「井伊直弼と開国150年祭」の宣伝もかねて、
ひこにゃんがロビーでご挨拶~



…初日の切符を買ったのは、コレのためだという説もありますw
事前の情報では、ひこにゃんの登場は開演前のみ…ということでしたが、
実際は開演前と1回目の幕間の2度でした。

いつものイベント会場と違うので、どうするのかと思ったら、右に左に移動しながら愛想を振りまく、という感じでした。
お客さんからプレゼントされた模造刀を使ってポーズをとったりもしてました。
約20分で開演前の出番はおしまい。
「これから井伊直弼役の中村吉右衛門さんの楽屋にご挨拶に行きます」ですって!

楽屋訪問の様子、観たかったですねー(笑)
ずっと国立劇場の専属カメラマンさんが撮影していたので、ホームページにアップしてくれないかなぁ…。

幕間の登場では、まずはロビー内を「御練り」w
前後左右を国立劇場のスタッフに囲まれて、後ろに観客が続いて、
大名行列の如くぞろぞろぞろぞろ…(笑)



その後「鏡獅子」の前でしばし愛想を振りまいたあと、今度は客席内へ。
お客さんとコミュニケーションをとりつつ緞帳の前で記念撮影(?)をして、また「鏡獅子」の前に戻って最後のご挨拶、という流れでした。
久々のモチさんは、やっぱり可愛かったです

しかし、国立劇場に獅子舞とか民俗芸能系以外のいわゆる「キャラクター」が来たのって、
もしかしたら初めてじゃなかろうか…?

千穐楽

2008年09月27日 | 歌舞伎
今月は播磨屋の当たり役(=私の好きな演目)揃いということで、
ほぼ週1ペースで通っていた秀山祭九月大歌舞伎@歌舞伎座ですが、
昨日が千穐楽でした。

通常のチケットを買っていたのは23日の昼の部が最後でしたが、
やっぱり「締め」は私の歌舞伎鑑賞の原点であり、大好きな河内山がいいなぁ~
ということで、久々に天井桟敷(幕見席)に走りました。


いやぁ、堪能しました~


河内山をやらせたら当代一(と勝手に決めている)吉衛門丈はもちろん文句なしですが、
今月は周りを固めた役者さんたちも良かった。
吉之丞丈の健在ぶりが嬉しかったし、どちらかというと近習頭なイメージの
染五郎丈の松江公も意外とハマっていました。

そして、初役で北村大善役をつとめた由次郎丈。
近頃は割と柔らかい役が多かったので、配役を聞いたときにはびっくりしました。
ご本人も最初は戸惑いというか、手探りで演じている感じだったのですが、
回を追うごとに自信が出てきたのか、台詞の調子も河内山との間合いもよくなって…
千穐楽の昨日は、吉右衛門丈ともどもノリノリで、実に楽しそうでした
昨年12月の国立劇場で「居眠りする老住職」の役を観て以来、プチ由次郎さんブーム(笑)だったんですが、
新たな魅力を発見しました。


「千穐楽のお楽しみ」のお遊び台詞も、期待通りしっかりやってくれたし、
頑張ってほぼ定時ダッシュで駆けつけた甲斐がありました。

来月は国立劇場で「大老」。
井伊直弼を描いた作品では「井伊大老」は観たことがあるのですが、こちらは初めて。
どんな仕上がりになるのか、楽しみです

げげげっ ∑( ̄□ ̄;

2007年11月23日 | 歌舞伎
先日、歌舞伎座の壽 新春大歌舞伎の演目が発表になりました。
吉右衛門丈は『一條大蔵卿』だわ雀右衛門丈との共演で『けいせい浜真砂』だわと、
ウヒャウヒャしていたんですが…
ふと料金表を見てびっくり。

チケット代、一等席 いちまんななせんえん…? 

あれ? 1等席・2等席が2千円値上がりしとるぞ…。
正月って、毎年他の月よりも観劇料が高くなるんだったっけ? 

坂田藤十郎襲名のあと、どさくさにまぎれて便乗値上げ(襲名料金から通常料金に戻すときに端数切り上げ)したばかりなのに。
2月以降も、料金が元に戻らなかったら、結構辛いなぁ…

歌舞伎座夜の部

2007年06月02日 | 歌舞伎
昼間予定していた用事が予想よりも早く終わったので、初日を迎えた歌舞伎座夜の部のうち、『加賀鳶』と『船弁慶』を幕見してきました。

『加賀鳶』は、河竹黙阿弥作の世話物。
「本郷木戸前勢揃い」の場で、粋な姿の鳶が花道にずらりと並んで次々と名乗りを上げる渡り台詞の調子のよさが見どころ。
…なんですが、幕見席では残念ながら姿は見えないので、花道の見える席で拝見する日までオアズケです。
台詞聞いているだけでも、何となくワクワクするけどね。

続いて、殺しに強請りたかりと悪事の限りを尽くす按摩・道玄(幸四郎丈)が登場。
女按摩とつるんで質屋の店先ででっち上げの強請りをしているところへ、加賀鳶の松蔵(吉右衛門丈)が乗り込んできて証拠を突きつけて悪事が露見、やがてお縄になるという展開。
質屋の店先で松蔵が道玄をやり込める場面の応酬が見もので、大詰めの赤門前の滑稽な立ち回りも面白い(^^)

初日で微妙に間延びした部分もありましたが、次に拝見するときにはその辺は改善されるものと願ってます。
ただ、気になるのは、幸四郎丈の鳶頭梅吉。
高麗屋さん、台詞がモゴモゴ口の中に籠る傾向があるので、鳶頭なのに暗い。
若い者達を止めに入って「行くなら俺を殺してから行け」と啖呵を切る場面でも、気風のよさや勢いといったものが欠けててねぇ…。
少なくとも「江戸っ子」「鳶頭」の雰囲気じゃぁないですね。啖呵を切るときの台詞回しや貫禄は、弟分役の実弟の方が格段上でした。
…道玄の方は、陰鬱な感じが悪人っぽくっていいと思うんだけどね。

ところで、筋書に載っていた談話で、吉右衛門丈が昔の名舞台を例に挙げて、「(松蔵と道玄の息がぴったりと合っていたという)そんな風に出来たらいいですね」と語っておられましたが………最近やたらと競演していますが(迷惑な)、あの兄弟で「息がぴったり合った」ことって過去にあったっけ…?

*

最後の『船弁慶』。
実を言うとこの『船弁慶』、過去に何度か拝見しましたが、眠くならなかった例がないという、トラウマを抱えた演目なんです(^^;
いつもなら(演者にかかわらず)静御前の舞あたりで睡魔との闘いになるんですが、最近マイブームの芝雀丈が義経なので、危険な時間帯はそちらを見つめることでクリアしました(笑)

染五郎丈、静御前の舞で謡いながら舞うんですが、先月の千穐楽で壊滅的に潰れていた喉がまだ完治していないらしく…
かな~りハスキーボイスな静御前になっておりました…(-_-;
すらりとした姿は美しいだけに、残念です。
知盛の霊の方は…ほとんど見えなかったので(泣)、次回のお楽しみってことで。
見えないからって立つなよ3階B席!


…しかし…、終演時刻21:23ってのは、いくらなんでもちとキツイわ…。

茂山狂言会 薪狂言

2007年05月20日 | 歌舞伎
昨日、江東区文化センターで開催された茂山千五郎家の薪狂言に行って来ました。
演目は『二人袴』『口真似』『釣針』の3曲。
中庭に特設舞台を設置しての公演なので、午後の激しい雷雨の影響が心配でしたが、何とか予定通り野外公演と相成りました。
良かった良かった(^^)

狂言はここ数年観ていなかったんですが、今回は演目に「釣針」(歌舞伎の「釣女」の原曲)が入っていたので申し込んでみました。
まさに今月、新橋演舞場で「釣女」をやっているので、ほぼリアルタイムで狂言と歌舞伎を比較できるのは嬉しい偶然です♪

で、その「釣針」と「釣女」、元は同じとはいえ、やはり狂言と歌舞伎とでは細かいところがずいぶん違っていました。

歌舞伎では大名と太郎冠者、それぞれが自分の妻を釣るのに対し、狂言の主人は夢のお告げにあった釣針を探せ、妻を釣って参れと命じるだけで、釣ってくるのは太郎冠者。
太郎冠者の妻も、釣り上げた妻女の召使が必要でしょうと太郎冠者が進言し、また女を釣ってくるので、その中から妻を選ばせて欲しいと願い出て許されるという展開でした。
結局、8人の女を釣り上げ、「よりどりみどり♪」とワクワクして被衣を取ってみたらどれもこれも…(以下省略)

ちなみに、嫌々ながらも最終的に祝言を挙げる歌舞伎に対し、狂言の方では太郎冠者は「いかに何でもこんな中から妻を選ぶのはご勘弁」と逃げてました(笑)

…という感じで、歌舞伎の太郎冠者は大名に口ごたえしたり屁理屈こねたりしますが、狂言の方は主従の立場の差がより明確に表現されていたような気がします。
その辺が、武家文化と大衆芸能の違いなのかもしれませんねぇ…。

歌舞伎座夜の部

2007年01月21日 | 歌舞伎
昨日、霙まじりの寒さの中、歌舞伎座夜の部に行ってきました。
先日の昼の部に続いて夜も幕見で、『廓三番叟』と『金閣寺』です。

『廓三番叟』は、雀右衛門丈の傾城千歳太夫、富十郎丈の太鼓持、魁春丈の番頭新造、芝雀丈と孝太郎丈の新造。
雀右衛門丈、いつものことながら素晴らしかったです。本当に美しくて品格があって。
今月、(私が拝見した中では)一番良かったのはこの廓三番叟です。お正月らしく華やかで美しくて、気持ちよく拝見できました。衣装も、黒地に鶴の打掛の見事なこと!
昼の部の『俊寛』も良かったけど、あれは出来れば正月から観たくない演目だし、新作祝儀舞踊の『松竹梅』はトホホな出来でしたからね…。
ようやくお正月が来た!という気分になりました。幕見席が金閣寺とセットじゃなけりゃ、もっと観に来るのに。

『金閣寺』…こちらは、吉右衛門丈が此下藤吉実ハ羽柴筑前守久吉でご出演だから拝見したという感じです。
でも、松永大善の台詞がモゴモゴしてて不明瞭だし、玉三郎丈の雪姫も、綺麗なんだけどなんか違う…という気がしてしまって、あんまり引き込まれなかったな。
語りが綾太夫だったのが救いかな…。
それにしても…以前は座組が一緒になることすら珍しかったのに、去年『鏡山』で「睨み合い」やって以来、何でやたら共演するんだ? 迷惑だわ…。

ところで…、
幕見席の発売待ちで並んでいるとき、ちょっとモラルを疑う出来事がありました。
発売15分前ぐらいに係員が人数確認に回ってくるんですが、そこで人数を聞かれて「20人です」と答えている女性がいましてね。
「…は?」係員は思わず聞き返し、周囲も「え?」という顔で注目。
何でも、「時間までに売り場入り口の横で集合する」ということらしい。

…ということは、寒い中を数十分並んでいる私らは、19人の団体に割り込みされるってこと?
既に立ち見必至、下手すりゃ札止めの勢いなのに?
1人や2人なら遅れてきてもしょうがないかと思うけど、それはあんまりなんじゃないのかなぁ…。
幕見席は、「観たい演目だけ観れるし安いけど、その代わり自由席だから、座って観たかったら早く来て並ぶべし」というのが鉄則だと思うんですが…。

20人固まって観劇したかったら、普通に団体予約しなさいよ。