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翠日記

日々のよしなしごとや、ココロのつぶやきを…。

滑り込み。

2008年05月30日 | 美術館・博物館
サントリー美術館のメンバーズクラブの有効期限が5月31日までなので、昨日、更新して来ました。
5月に入ってすぐに案内は来ていたのに、そのうち…と先延ばしにしているうちにギリギリ滑り込みになっちゃいました。悪い癖だ…

サントリー美術館のメンバーズクラブは、これで2期目です。
昨年は、移転・リニューアルオープンしたばかりで様子がわからなかったので、一番安い「アソシエイト会員」でしたが、今度はランクを引き上げて「レギュラー会員」に。
年会費7000円ですが、有効期間内に延長すると1割引になるので、6300円。

今までは、単に入館料が500円引きになるだけでしたが、レギュラー会員だと、本人+同伴者1名まで無料
さらに、図録や一部ミュージアムグッズも割引になるらしい♪

現在開催中の「KAZARI ―日本美の情熱―」展も面白そうだし、
今後の展覧会予定を見ても、展示替え狙いで複数回観たいものが続きますのでね
(ピカソはあんまり興味ないけど…)

今年度(?)はせっせと通おうと思います。

次回の展覧会に関連したイベントで、「染織参考館コレクションにみる江戸のモード」という講演会があるらしい。
面白そうなので、とりあえず申し込みはしてみよう…。

オールドノリタケ

2008年05月08日 | 美術館・博物館


現在、東京と庭園美術館で開催中の『オールドノリタケと懐かしの洋食器』展。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/noritake/index.html

上司が連休中に行ったらしく、連休明けに出社したらチラシと図録がおいてありましたw

←図録の表紙

で、パラパラとめくってみたんですが…
「え、これ本当にノリタケ?」という感じの赤絵和陶器風のものから、モダンで斬新なデザインまで、実に多種多彩。素人目に見ても素敵な器の数々です。
おまけに展示してあるのがアールデコ建築の粋を極めたといわれる庭園美術館(=旧朝霞宮邸)ですから、展示室の雰囲気も、「日本の洋風陶磁器」に相応しい空間。
西洋アンティークや陶磁器が好きな人にしてみれば、たまらないだろうなぁと思います。

ちなみに、庭園美術館名物(?)ドレスコード割引、今回は「フルーツ柄」だそうです。
フルーツの模様が入った服装でいくと、団体料金で入れます。
ご興味のある方は、果物柄を着て行ってくださいね~

おもちゃ美術館

2008年04月12日 | 美術館・博物館
昨日の日経MJに載っていたんですが…

ここ↓、面白そう

東京おもちゃ美術館

もともと中野区にあったようですが、手狭になったので
廃校になった新宿区の旧四谷第四小学校校舎に移転。
広さも内容もグレードアップしたようです。
今月20日オープン♪

記事やホームページを見た感じでは、子供や親子連れだけじゃなく、
大人も充分楽しめそう…
というよりは、大人の方が夢中になりそう?

オープン当初は混むかもしれないけど、
でもそのうち一度行ってみよう^^

博物館でお花見を

2008年03月18日 | 美術館・博物館
毎年春と秋に期間限定で本館北側庭園を開放している東京国立博物館。
さほど広くはありませんが、展示を観た後に散策するのにちょうど良いので気に入っています。

で、今年の庭園解放期間を確認しようとホームページを見てみたら…
なにやら今年は、庭園をライトアップして夜桜見物ができるらしい♪

http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5201

本館裏のショウフクジザクラなどは、ライトアップしたら絵になるだろうな~。
博物館の本館でも桜にちなんだ作品が展示されるらしいし、期間中は20:00まで開館。
これは嬉しい企画です♪

上野公園内の喧騒をよそに、ゆったりと庭園を散歩するささやかなお花見を毎年楽しみにしてきましたが、今年はそれに加えて夜桜も楽しめるとは。

櫻花の季節の楽しみがひとつ増えました^^

よく食べ、よく飲み、よく遊び

2008年01月14日 | 美術館・博物館
3連休の中日の昨日、友人たちと総勢8人で、「大ロボット博」@国立科学博物館に行ってきました。

12時に上野に集合、科博の前に行ってみたら、入場80分待ち Σ( ̄□ ̄;!!
晴れてはいたけど、寒風吹きすさぶ真冬の寒さの屋外での行列
いつもながら、家族連れが多い科博の入場待ちは、子供たちには可哀想だよなぁと思います。アレ、何とか改善できないものかねぇ…。

で、その待ち時間の間はDSの通信機能を使ってゲーム大会w
いいトシした大人が8人、「こんなとこでDSやってるよ~」という子供の羨望とも揶揄ともつかない声をものともせず、「ピクトイメージ」などのゲームにやたらと熱くなってしまいました。
いやぁ面白かった…。

ロボット展は、まずはガンプラなどのおもちゃ系がショーケースにズラリと並んでお出迎え。
これは好きな人にはたまらんだろうなー^^

第1会場では、ピアノの自動演奏や、ロボットによるトランペット演奏に人が集中。
他には、介護系ロボット、お掃除ロボット(欲しい)、マジンガーZ、社交ダンスお相手ロボット(ビミョー)、やたらリアルな生首状態の精巧な顔面ロボット(?)が3つ、からくり人形などなど。
生首は、技術的には素晴らしいものなんでしょうけど、表情があまりにリアルすぎて、うなされそうです…。
しかも、歌舞伎の隈取を施したものは、成田屋さんにとてもよく似ていた…

品揃え(?)は面白かったんだけど、ほとんどが映像による紹介で実物は静止状態だったので、その点がちょっと物足りなかったかな…。

第2会場ではASIMO。
ナマASIMOを観たのは、実は初めて。意外と小柄でしたねー。体重も、53kgだか54kgだか、そのくらいだったと思います。
映像で、ASIMOが動いている様子が見えたんですが…走っているとき、ちょっと腰が引け気味でしたw いや、走れること自体、凄いことなんだけど。

展示を見終わったあとは、再びDS大会。大人数での通信ゲームって、ハマりますねー。
クイズ・パズル・脳トレ系がほとんどだったんだけど、人によって、出題分野の向き不向きがハッキリ出ますねw
ちなみに、私は数字系・記憶系が酷い有様でした。あと、反射神経を要求されるものも…。
お絵かき・言語系はそれなりにいい結果が出たんだけどね。
ただ、お絵かきのお題が結構シュールでして。
「縄張り」とか「膀胱」とか「スピン」とか、どうやって表現しろというのだ…

夜は、御徒町の鈴乃屋ビルの中にある自然食ビュッフェのお店で新年会。
梅酒100種飲み放題! しかも3時間!
料理も美味しいくて、お酒はビールのあとに日本酒ベースの梅酒を5種類ぐらい。ひとくちに梅酒といっても、いろいろ個性があって、どれも美味しかったです。あのお店は、また行きたいですね。

最後の締め(?)はサンマルクカフェ。
お茶だけ飲んで終わりかと思ったら、「はげたかの餌食」というゲームが登場w
http://jamtan.net/game/board/holsdergeier.html

1組で5人までしか遊べないので、ペーパーナフキンをちぎって(爆)、即席カードを作って8人で対戦。初体験でしたが、策略とカードの読み合いの駆け引きが楽しいゲームでした。

…てな感じで、目いっぱい遊びまくった一日でした。満足、満足


お年玉♪

2007年12月26日 | 美術館・博物館
サントリー美術館のメルマガより、耳寄り情報。

現在開催中の「和モード展」ですが、正月に和服で行くと、
一般当日入場料1000円のところを一律500円(つまり半額)にしてくれるらしい。
美術館からのちょっと嬉しいお年玉ですネ (^▽^)

…ということで、どうせ行くなら年が明けてから行こうっと♪



《以下メルマガより引用♪》

◆◇◆  「和モード―日本女性、華やぎの装い―」展  ◆◇◆

12/23(日・祝)より、日本の女性の装いにスポットを当てた「和モード」展を
開催中。風俗画や浮世絵、化粧道具、櫛・かんざしなど、
当館とサントリーミュージアム[天保山]所蔵作品をとおして
華やかな和モードの世界をお楽しみください!


   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆耳より情報!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

   お正月限定の特別入館料として、
   1/2(水)~14(月・祝)の期間、
   和服でお越しの方は一律500円でご入場いただけます!
   どうぞ新年は和装でご来館ください。お待ちしております。

   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


↓▼↓▼↓詳しくはウェブサイトで!↓▼↓▼↓

http://chk.suntory.co.jp/ms/tl?i=ybTjRF73C32T5Ora


鳥獣戯画

2007年11月25日 | 美術館・博物館
サントリー美術館の『鳥獣戯画がやってきた!』を見て来ました。

午前中に到着したので、入り口でも全く並ばなかったし、展示室内も、渋滞にはなっていたけど、まあすんなり進んだ方でしょう。
大徳川展の混雑に比べれば、はるかに楽でした。

高山寺『鳥獣人物戯画』は、色々なところで意匠に使われたり文献でも紹介されているので、断片的に見たことはありますが、これだけまとまった量を観るのは初めて。
現存する原本(高山寺所蔵四巻と他所所蔵の断簡)と、欠損が多い原本よりも往時の姿を忠実に伝えるといわれる模本を一度に目の当たりにできるのは嬉しいです♪

現存する原本は、兎や蛙や猿が人間風に描かれて戯れている、ある意味もっとも鳥獣戯画らしい甲巻、リアルな動物画の乙巻、人物中心の丙巻、人物の即興画の丁巻の四巻で、平安後期から鎌倉時代にかけて、複数の作者の手で描かれたものだそうです。
作風は巻によって大きく異なりますが、いずれも表情や仕草の描写が生き生きとしていて、見ていて飽きません。
このほか、関連作品も展示されていたのですが、河鍋暁斎の妖怪のような動物画とか、どの辺が関連作品なのか悩む作品なども混じっていたりして(笑)、色々な意味で楽しめました。

しかし、何度来ても東京ミッドタウンには慣れることができません…。
さすがに迷子にはならなくなりましたが(初回は迷った・笑)、どうも体質(?)に合わないのか、おのぼりサン状態でキョドってしまいます。
はとバスの旗持ったガイドさんに先導された団体よりはマシだと思いますが…
(ホントにいたんだよ~)

再び

2007年11月21日 | 美術館・博物館
少し前の話になりますが…
土曜日(17日)に、再び『大徳川展』の後期に行って参りました。
いちばん興味ある分野の染織関係が、前期後期で大幅に入れ替え展示になりますのでね…。

中でも特に見たかったのは、派手好きで有名な尾張徳川家・宗春公の火事羽織。
舶来モノの白羅紗に、背中にどど~んと巨大かつ真っ赤な葵の紋と、極彩色の唐獅子牡丹胡蝶付き。
火事装束なんだから、当然非常事態の際に着るはずなんですが、危機感とか緊張感というものが微塵も感じられないところが素敵です。
さすがは宗春公、期待を裏切らないきらびやかな火事装束でした(笑)
できれば、ちゃんと胸当てもつけて、これと対になっている赤羅紗地に桐鳳凰紋の火事頭巾(前期のみ展示)と一緒にフルセットで展示してほしかったなぁ…。

もうひとつ、面白いなと思ったのは水戸徳川家に伝わる「綿子小袖」(わたここそで)。真綿を表地なしで小袖の形に仕立てて、袖口だけ羽二重を縫い付けてありました。寒いときに上着の中に重ねて着たものだそうです。
綿入れに仕立てると真冬専用になっちゃうけど、真綿だけの中着なら、中に着込めてしまえば見えないし、上着は長いシーズン着られる。仕立ての手間も省ける。合理的ですなー。
今でいう、コートのライナーやデタッチャブルのレイヤードインナーのような概念の着かたが、当時から存在したってことですね。
もともと着物は重ね着の文化ですけど、こういうのは初めて聞きました。まだまだ知らないことはいっぱいありますね~。

…しかし、混んでました。
会期末も近いし、今回は一緒に行った友人のスケジュールの関係で、いちばん混んでいる時間帯にしか行けなかったせいもあるんですが…それにしても。
各室の入り口付近や人気ある展示物の前などは、二重三重の人垣の外から覗き込む感じで、
身長155cm未満には少々辛い…。あと15cmほど身長が欲しかったです…。


Munch

2007年11月11日 | 美術館・博物館
国立西洋美術館で開催中の「ムンク展」を観てきました。
西洋絵画の展覧会には滅多に行かないんですが、ムンクといえば「叫び」と「不安」ぐらいしか知らないかったので、他にどんな絵を描いているのか興味がありまして(^-^;

とはいえ、西洋美術には激しく疎いので、たぶんほとんど理解できてません(笑)
ただ、先に挙げた作品のような「薄気味悪い絵」ばかりではなく、明るい色調のものも結構あったし、色使いとか雰囲気は独特だけど、ムンクなりのテーマや世界観があるらしくて、それを意識してじっくり観ると、なかなか味があって面白かったです。

ムンクはオスロ大学講堂やフレイア・チョコレート工場の社員食堂などの壁画装飾も手掛けていたそうで…
「壁」はさすがに持って来れないので、スケールを小さくした習作と映像でその様子が紹介されていましたが、それだけでも充分迫力アリでした。

特にオスロ大学講堂は、全ての壁面が丸ごとムンク作品。
以前はノーベル賞授賞式が行われていたそうですが、とんでもなく贅沢な空間ですよね…(-_-;


大徳川展

2007年10月22日 | 美術館・博物館
東京国立博物館で開催中の『大徳川展』に行って来ました。
…といっても、行ったのは先週(14日)なんですが、感想を書く気力がなかったので(^^;

この展覧会、そのタイトルどおり徳川家ゆかりの宝物を集めた展覧会なのですが、 普段は徳川宗家と尾張・紀伊・水戸の御三家の4家と、東照宮などに分散して収蔵されている名品を一堂に集め、『将軍の威光』『格式の美』『姫君のみやび』の3つのテーマで展示したもので、徳川系美術館行脚をせずに主要な宝物をまとめて観れるという、関東在住者にはありがたい企画です。
展示品は甲冑・刀剣・書画・能面・茶道具・染織に婚礼調度等と実に幅広く、よくぞこれだけの名品を集めたりという感じで、国宝・重文がザクザク。
もはや、面白いを通り越して唖然としてしまう凄さでした。

最大の目当ては、『国宝・源氏物語絵巻』と『国宝・千代姫婚礼調度』(初音蒔絵調度)。

源氏物語絵巻は作品保護のため長期間は展示できないので(何しろ平安時代の作品だ)、
3期に分けて『柏木1』『橋姫』『東屋1』を詞書とともに展示。
現存する15面の中でもかなり渋い選択のような気もしますが…本物を見れるなら何でもいいです(笑)
初音蒔絵調度は、家光の娘・千代姫が尾張2代藩主光友に嫁いだときの婚礼調度。
『源氏物語』の「初音」帖の和歌にちなんだ意匠に、葦手書きで和歌を散らしたもので、その工芸品としての完成度の高さや保存状態の良さもさることながら、調度品一式がほとんど散逸せずにまとめて遺っていることも珍しいようです。

このほかにも、実際の婚礼調度にそっくりに作られた精巧な雛道具や染織・衣装の数々、皇女和宮が「君ありてこそ」と追悼の歌を詠んだ家茂の形見の西陣織(袈裟に仕立ててあった)など、興味深い品々ばかりでした。

私は染織・工芸方面と書画が好きなので、自ずとこちら方面に偏って見てきましたが、刀剣類も国宝が出展されていたようですし(刀装はともかく刀剣そのものはワカラン)、茶道をやっている方なら垂涎モノであろう茶器・茶道具も並んでいました。
見ても全く価値が解からないので(トホホ)、さくっと流しちゃいましたけどね…(-_-;

おそらくこれだけの展覧会はもう二度と開けないだろうといわれていますので、
日本文化に興味がある方にはおススメです。