JR出雲市駅近くの赤川桜並木を散歩しようと歩いていたら
公園前で軽自動車が目の前で止まり 中から同世代と思われる女性が下りてこられ
道でも聞かれるのか?と思っていたら 「撫ぜさせてもらってもいいですか?」と
いきなりでびっくりしたが
聞けば 今年になって雌のボーダーを12歳で亡くされた方で
車からボーダーを連れ歩いているのを見て 思わず車を停めたんだと
Jの柔らかい被毛を 亡くなった愛犬の感触を想い出すかのように
懐かしそうに 愛おしそうに撫ぜておられたその姿が心に残った
しばし亡くなった愛犬のことを話され
悲しみを引きずっているわけではないが
今は息子も私ももう犬は飼えないと思っていると言われた
「飼えない」 その言葉の意味する喪失感が 私にもわかる気がした