TBSがついに放射線量の上昇を報道した

ついにTBSが口火を切った。
10/19放送の報道特集のタイトル。
台風１９号の大水害～新たな問題も (2019/10/19 放送)
東日本を中心に70を超える河川を決壊させた台風19号。多くの死者・行方不明者を出した背景にある洪水の“時間差”とは？
一方で福島第一原発事故の除染による汚染土が流出したケースも・・。政府はどう対応するのか？

内容は、
昨晩のTBS報道特集で、金平茂紀氏が福島の放射能汚染物質を入れている黒い袋の仮置き場を取材していた。袋自体が流されてしまった場所とか、袋は流されなかったがそこの放射線量が上昇したとの事だった。黒い袋には、0.1nSvと書かれていた。(=100マイクロSv)

取材相手は、上昇した原因は周辺から流れてきた放射線だと言っていた。

野山のセシウムは除染出来ずに手付かずだから、当然想定出来る範囲だ。
上昇した数値は言わなかったが、そこの仮置き場ですら放射線が上昇し、そのまま野ざらしになっているということだ。
ということは、河川が野山の土砂や、川底の沈殿していたセシウムを撹拌しながら、氾濫して市街地を泥まみれにしており、その泥にはセシウムが含まれているだろうから、洪水にあった市街地はほぼ全て放射線線量が高くなったということだ。
由々しき大問題だと思う。
国はどの程度の上昇なのか、各地の放射線線量値を調査して公表し、泥を掻き出す時間制限を設定するレベルなのか、健康被害がないレベルなのかを明らかにするべきだと思う。

既に中高生や若い男女がボランテアで泥と格闘している。
一刻も早い調査が望まれる。

悪くしたら国はいつもの、実はあのボランテア活動で皆さん被曝してました、これから皆さんの健康被害を調査します、で済ます気だろうか。

小泉環境大臣は記者会見で、フレコンバックに汚染物質は入っていなかったかも知れない等とトンチンカンな答弁をしたり、周辺の放射線線量が上昇したことについては触れなかったようだ。一番緊急性の高いセシウム混じりの洪水泥についても何のアクションもとろうとしていなかった。

今までの民衆に寄り添うパフォーマンスからは程遠かった。