J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2023年~)

今日のランチ(肉丼@だんけ)

2023年12月25日 | 食べ歩き(肉料理)



( 白旗神社 から続く )

参拝後、近くの店でお昼を食べて帰ることにした。藤沢本町駅から国道まで3分ほど歩いて行ったところに甘味・喫茶「だんけ」がある。今日はこの店に入ることにした。


暖簾のかかった店に入る。店内は入口から見て右手にカウンター席が5席並んでいて、左手に4人掛けのテーブル席が2卓配されている。カウンターの奥は厨房になっていて、女将さん1人で切り盛りをしている。
カウンター席の1つに腰を下ろすと熱い緑茶を湯呑みに入れて出してくれた。卓上には醤油差しと楊枝入れ、メニューが置かれている。カウンターの脇には新聞やチラシが置かれていた。


カウンターの中の壁にもメニューが貼られている。


卓上のメニューとは少し異なるようで、同じだった。


女将さんの話によると、看板メニューは「あんみつ」なのだそうだが、常連さんが「肉丼」の写真をYahoo!に投稿したら「肉丼」の記事がYahoo!に載ったのだそうだ。そこで、この「肉丼」をご飯大盛で注文することにした。
料理を注文すると緑茶を飲みながら入口脇に設置されたテレビになんとなく目を遣った。後から常連らしい客が2人入ってきて、料理を注文している。先客の常連さんは調理をしている女将さんと話をしている。外からは学生らしい声が聞こえてきた。地元らしいゆっくりとした時間が流れていて、なんとなく心が安らぐ。

カウンターの上には七味唐辛子と一味唐辛子、黒ごましお、バジリコ、青のり、タバスコ、焼きしお、卓上塩、辣油、コショウ、あらびきコショウ、酢、ミル付黒コショウといった調味料類と様々な楊枝入れが載せられている。
女将さんは注文を受けてから料理を作っているので、時間がかかるようだ。しかし、今日は時間に余裕がある上、年末の慌ただしい雰囲気の中にあって、このゆっくりとした時間が流れる雰囲気は決して嫌いではない。少し手持ち無沙汰なので、時間を持て余しているような気分になってしまった。

やがて料理が運ばれてきた。最初に蓋付きの丼と味噌汁が出され、最後にお新香も出された。味噌汁の上には箸が置かれている。


丼の蓋を開けて、箸を取った。さっそく味噌汁から頂く。


味噌汁は絹豆腐とワカメがたっぷりとはいった具だくさんの味噌汁で、温かくて美味しい。舌触り滑らかな豆腐にワカメがボリューム感を与えている。シャキシャキとしたワカメを楽しんでいると、体が温まってきた。
肉丼を食べる。肉丼は丼に盛られたご飯の上にスライスした豚バラ肉とタマネギ、エノキダケを醤油などで甘辛く煮込んだものを載せている。


飴色になるまで煮られたタマネギがたっぷりと入っていて美味しそうだ。さっそく箸を取って丼をかき込むようにして食べる。


煮られたタマネギの甘さに豚肉の旨味が絡み合う。エノキダケのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。つゆはほとんど無く、ふっくらと炊かれたご飯の上にわずかに染みこんだつゆが煮られた豚肉とご飯に一体感を与えている。
豚肉は脂身が少なく、赤身の旨味と食感が美味しい。口の中でホロホロと崩れるような味わいに舌触り滑らかなタマネギが絡み合う。エノキダケも美味しい。

途中でお新香のタクアンを食べる。


パリパリとした食感に程良い塩加減。これだけでご飯が進む。「肉丼」を食べながらタクアンをかじった。
気が付けば、丼の中は空になっていた。最後に味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
湯呑みに残ったお茶を飲んでいると、これだけで帰るのは勿体ない気がした。そこで、珈琲を追加で注文する。珈琲はホットである。

見ているとカウンターの中で女将さんが湯を沸かし、ネルドリップで珈琲を淹れてくれている。湯で温めたコーヒーカップを珈琲を入れて出してくれた。


「砂糖は?」と聞かれて、「ブラックのままでいいです」と答える。こんなに美味しそうな珈琲に砂糖を入れて飲むのは珈琲に対する冒涜のように思われた。さっそく珈琲の香りを楽しみながら、珈琲を飲む。
濃いめに淹れて頂いた珈琲は苦みと酸味のバランスが良くて飲みやすい味わいである。むしろ気のせいか、珈琲に甘味すら感じられる。「肉丼」を食べた後だからか。スッキリとした味わいで美味しかった。

珈琲を飲み干すと、帰り支度をして代金を現金で払う。店を出ると、藤沢本町駅に向かった。
日中は晴れて青空が広がった。所々に大小の綿雲が浮かんでいるものの、眩しいほどに降り注ぐ日射しが熱いくらいに感じられる。空気は冷たくてヒンヤリと感じられるものの、清々しくて心地よい。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。日中はたっぷりと降り注ぐ日射しが暑いほどに感じられて、汗をかくほどに暖かい。過ごしやすい陽気となった。

午後、実家に寄って帰宅の途につく。日野駅に到着する頃には日が傾いてきて、西の空がオレンジ色に染まっていた。都営住宅の敷地に植わっているすっかり葉を落として幹と枝だけになった木にメジロが遊んでいるのが見える。乾いた北よりの風が冷たく感じられた。


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