1962年、アメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働くイライザはある日、施設に運び込まれた不思議な生きものを清掃の合間に盗み見てしまう。“彼”の奇妙だが、どこか魅惑的な姿に心を奪われた彼女は、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。幼い頃のトラウマからイライザは声が出せないが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。次第に2人は心を通わせ始めるが、イライザは間もなく“彼”が実験の犠牲になることを知ってしまう。“彼”を救うため、彼女は国を相手に立ち上がるのだが。
シェイプ・オブ・ウォーター 2018年/アメリカ/ギレルモ・デル・トロ
作品賞に監督賞、しかも、ファンタジー!
本当ならとても楽しみなはずなのですが、予告などで主演のサリー・ホーキンスさんを見ていると、なんだか嫌な気持ちになってしまって、特に観たい作品ではありませんでした。
一応、観てみると、やっぱりダメでした。
絵描きさんや仕事仲間やロシアのスパイなど善い人が何人もいて、イライザも多分善い人なのだと思うのですが、私にはそう見えず、我の強さだけしか伝わってきませんでした。
なので、全体的にも美しさや優しさは全く感じられず、正直、苦痛さえ感じてしまいました。
何作か出てきた昔の映画に苦痛も少しは緩和されたのですが、猫のシーンや暴力シーン、指のシーンなどに印象が持っていかれて、やっぱりダメでした…。