ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ラストキング・オブ・スコットランド

2008-07-14 | 映画 ラ行


スコットランドの医学校を卒業したニコラス・ギャリガンは、高い志を胸にウガンダのムガンボ村にある診療所へとやって来た。それはちょうど、軍事クーデターによってイディ・アミンが新大統領となった直後のことだった。ニコラスはアミンの演説を聞いて、そのカリスマ性に強く惹きつけられる。そして偶然にも、ケガをしたアミンを救ったことからアミンに気に入られ、彼の主治医に抜擢される。やがてアミンは主治医という以上の信頼をニコラスに寄せ、ニコラスもまたその期待に応えようとするのだが……。

ラストキング・オブ・スコットランド 2006年/英・米/ケヴィン・マクドナルド



アカデミー賞主演男優賞受賞のフォレスト・ウィテカーの演技をとても楽しみにしていました。
ところが、映画の内容を全く知らなかったので、ちょっと言葉を失いました。
ウガンダではこんな悲しい出来事があったことに、30万人も殺害されていたことに、正直、驚きました。
知らなかったです。。

30万人の虐殺にも驚いたけど、浮気をした妻への仕打ちがあまりにもあまりにも信じられない、惨過ぎて言葉も出てこない程、ショッキングでした。
男は何人も妻を持ってよくて、妻が浮気をすると、あそこまで、殺しても殺したりない・・と言わんばかりの死者への仕打ちってどうなんだろう・・・。
でも、村の掟というか、ずっとそうしてきたんだと思うと、浮気をしてしまったケイが軽率だったんじゃないかと、そこだけは否定できないような気がしました。

ちょっと捉え方が違うかもしれないけれど、30万人を虐殺したと言われているアミンよりも、この映画では、ギャリガンの迷惑な存在の方が目立っていたように感じてしまいました。
ギャリガンのお陰で何人の人が殺されてしまったんだろう・・・。
生きて帰る資格があったのかと、ちょっと意地悪なことを思ってしまいました。

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