白鳥とコウモリ 上・下/ 東野圭吾
幻冬舎文庫(2024.4)
二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。
捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。
そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。
「あなたのお父さんは嘘をついています」。
被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。
上巻は薬丸岳さんを読んでいるような気持ちになりました。
ところが下巻、トリックと言っていいのか、徐々に真相が明らかになっていく様が読むのをやめられなくて一気に読みました。
なんと、そんなことが!と単純な私は驚き、さすが東野さんだなーと感心しきりでした。
真犯人は途中で気付いてしまうのですが、その後の真相解明に本当に引き込まれました。
ただ、私としては、結局、人を殺してみたかった…というのはどうなんだろう?と思いました。
それについてのその後のフォローもなかったですし、これは少し浮いて見える感じがしました。
幻冬舎文庫(2024.4)
二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。
捜査線上に浮かんだ倉木達郎は、一九八四年に愛知で起きた金融業者殺害事件と繋がりがある人物だった。
そんな中、突然倉木が二つの事件の犯人と自供。事件は解決したと思えたが。
「あなたのお父さんは嘘をついています」。
被害者の娘と加害者の息子は、互いの父の言動に違和感を抱く。
上巻は薬丸岳さんを読んでいるような気持ちになりました。
ところが下巻、トリックと言っていいのか、徐々に真相が明らかになっていく様が読むのをやめられなくて一気に読みました。
なんと、そんなことが!と単純な私は驚き、さすが東野さんだなーと感心しきりでした。
真犯人は途中で気付いてしまうのですが、その後の真相解明に本当に引き込まれました。
ただ、私としては、結局、人を殺してみたかった…というのはどうなんだろう?と思いました。
それについてのその後のフォローもなかったですし、これは少し浮いて見える感じがしました。