ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ホルテンさんのはじめての冒険

2010-03-18 | 映画 ハ行


ホルテンさんは、ノルウェー鉄道の運転士。勤続40年、規則正しい生活も今週末で終わり・・・定年を迎えるのだ。退職前夜、送別会で同僚から表彰されるホルテン。二次会に誘われ眠り込んでしまった彼は、定年退職の朝、生まれて初めて遅刻をしてしまう! その日から彼の人生は少しずつ変わっていく・・・。

ホルテンさんのはじめての冒険 2007年/ノルウェー/ベント・ハーメル





車掌生活40年、67歳で定年退職。
毎日、キチキチッとした生活を送っていたのに、退職のその日に初めての遅刻って・・・。

でも、その遅刻がきっかけのように不思議な日々が訪れるんですね~。
しばらくは、車掌の制服が脱げずにいましたが、そのうち、少しずつ服装にも変化がみられるのがよかったです。
ラストでは完全に私服姿のホルテンさんは気持ちも晴れやかに見えました。

最初は、ホルテンさんは何がしたいのか、監督は何を描きたいのかが解らずに、ちょっとモヤモヤしてきましたが、それこそが、40年勤めて定年を迎えてしまったホルテンさんのとまどいそのものだったんだろうなと思いました。

一つ一つ、鉄道の外の世界に踏み出し、意外と自由に行動できる楽しさを感じただろうし、いろんな人と出会って、たくさんの世界があることにも気付いただろうし、孤独に押しつぶされることなく、新しい人生を楽しめそうでよかったな~と思いました(笑)。

でもって、カンヌでパルム・ドッグ賞審査員特別賞を受賞したホリー!
ほんのちょっとしか出演していないじゃないですかぁ~~~。
何か感動的な演技でも?なんて勝手に思い込んでいましたが、なるほどね~、圧倒的な存在感なんでしょうね~。
ドッシリとしてましたよ~、しかも、飼い主さんが亡くなったあと、アッサリとお別れするのもドッシリでした(笑)。

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