今月14日、11回目の命日でした。
あの日と同じ晴天でした。
でも、今年は泣きませんでした。
～と言う訳でこのブログは暫くの間、お休みいたします。
コメントを書いていただいてもお返事できませんが、書き込めるようにはなっています。
ご自由にコメントしてください。
ひとりでも多くの死別シングルファーザーの気持ちが癒され、勇気付けられることを望んでいます。
管理人♪ 死別シングルファーザー いわとも
2005年11月15日、このブログは「本日より・・・」というタイトルで始まった。
あれから、8年。完全復活って、思っていたよりも難しく時間のかかるものだった。
今でも完全に復調しているかといったら、そうでもない。
今、こんな感じなのだから、これからも長い時間、こうなのだろうと最近思う。
だったら、こんな気持ちとうまく付き合っていった方が良いのかな～。
騒がず、気負わず、そんな感じか。
以下、当時の文章だ。 __________
2002年11月、突然妻がこの世を去った。
あれから、3年。よくここまで来られたナァ～。
「あまり増えて欲しくない仲間」達の役に立つことができれば……。
今現在頑張っている仲間達に元気がもらえればと思い、今夜スタート。
愚痴っぽくなるだろうけど、まぁ勘弁してください。
会社では愚痴れないからね（笑）。
目標は、あと2年で「完全復活」を目指すこと。
なので、このブログの最終日は2007年11月14日。
でも、そこまで続くのだろうか？
先ずはスタート。
下世話な話でも、興味本位の話でもない。
これからを生きて行く上で、大切な話題。
妻が亡くなって保険金がおりた。
が、額はとても少なかった。
当時の保険の特性上、私の保険に妻の死亡に関する項目があったからだ。
妻は幼少の頃、心臓の大病をして大手術を行った。
そんなこともあって、保険には入れなかった。
僅かだが保険金が出た。そのお金で葬儀もその後の法要も滞りなくできた。
そこで、分かったことがある。
保険金は、残された家族が幸せになる為の必要経費なんだ。
必要経費だから、使うべき時は使えばいいんだ、と。
今使っても、未来に子供のために使っても、それは残された家族が考えればいいんだ。
そのお金で、楽しいことをしたり、気持ちをリフレッシュしたり、させてもいいのだ。
その代り、残してくれた妻への感謝を忘れない。
これはもう、残された方が決めればよいこと。
そんな中で、私にとって最後の最後まで悩んだのが指輪。
そんな指輪を、手放すことにした。
もうだれも「もう片方」をしてはくれないから。
だから、手放すことに決めた。
形見は物でなくても良いと解ったから。
たくさん思い出をもらった。
だから、指輪を手放すことにした。
後悔は、ない。
何かを考える訳でもなく。
何かをする訳でもない。
ひとりで過ごす時間は大切だ。
色々と考えても良い時間なのだ。
昔のこと、思い出、将来の不安、なんでも良いのです、思い付くままに考えをめぐらす。
ひとりだから、どんな姿でも構わない。
ベッドに横たわり、背中を丸めて小さくなる。
声をかける相手はいない。
自分を、素の自分を。
弱音を吐いても良いのだ。
眠れるか？
少しでも眠れたのなら、きっと明日も大丈夫。
もう少し頑張れるはず。