娘が風邪を引いた。
掛かり付けのS医院で診てもらった。
タダの風邪だそうだ。
インフルエンザではない模様。
あぁ、ちょっと安心した。
子供が病気の時は、何とも心細い。
単なる風邪と分かっていても……。
結婚生活17年目のはずだった…。
どんな結婚生活だったろう。今となっては考えるだけでも寂しくなる。
以前はこんな気持ちになんてならなかったナァ～。
指輪の件もそうだ。
何故だか自己分析してみた……。
おそらく、以前に比べ自分の心がいろいろな事を感じられる位「解凍」してきたのだと思う。
現実をちゃんと受け止められているのだと思う。だから、寂しさをより強く感じているのだろう。
今まで、ちゃんと悲しんでしっかり受け止めてくれば、もっと以前にこんな気持ちになっていたのだろう。あまり我慢せず、感情に身を任せることも大切なのだろうと感じる。
私の後悔は、死別当初ちゃんと悲しんで涙を流さなかった事。
泣きましょう。
1991.12.15. S to T
いつからだろう、指輪を外した。
その指輪の内側に刻まれた日付とイニシャル。
私はあまり物にこだわらない。
妻の形見の品らしい品を持っていない。
強いて上げれば、この指輪だけ。
ムショウに指輪が恋しくなった。
私の指輪と、妻が最後までしていた指輪。
暫らくは二つ一緒にして持っていたいと思う。
左手の薬指、指輪の跡が消えたような消えないような……。
1991.12.15. T to S
当たらない宝くじの使い道を真剣に考えている私。
何かが変わって欲しいと願う時、身の回りの何かを変えるんだ。
そうすれば、きっと何かが変わるはずだ。
これからは多くの人達とかかわる様にしょう。
特に、社外の人達は重要なポイントだ。
ほんの少しだけ係わる世界を広げよう……（と思うが、これがなかなかできない）。
・・・何かが変わる。
ネクタイを変えてみた。
今まで締めなかった色・柄を選択。
多少明るめな感じ（笑）。
妻を亡くして以来、明るい色のネクタイを選べなくなっていたことに気付いた。
『たまにはいいかなー』なんて軽い感じで選んだ。
いつもより、4%程度変化があった（ような気がする）。