新しい燃料

今朝のラジオでの話。

昨今、原油高と言われていてガソリンもかなり値上がりしている。毎日乗る人には頭の痛い話ですね。

日本ではまだまだ知られていないけれど、海外ではガソリンに代わる燃料としてサトウキビが活躍しているんだそうな。
“サトウキビ！？”って思ったでしょ？実はサトウキビからエタノールを精製して、それをガソリン代わりに使うってわけ。もう時代は、サトウキビから砂糖でも味の素でもなくエタノール(笑)。
エタノールはいわゆるアルコールで、前に焼酎で車を走らせられるって聞いた事があったんだけれど、それと同じような事みたい。

この燃料、ブラジルでは既にメジャーで、今ではサトウキビの収穫の半分はエタノールの精製に使われているんだそう。そのエタノールをガソリンに混ぜて使っているらしい。もう法律で混合の燃料じゃなきゃいけないんだったかな？確か“Ｅ２５”じゃなきゃいけないって言ってた(と思う)。

このＥ２５、エタノールが２５％混ざっているという意味で、アメリカでもＥ２０の燃料でなければいけない州がいくつかあるらしい。インドや中国でもＥ５やＥ１０の燃料が使われ始めるんだとかなんとか。
ここ日本ではそんな話はとんと聞かないが、数年前からＥ３の燃料で一応実験だか試験だかが行われているらしい。

このエタノール燃料、何が良いってほぼ無限なところ。原油はもちろん有限な訳で、近い将来なくなってしまうと言われている。その点サトウキビなら台風などで不作にさえならなければ、いつまででも大丈夫。一応、サトウキビ以外でも穀物なら作れるそうだし。しかも、ガソリンよりも排気ガスの排出量が少ないらしい。これは魅力的。もちろんガソリンより安いらしいし。

先程Ｅ２５とか２０とか言ったけれど、Ｅ５０、８０、１００でも大丈夫なんだそうだ。エタノール１００％でも走っちゃうのって凄くない？ガソリンいらないんだよ！

ただ、もちろん今付いてるエンジンではダメで、専用のエンジンが必要との事。これも、海外ではガソリン１００％～エタノール１００％までＯＫというエンジンが既に売り出されているんだそうだ。

日本でもトヨタあたりが力を入れれば、普及する日も近いかも！？