分かった事と分からない事

超今更なんだけど、“八ッ場ダム”が気になってます。

昨日の新聞にちょっと解説みたいのが載ってたの。それによると、そもそもなんでそこにダムを作る事になったかっていうと、１９４７年にカスリーン台風って関東から東北にかけて酷い災害をもたらしたのがあって、その台風で洪水も起こったらしいのね。
その時と同等の洪水が起きた時に利根川がエラい事になるから、上流にダムをいくつか作って治水しようって建てられる事になったんだって。
もしこのまま中止になってそんな洪水が起きたら、八ッ場ダムで止める予定の水量を他で止める手段がないとか。だから必要なんだって書いてあったよ。

あんなに中止中止って言ってるから、私はまた、行政で勝手に決めた無駄なダムなのかと思ったよ。ちゃんとした理由があるんじゃんね。
またっていっても、今まで無駄なダムがあったかどうか知らないけど。

ただ、この計画が立てられたのが昭和２０年代で、その時は戦後で森林伐採で山が丸ハゲのような状態だったんだって。だから今の木が茂ってる状態とは山の保水力（？）が違うから、凄い台風が来たときの水量を計算し直す必要があるんじゃないかっていうような事も書いてありました。
この記事読んで“なるほどね～”って納得したんだけど、今ってただ闇雲に“中止する”って言ってるだけっぽくない？ なんで中止にするのか民主は理由言ってる？ ちょっと調べたけど、“マニュフェストに掲げたから”って事以外、理由が全然分かんなかった。

そりゃ中止にしたらお金が浮くのかもしれないけど（中止の方がお金かかるって話もあるけど）、今までスンゴイお金かけてて、各都県の知事も反対してるじゃんね。
だったら、ちゃんと有識者の意見を聞いて、もう一回水量の算出し直すとかしてから中止ってすればいいのにって思うんだけど。

マニュフェストを通すのも大切なのかもしれないけど、この間の予算カットの仕方といい、自民に対してムキになってるようにしか見えない時があるのよね～。
もうちょっと筋を通したやり方にしてもいいと思う。その方がみんな納得すると思うんだけど。とりあえず、お金以外になんで中止にする必要があるのか、明確な理由を言ってほしいと思います。