真田十勇士

今日は

日本テレビ開局60年特別舞台 『真田十勇士』

という舞台の昼の部を見に、青山劇場まで行って参りました。これがあったからあんな“チケ忘れた”なんて夢を見ちゃったんだな、きっと。
だってね、この舞台のチケ取り、９月だったんだよー もう何日のを申し込んだのかも、会場すらもすっかり忘れちゃってたよ(笑)。

なんでこれを申し込んだかというと、出演者が豪華なの。主な俳優さんは

中村勘九郎　松坂桃李　比嘉愛未　福士誠治
中村 蒼　石垣佑磨　加藤和樹
加藤雅也　真矢みき

どう？ 凄くない？ 知ってる人がいっぱい 加藤和樹さんってのは、前に見てた昼ドラに出てたから知ってたんだ。福士くんは昔の朝ドラの味噌ぼっちゃん。
ちょうどガッチャマンを見た後くらいにこの舞台を知って、“桃李くん”って申し込んだんだよねー(笑)。あと石垣くんも昔から大好きなんだ。他も知ってる人はみんな好きなの。出演者がみんな好きって中々無いよね。

そして演出が、勝手に馴染み深い堤幸彦監督 さすが日テレ６０周年記念舞台だね 豪華だわぁ。
今日は撮影が入るって事だからか、ロビーに監督がいたよ。急いでるのに前にいたから、“なんだこのオッサン”って睨んでしまった。終わってからチケ見て、“堤さんが監督だったっけ．．．あっ、あのオッサン”ってなっちゃった(笑)。

予習も何もしないで見に行ったけど、凄い面白かった。真面目な舞台かと思ってたら、かなりお笑い要素の強い、シリアスな場面でもクスって笑えるような舞台でした。
堤さんが監督なら“なるほどな”って感じ。細かいお笑い演出も多々。

あらすじを簡単に説明すると、戦略家な真田幸村が実は凡人で、それをサポートする為に真田十勇士が結成されて、豊臣の為に徳川と戦うってストーリー。
１部は十勇士が結成されるまで、２部は徳川との戦い（大阪冬の陣と夏の陣）。休憩を抜いても３時間オーバーの長いお芝居。最後はお尻が痛かった。

１階の真ん中の通路を結構使ったり、ステージと最前列の間を使ったり、観客とも近い感じがしたよ。
そして時代劇なので、殺陣のシーンも沢山。これも見応えありました。ワイヤーアクションも何回もあったり。空を飛ぶ桃李くんってば、カッコイイ～。

あと舞台といえばセット転換があるけど、この舞台では可動する石垣のようなセットのみ。表側は石垣なんだけど、裏側はただのっぺらした平面。
その裏側に映像を映して、色々な物に見せてました。

転換も普通は暗転してやるとこだけど、プロジェクションマッピングと組み合わせて見せる演出になってたり。あとはステージ前方にスクリーンを下ろして、そこに映像を映して芝居したり。あの暗転中の妙な間は無し。
セットを組んでやる普通のお芝居より、映像を投影した方が様々なシーンが出来るからいいなって思いました。戦場でも室内でも自然の中でも、自由自在だもんね。スクリーンと石垣に映す事で、立体的になるし。
あとスクリーンにト書きが出たりもしてたよ。展開も早いし、テレビとお芝居の融合って感じがしたな。

芝居に関しては、中村くんの発声がちょっと微妙だったけど、他はみんな上手かった。中村くんはまだ若いから、これから上手くなるんじゃないかな。
さっきも書いたように客席方面も使ったり殺陣が多かったりで、出演者さん達の体力が凄い 今あそこにいたのに今度はこっちから出てくるみたいのもあって、裏でダッシュしまくりなんじゃないだろうか。

席が後ろだったから双眼鏡を持ってったのね。比嘉愛未ちゃん、めっちゃかわいい～。テレビでもかわいいけど、生だともっとかわいい 同じ人間とは思えないわ。なんでこんなに違うんだ(笑)。
そして一番楽しみにしてた石垣くんは（←桃李じゃないの？(笑)）、顔が全面メイクでガックシ。全然分かんなーい。ちぇ～。

桃李くんはもちろんカッコ良かったよ。意外って言ったら失礼かもだけど、舞台のお芝居が上手でビックリ。立ち振る舞いもだけど、表情とかさ、感情剥き出しみたいなのってあんまり見ないじゃん。
あと勘九郎と言い合うシーンだと、顔の小ささが際立ってた(笑)。

一ヶ所だけ“長いな”って思った以外は、最後にドンデン返しっぽいものもあって、ずっと面白かったです。カーテンコールは出演者みんなでパラパラっぽいダンスしたんだよ。加藤雅也のダンスが微妙で面白かった。
東京はもう売り切れで当日券のみみたい。大阪はまだあるのかな？ チケは高いけど、それだけはあるなって納得です。見に行って良かったお芝居でした。

まだちょっと興奮中～。