『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

<白隠展・・・もうすぐ終わっちゃいます。>

2013-02-22 | イベント
~2013/2/24(日)
Munkamura/ザ・ミュージアム



<Bunkamura・HPより>

白隠慧鶴《半身達磨》萬壽寺蔵(大分県)

市井の伝道師 白隠、
現代の十字街頭 渋谷に現る!



白隠慧鶴(はくいんえかく1685~1768)をご存じでしょうか。

臨済宗中興の祖とたたえられ、
一万点にも及ぶ魅力的な禅画を残した江戸時代の禅僧です。

民衆の教化に用いられたそれらの作品は、
これまで一部の研究者、コレクターたちによって高く評価されてきましたが、
一般的な知名度がさほど高かったとは言えません。

本展は、
画期的な白隠研究書を刊行した禅宗史研究者芳澤勝弘氏(花園大学教授)、
江戸時代絵画史における白隠の重要性を説く美術史家、
山下裕二氏(明治学院大学教授)を共同監修に迎え、
史上初の本格的な白隠展として企画されたものです。

白隠作品の多くは、寺院、個人などに所蔵され、
一般観客の目にふれる機会はこれまできわめて稀でした。

本展では、全国に散在する作品のうち、
大作を中心に 約100点を選りすぐり、一堂に展示します。

迫力あふれる達磨、ユーモラスな布袋、慈愛に満ちた観音、
さらに破格な筆法による書などを通じて、

白隠が禅画 に込めたメッセージが、 時空を超えて、
現代を生きる多くの人々にダイレクトに届くことを期待しています。





<ストロベリーナイト>

2013-02-22 | 映画・ドラマ・舞台
昨日、映画<ストロベリーナイト>を、
観てきました



監督/佐藤祐市

佐藤祐市監督というと映画<キサラギ>
ワンシチュエーションで作り上げられた印象に残る作品です。

この作品は、第50回ブルーリボン賞作品賞、
第31回日本アカデミー賞の優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞
優秀助演男優賞などを受賞しています。



脚本/龍居由佳里/林誠人

脚本家の龍居由佳里さんは、
星の金貨、ピュア、白い影、心の糸 他、
多くの脚本を担当されています。

 

林誠人さんも多くの作品がありますが、最近だと、
ケータイ刑事シリーズ。



原作/誉田哲也

原作は誉田哲也さん。
今回は<姫川玲子シリーズ>を原作にしたテレビドラマの劇場版になります。

 

音楽/林ゆうき

 



竹内結子(姫川玲子)/西島秀俊(菊田和男)/大沢たかお(牧田勲)

小出恵介/宇梶剛士/丸山隆平/津川雅彦
渡辺いっけい/遠藤憲一/高嶋政宏/生瀬勝久
武田鉄矢/染谷将太/金子ノブアキ/金子賢
鶴見辰吾/石橋蓮司/田中哲司/友情出演・三浦友和



誉田哲也さんの原作<インビジブルレイン>のストーリーを軸に作られた今作。

多くのシーンが雨の中で進んでいて、
傘や窓、車に流れる雨の雫が、

映画の中で起こる様々な感情の雫として、流れているように思えました



菊田が、外で立ちつくしたところ、
和田徹役三浦友和さんが記者会見で告白しはじめるところで、

まわりがざわつき、鼻をすする音が聞こえました





<<ホロヴィッツとの対話>>

2013-02-21 | 映画・ドラマ・舞台
先週末、<ホロヴィッツとの対話>を観てきました



三谷さんの作品で海外の芸術家を描く3作目です。

1作目は<コンフィダント・絆>
この作品、大好きでした。楽しくて哀しくて。

まだ若かりし無名時代のゴッホ、ゴーギャン、スーラ、シュフネッケル、
4人の画家の友情と葛藤が描かれた作品です。

フィンセント・ファン・ゴッホ/生瀬勝久
ポール・ゴーギャン/寺脇康文
クロード・エミール・シュフネッケル/相島一之
ジョルジュ・スーラ/中井貴一

ルイーズ・ブーランジェ/堀内敬子
作曲・ピアノ演奏/荻野清子

第15回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞
2007年度第59回読売文学賞・戯曲・シナリオ賞
第7回朝日舞台芸術賞・秋元松代賞
第58回芸術選奨文部科学大臣賞 などを受賞。



2作目は<国民の映画>です。

震災直後だったため、
開演前に三谷さんが舞台に出て来られ、

<こんな時に限ってコメディではないんです>
<1人でも観たいというお客様がいらっしゃるなら上演したい>
<こういう時だからこそ劇場の明かりを消してはいけないと思います>と、

生の声で、客席に向かってお話されていました。

その時、<震災>という大変なことがあった時に、
向かうべく場所は、それぞれのいろいろな所にある。
そう感じて感慨深かったです。

ナチス高官
ヨゼフ・ゲッペルス(宣伝大臣)/小日向文世
ハインリヒ・ヒムラー(親衛隊隊長)/段田安則
ヘルマン・ゲーリング(空軍元帥)/白井晃
マグダ・ゲッペルス(ゲッペルスの妻)/石田ゆり子
    
映画人
ナチスに利用された女・ファラ・レアンダー(大女優)/シルビア・グラブ
ナチスに愛された女・レニ・リーフェンシュタール(若き女性監督)/新妻聖子
ナチスに恐れられた男・エーリヒ・ケストナー(国民的作家)/今井朋彦
ナチスに嫌われた男・グスタフ・フレーリヒ(二枚目俳優)/平岳大
ナチスを利用した女・エルザ・フェーゼンマイヤー(新進女優)/吉田羊
ナチスと敵対した男・グスタフ・グリュンドゲンス(演出家・俳優)/小林勝也
ナチスと手を結んだ男・エミール・ヤニングス(映画監督)/風間杜夫

フリッツ/小林隆
音楽・演奏/荻野清子

ヨーゼフ・ゲッペルスは実在したドイツの政治家。
国家社会主義ドイツ労働者党第3代宣伝全国指導者で、初代国民啓蒙、宣伝大臣。
<プロパガンダの天才><小さなドクトル>と呼ばれた。
宣伝とわからせないように宣伝する・・・そんなゲッペルスの宣伝力で、
ヒトラーの支持は、どんどんあがっていったのです。



そして、今回が3作目の<ホロヴィッツとの対話>



スタインウェイ・アンド・サンズ社の専属調律師として、
ピアノの巨匠たち(ウラディミール・ホロヴィッツ、アルトゥール・ルービンシュタイン、
グレン・グールド、ルドルフ・ゼルキン、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ など)
を支えたフランツ・モア。

そのフランツ・モアと、
グラミー賞を何度となく受賞しているウラディミール・ホロヴィッツの、
<<ある一夜の会話>>を中心に描いたお話です。

ホロヴィッツの<1966年 カーネギー・ホール・コンサート>の中の、
リストの<<「巡礼の年」第1年「スイス」~オーベルマンの谷~>>
ドビュッシーの<<喜びの島>>など、チキンチキンものです

<展覧会の絵&戦争ソナタ~超絶技巧名演集~>の、
ラフマニノフの<<ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30>>も好きです。

今回の舞台にも名前が出てきますが、
ホロヴィッツの奥様のお父様、義理の父親は、
20世紀前半を代表する指揮者のアルトゥーロ・トスカニーニです。

ホロヴィッツは、
晩年、日本では酷評されたりしたのですが、
こうして、あらためて聴いてみると、
素晴らしい<音>を、たくさん残しています

 



フランツ・モア/渡辺謙
フランツ・モアの妻/和久井映見



ウラディミール・ホロヴィッツ/段田安則
ウラディミール・ホロヴィッツの妻(アルトゥーロ・トスカニーニの娘)高泉淳子

音楽・演奏/荻野清子

たくさん笑ったけれど、
最後に落とされた<哀しみ>が、

何でもないと思っていた台詞の裏に隠されていたものを浮き彫りにして、
心の奥に、せつなさに滲んだあたたかさを、残しました。



映像のひとという印象の強い渡辺謙さんですが<<演劇集団 円>>出身で、
円の舞台ほか、蜷川さんの演出作品や山崎努さんのプロデュース作品など、
いくつかの舞台に出られています。

今回も、安定感あるお芝居で、抜群の存在感がありました。

また、段田さんと高泉さんのコンビには笑わせていただきました。
最後、・・・・・ホロリシーンがあるのですが

和久井さんは、はじめての舞台ということで、
最初は<声>の作り方に、少しだけ違和感がありました。
ただ、後半にいくにしたがって、
キャラクターに寄り添って重なってきたから不思議です。

公演が終盤になる頃には、
きっと、最初から重なってくるのではないでしょうか。

舞台は、毎日毎日生きている。
そういう<楽しさ>があります。

好きな舞台でした

そして、1作目2作目、3作目とも、
忘れてはいけない存在が、音楽の<荻野清子>さんの音。

音の存在が、舞台のもうひとりの出演者として、
確かに、そこに、立っています。

大好きです



<ボクノート/スキマスイッチ>

2013-02-20 | 音楽
今日は、スキマスイッチさんの、
<ボクノート>を聴いています



ボクノートは、
映画<ドラえもんのび太の恐竜2006>の主題歌です。



足元に投げ捨てたあがいた跡も
もがいてる自分も全部僕だから
抱えている想いをひたすらに叫ぶんだ
(詩/大橋卓弥・常田真太郎)