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しあわせの隠れ場所

2010年02月28日 10時01分43秒 | 映画 さ行
評価:★★★☆【3,5点】


アメリカ版『ホームレス中学生』。スケールでかいです。

実は!“実話”のことは映画の終盤まで知らなかった。
本作は昨年公開時点で全米の興行収入ランキングで
常に上位に定着していたことと、今週の頭には興行収入が2億5千万ドル。
ハリウッドスタジオでは1億ドルを超えればヒット作の印を押されるらしい。

ここのところ“旬再び”ともいえる女優。
ワタシの中では割と好みなボディを持つサンドラ・ブロックであること。
また、本作の画像を見る限り、文無し風の大柄な黒人少年が
なにやら意味深な雰囲気を醸し出していたので
これはもしかして!感動系か!?みたいな。
まぁ、それだけで遠方のシネコンまで観に行くことにしました。
因みにイオンシネマの会員であるため「mozo」までの出張を慣行(笑)



米プロフットボールNLFの 2009年ドラフト会議で
ボルチモア・レイベンズに 1巡指名された
マイケル・オアーの半生を描いたマイケル・ルイスの著書
「The Blind Side: Evolution of a Game」(2006年)を元に
ジョン・リー・ハンコック監督が映画化した。

白人の裕福な家庭で夫と娘と息子の 4人で暮らすリー・アン(サンドラ)は
黒人でホームレスとなった若者マイケルを引き取り、ともに暮らし始める。
マイケルの存在は家の人々を刺激し、それまで見えなかった
自分たちの姿を気づかせる...
<全米映画ランキング>



真冬の夜にTシャツと短パン姿で震えながら歩いている少年に
勇気を持って声を掛けたリー・アンの選択が本作の全て。
日本はもちろん、アメリカでも見ず知らずの男の子を
家に招き入れること自体、なかなか出来ることではありません。

当然、夫は一晩だけだろう?と問いただす。
リー・アンは「私は間違っていたかも」「何か盗まれるかもしれない」
翌朝、ソファーに寝ていたはずの彼の姿がない。
ソファーには綺麗に畳まれているシーツが置いてあった。

このシーツのアップで、これだけで彼の本質が分る気がしました。

とっさに彼・マイケルを探しに外に飛び出すアンは
遠慮して去って行くマイケルを連れ戻すのだった。



スラム育ちで学校の成績は最低。読み書きが苦手らしい。
だが決して凶暴な性格ではなく、寧ろおっとり型で
気は優しくて力持ち的なマイケルは、あるジャンルに於いては
学校でもトップクラスの成績がある。それは「保護本能」。

裕福な生活をしているリー・アン・テューイ家の姉弟もマイケルが大好き。
セレブ仲間には「年頃の娘さんと同じ屋根の下で大丈夫?」
などと心配される始末。
しかし、リー・アンは彼女らに切り口鋭い台詞で一喝する。


リー・アン・テューイの行動力は凄いものがある。
日本だって、それぞれの地域には、こういうひとがひとりくらい居る?
全編に於いて、登場人物みんなが良いひと。
まるでディズニー映画でも観ているような心地良さがだった。


おまけ)
・スラム街に舞い戻ったマイケルに、ゴロツキ達がリー・アンや
 娘のコリンズのことを「イケてる母娘とやっちまったのか?」などと
 マイケルをからかうシーンで、屈辱に耐えていたマイケルが爆発した。
 銃を持ってるゴロツキ達を一瞬でKO! 
 その破壊力は、まるで、アンプスーツを着たクォリッチ大佐みたいだった。

・アメリカン・フットボール(NFL)のルールがバンバン出てくるので
 ワタシとしてはイマイチ馴染みのないスポーツため
 弟くんと基本ルールを話し合うシーンなどは、お口アングリ。
 マイケルが高校のフットボール部に入部してからは、弟くんと
 二人三脚の猛特訓が始まる。弟は遊びの延長のように楽しんでいる。

・とにかく大きい!けた外れの大きさである。
 実際、マイケルを演じたクィントン・アーロンの身長は2メートル超え。
 彼を巡り、色んな形容句が飛び交っていました。
 「ラガーシャツを着ると、大きなハチみたいだ」
 「ミルクの中に落ちたハエ」
 「花の好きな牛」
 「デブ、クマ、イノシシ」など・・・

・大学の奨学金を得るため学力を付けようと家庭教師を付けるアン。
 因みに、その家庭教師にはキャシー・ベイツ。
 あるシーンの台詞で、一瞬、ギョ!とした。気味の悪いことを言う。
 そのシーンだけで『ミザリー』の怖い叔母ちゃんが蘇った感じだった。
------------------------------------------------------------
監督:ジョン・リー・ハンコック
脚本:ジョン・リー・ハンコック
撮影:アラー・キヴィロ
音楽:カーター・バーウェル


出演:サンドラ・ブロック/ティム・マッグロウ/クィントン・アーロン/
   キャシー・ベイツ/リリー・コリンズ/


『しあわせの隠れ場所』 

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12 コメント

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mozo (オリーブリー)
2010-02-28 22:52:50
itukaさん、こんばんは~ようこそ、地元へ(笑)

「ハチ!バカタレ!!」
あの場にいらしたのですね??!!(大爆)
いやぁ~同じスクリーンに向かっていたとは、これまた感動です♪
イビキもヤバイ…ってなったけど、あの一喝は有難いやら何とやら…。
驚きながら笑えました(苦笑)

さて、この映画、インビクタスに続きとても良かったです♪
サンドラのような女優さんが好きなので、リー・アン役は彼女そのものな感じでとても素敵でした。
リー・アンはビッグママですね(笑)
返信する
何処に座ってたの?(笑) (ituka)
2010-03-01 20:10:37
オリーブリーさん こんばんは。

えぇ~!まさか「ハチ」を知ってるとは夢にも思いませんでした(爆)
あのイビキには「ヤバいぞ!」と思ったものです。
いつまで続くかと不安でなりませんでしたから(笑)
そういや、ワタシの右隣、シート二つ分空けて、ご婦人がひとり座ってましたが
コミカルなシーンのたびに、声だし笑い!
その笑い声が妙に可笑しくて、こっちまで釣られて笑っちゃいましたよ。
もしや、オリーブリーさんだったりして~

それにしても、同じスクリーンで感動を共有してたなんて凄いね!
こういうこともあるんですね^^

>リー・アンはビッグママですね(笑)

リー・アンの行動力、マイケルの人間性はともに尊敬に値します。
ワタシも見習わなければいけないなと思いました(笑)
返信する
☆あ、何だか☆ (TiM3)
2010-03-02 20:11:16
オフ会ぎみになってますねー(=^_^=)

何とも微笑ましい限りです。

サンドラ・ブロックはヌード体験以来(=^_^=)
メロメロになっちゃっとるワタシです。

口を塞がれても、切断されたクビの両眼から
レーザービームを出すことになっても、
ムコにして欲しいしとですね(=^_^=) ←既婚者だよ、バカ(=^_^=)
返信する
公開館が限られているときは… (ituka)
2010-03-02 21:56:39
TiM3さん こんばんは。

愛知で2館しか上映してないのでこんな偶然もあるもんですね。
でも、「ハチさんのイビキの件」がなかったら素通りでした^^

>サンドラ・ブロックはヌード体験以来(=^_^=)
>メロメロになっちゃっとるワタシです。

ワタシも同じです!あのムッチリ感はたまりません(笑)

>口を塞がれても、切断されたクビの両眼から
>レーザービームを出すことになっても、

スカっちが「私以上の良い女がこの世に居る訳ないわ」と世間のヒンシュクを買う台詞を吐いて
それを聞いたミーガン・フォックスが「だから、言ったでしょ!」と
パパラッチに向かって言うのが聞えてきそうです^^
返信する
スタイル。 (BC)
2010-03-06 21:47:40
itukaさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうです。(*^-^*

サンドラ・ブロックはスレンダーでスタイルが良いですよね☆
サンドラの体型は女性の私から観ても憧れますよ。

キャシー・ベイツは存在感抜群でしたね☆

確かに、根っからの悪人は登場しなかったような気がするので、
老若男女楽しめるディズニー映画のような微笑ましさがありましたね。(*^-^*
返信する
脱ぐと凄いんです (ituka)
2010-03-06 23:36:41
BCさん こんばんは。

シャワーから飛び出して来た時は「おぉ~!」ってなりました!
サンドラ・ブロックって、今回のような芯の通った勝気なキャラを演じさせたら
右に出る女優は居ないんじゃないかっていう位、ハマってますね^^

>確かに、根っからの悪人は登場しなかったような気がするので、

強いて言うなら、相変わらず“D”を付けた、あの学長(?)でしょうかね~^^

今回のような実話映画が今後増えて行く予感がします(根拠はないけど)^^

返信する
☆観て来ますた☆ (TiM3)
2010-03-27 01:11:21
キャシー・ベイツ出て来ないじゃん!
と思ったら、後半からぐらいの出演でしたかね。

スラムのチンピラの親分みたいな兄ちゃんが、またもや(=^_^=)サミュエル・LL・クール・ジャクソン入ってて笑えました。地球上に何人おるんじゃい!?
返信する
あの辺りの風貌って (ituka)
2010-03-27 14:21:53
TiM3さん こんにちは。

そうなんですよ~!
後半からですが、その存在感は、やっぱりそこら辺の女優さんとは違いますね^^

スラムに行く時は、あんな高級車で行くもんじゃないですよね。
ワタクシ、何時、タイヤを取られるか心配で
BMWばかり見てましたから(爆)

サミュエール系は確かに多いですね。
切れ長のお口に隙っ歯とくれば、み~んなクール・ジャクソン!でしょう(笑)
返信する
☆やっぱし☆ (TiM3)
2010-03-27 23:34:52
>サミュエール系は確かに多いですね。

『アイロン・マン2(←おい、アホか!)』にも
ご出演されるんでしょうかね?

みんな忘れかけてると思うけど(=^_^=)『ジャンパー2』
が「もし」あるとすれば、出演は確実なんでしょうけどネ。
返信する
アイロン・マン2 (ituka)
2010-03-28 10:16:26
TiM3さん こんにちは。

検索して公式サイトで予告編を観てきました。
おぉ~!アイパッチおじさん」でご出演ですか~(笑)

それと「レスラーおじさん」がなかなかイケてる感じですね!
なんか、より一層、娯楽色が強くなった感じで期待大になりました^^

『ジャンパー2』があるのなら確実に出演することでしょう^^
こうなったら、ジャクソン一家総出演という企画でM・ナイト・シャマラン監督で撮ってもらいたい^^;
返信する

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