オーシャンズ

評価：★★★【３点】


海洋ドキュメンタリー！という触れ込みにはチョット疑問。

製作者側は判りやすくするために、敢えて登場させた素人風の子供。
そして、その子供に諭すように小宇宙の海を老人が解説する。

いや、これは別に悪くはないんですが
ウミイグアナの瞳に写るロケットの映像のＣＧっぽいところや
宇宙から見た地球の映像と人工衛星など
一か所でもＣＧ映像を見せられてしまうと
もう、そこからすべてに疑いをもって観てしまうんですね～。
ＣＧで作品自体を脚色してるじゃん！みたいな。

それよりも、もう少し深海の未知の生物とやらを
観てみたかった気がします。

どうみても生身のダイバーが潜れる程度のところに
生息する生きものばかり見せられてもな～・・・。

そしてラストに至っては妙に残酷な描写を取り入れて
人類への警告とやらを狙っている。
あのサメにはさすがにショックを受けましたね。
食材であるフカヒレのために必要な部分だけを切り取られて
海に戻されても、サメ君は他のサメの餌となるしかないんだし。

これは子供用の海の図鑑をただ単に映像化しただけという感じです。


おまけ）
・いわしの大群を巡って、イルカ、ケープシロカツオドリ、
　ザトウクジラの一連のダンスは一定の法則があるかのような大団円。
　これは以前、なにかの映画で観た記憶があるんだが。

・例のイカ。相手を威嚇する時に自身の色をまるでエイリアンのように
　色とりどりに発色（？）するあれに興味津々。
　あのイカは個体で色がマチマチなのかが気になるところ。

・オレンジ色のエチゼンクラゲ（傘２メートル）の大群を観て
　アトキリナ（木の妖精）＝エイワ（英知の女神）を思い出してしまった（笑）
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監督：ジャック・ペラン
脚本：
撮影：
音楽：ブリュノ・クーレ


出演：海の生き物たち



『オーシャンズ』