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誘拐の掟

2015年05月31日 23時23分36秒 | 映画 や行
評価:★★★☆【3,5点】



リーアムお得意の捜査モノではあるが、いつもとちょっと傾向が違う。
先日の『ラン・オールナイト』から間髪入れずの本作は
またかよ!的な懸念も若干あったけど、これはこれでよかった^^



1999年、ニューヨーク。
かつて酒に溺れ、刑事を辞めた冴えない私立探偵マット・スカダー。
ある日、ドラッグ・ディーラーの男から、
“妻を誘拐して惨殺した犯人を突き止め、
捕まえて欲しい”との依頼が舞い込む。
やがて犯人は2人組で、警察に通報できない麻薬関係者の身内ばかりを狙い、
猟奇的な凶行を繰り返していることが明らかとなってくる。
そんな中、新たな誘拐事件が発生する。
被害者は別のディーラーの14歳になる娘ルシア。
同一犯の仕業と確信し交渉役を引き受けると、
残忍で狡猾な犯人を相手にギリギリの駆け引きを展開し、
徐々に追い詰めていくスカダーだったが…。
<allcinema>



すでに還暦超えしてることから、体力も当然落ちはじめ
『96時間』のころと同じアクションは無理があるはずだ。
製作者サイドもそこのところは当然分かってるはずで
撮れるときに量産してしまえ!みたいな空気もあるのではないかと^^;

一時期流行った映画といえば1960年代から70年初頭のマカロニウエスタンや
70年代に大ブームとなったカンフー映画のようで、
稼ぎ時という意味ではそれに近いものを感じるのであった(笑)

さて、そういう風に斜に構えた鑑賞法をとったワタシですが
どうも様子が違うことに気づき始めたのだ。

敵と対峙するリーアムの無敵さはどこか控えめで
80年代の刑事ものによくある正当な捜査方法など
身を粉にしての聞き込みや尾行といった、いつものリーアム映画では
まず見られないシーンの数々に、逆に新鮮味も感じてしまった(笑)

そうだ、「刑事コロンボ」のような古き良き時代の刑事物だわ(笑)

ちなみにアルコール依存から立ち直った元刑事だそうで^^


【今週のツッコミ】
・猟奇犯に対する電話での交渉法はいつものリーアム叔父さんだった。
 絶対に弱みを見せない語り口は、犯人側にミスを引き起こすのだ。

・この映画は『ラン・オールナイト』のアルコール依存症と
 例のマフィアの殺されたバカ息子が似たような役で再登場(爆)
 元軍人の割に薬物使用でライフルもまともに撃てないウザさ^^;

・猟奇犯二人組の気持ち悪さは韓国映画の“それ”と違い
 どこか小ネタで笑わそうとしているキャラだった。

・これならレイ・リオッタでも行けたのではないか(爆)

・猟奇的犯罪の割には犯人の人物像を解くような説明がまったくなし。
 サイコパスを扱う映画なら必ずそういった説明があるんだけどね^^;

・間違って看護師誘拐でもよかったのでは?(爆)
 っていうか、あのシーンで都合よく赤ずきんちゃんが出てくるとは(爆)
 一瞬、シアーシャ・ローナンかよ!と思った。
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監督:スコット・フランク
脚本:スコット・フランク
音楽:カルロス・ラファエル・リベラ


出演:リーアム・ニーソン/ダン・スティーヴンス/デヴィッド・ハーバー/
    アストロ/ダニエル・ローズ・ラッセル


『誘拐の掟』

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2 コメント

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Unknown (えふ)
2015-06-01 20:38:04
今までのリーアムさんの役柄とはちょっと違って
むやみに暴れないところがちょっともの足りなかった~。
アル中は相変わらずだったけど(爆

元軍人の兄ちゃん!
ライフル銃持たせても頼りない!!!
とおもったらやっぱりでしたわwww
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えふさんへ (ituka)
2015-06-01 22:42:16
チョット今回は大人しめでしたね(笑)
でも、またもアル中ってことで相変わらずアウトロー親父でした(笑)
この映画、1990年代にする意味がどこにもなかったですよね。
なので、リーアムが携帯電話もネットもしないと言ってたけど
今から16年前だから初老の親父ならそれ普通でしょと思ったわ(爆)

そう、あのライフルマン、アイツでしたね(爆)
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