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焼肉ドラゴン

2018年06月24日 19時22分45秒 | 映画 や行
評価:★★★☆【3.5点】



吉本新喜劇でも行けそうだと思ったら。。。



大阪万博が目前に迫り活気溢れるとある地方都市の路地の一角。
第二次世界大戦で左腕を失った龍吉は、
故郷の済州島を追われて来日した英順と再婚し、
ここで小さな焼肉店“焼肉ドラゴン”を開業し、
4人の子どもたちを育てるために身を粉にして働いてきた。
そんな中、中学生になった末っ子の時生は学校でイジメに遭い
心を閉ざしてしまう。
一方、次女の梨花は、夫・哲男が幼なじみでもある長女・静花への
恋心を今も捨てきれずにいることに苛立ちを募らせていくのだったが…。
<allcinema>



映画でありながら舞台劇の要素はしっかり残っているのは
思ったことそのまま口に出し、かなりオーバーアクションだからか。
本作、在日韓国人が高度経済成長真っ只中の日本で
一生懸命生きている姿を描いている。

在日コリアンなので家族で話すときは韓国語がほとんど。
これ舞台劇の場合、字幕スーパーはどうしていたのか気になるところ。

家族の大黒柱・焼肉屋店主である父・龍吉(キム・サンホ)と
母・英順(イ・ジョンウン)の夫婦にすごく味があって
さすが韓国俳優!その存在感は半端ないのである。

そこへもってきて日本が誇る名俳優・大泉洋が結構かき回して
笑いと涙を存分に観客に与えてくれているのだ。

個人的に大泉洋は苦手な俳優だが、キム・サンホやイ・ジョンウンと
堂々と渡り合えている存在感はさすがである。


【今週のツッコミ】
・父・龍吉の叫びは在日コリアンの叫びでもある。

・ワタシの中でキム・サンホといえば『海にかかる霧 』(2014)以来。
 韓国訛りでも日本語はお上手。

・三女の美花の韓国語がかなり流ちょうに聞こえたが桜庭ななみは
 普段から話せるのかな。

・中学生の長男のナレーションから始まる物語は「北の国から」っぽくて
 こういう作りはなかなかヨロシイ^^

・っていうか登場人物それぞれにドラマがしっかりあるので
 「北の国から」のようなテレビシリーズにしたらいいのに。
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監督:鄭義信
脚本:鄭義信
音楽:久米大作
出演:真木よう子/井上真央/大泉洋

『焼肉ドラゴン』






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2 コメント

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Unknown (mariyon)
2018-07-24 16:43:27
観て良かったです。
冒頭ナレーションが息子だったので、
まさか、まさか・・・でしたが、それでも、
偏見だらけの恨み節や、お涙映画になってなかったですよね。
在日韓国人の話は、もう少し上の世代の人なら
良く知っているかもしれませんが、
これも、時代とともに風化して、知らない世代がほとんど。

大泉洋はこういう役だと、ほんとうにいい役者さんだと思います。
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mariyonさんへ (ituka)
2018-07-24 20:03:07
ワタシが幼少期のころ在日コリアンが近所に居ましたが
普通に何の隔たりもなく遊んでました。
養豚場だったので生ごみをバケツに入れて持って行く母の後を追って行った記憶があります(笑)

この映画に本物の韓国俳優が出てること劇場で知りました。
焼肉屋店主の夫婦は本当に演技上手いですね。
そしてそれに対抗するかのように日本代表の大泉洋が
頑張ってました(笑)
返信する

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