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夜に生きる

2017年05月21日 17時56分37秒 | 映画 や行
評価:★★★☆【3.5点】



監督、脚本、主演の3役をこなしたベン・アフレックに拍手!



禁酒法時代のボストン。
警察幹部トーマス・コフリンの三男として生まれたジョーは、
厳格な父に反発して家を飛び出し、
不良仲間とチンピラ稼業に明け暮れていた。
そんなある日、賭博場を襲撃したジョーは、
そこでアイルランド系ギャングのボス、
ホワイトの愛人エマと出会い恋に落ちる。
しかしホワイトの罠にはまって刑務所送りとなってしまう。
危険な獄中生活で裏社会での生きる術を身につけていったジョーは、
父トーマスの尽力でわずか3年で出所すると、
ホワイトと敵対するイタリアン・マフィアの傘下に入り、
ホワイトが牛耳るフロリダ州タンパへと乗り込んでいくのだったが…。
<allcinema>



街のチンピラが裏社会の大物に登りつめるまでの一大叙事詩。
禁酒法時代(1920~1930年代)のファッションがとてもおしゃれ!

物語は、特に新しいものはなく、よくある縄張りの拡大と
それによる仁義なき戦いの話である。

ただ、演じるのがこういったクラシカルなイメージと程遠い
ベン・アフレックというのが、ある意味斬新だったりする。

敵対するギャング同士の殺し合いのなかに
少しだけロマンスがあるのは過去の名作でもおなじみだが
この映画の8割は主人公の愛の物語に割いている。

これで幾分柔らかい感じのギャング映画にシフトしているわけだが。
それが良いのか悪いのかは別に、やはり、どこか緊迫感が足りない。
設定上はとてもいい素材集めをしており
もう少し編集の段階で緩急をつける工夫があれば
運命劇として一層のカタルシスを感じられたかもしれない。


【今週のツッコミ】

・そもそも映画のタイトル自体が地味でギャング映画とは思えない。
 原題に沿っているわけだが、もう少し何とかならなかったんかい^^;

・1930年代初頭のクラシックカーによるカーチェイスは斬新だった。
 しかも惜しげもなく次々破壊してましたし、1台ワタシに下さい。

・フロリダのギャングのボスの愛人が中々のいい女!
 主人公の彼女として密会するうち、ボスにバレ殺される。
 で、序盤で退場させるには、余りに勿体ないと思っていたら…
 演じるのはシエナ・ミラー。彼女のファッションにも要注目。
 
・KKKのカルト教団も、ある意味ギャングと変わらない。
 この時代、役人も相当数不正してたし自由な時代だったんだ^^
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監督:ベン・アフレック
脚本:ベン・アフレック
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ベン・アフレック/エル・ファニング/ブレンダン・グリーソン

『夜に生きる』

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2 コメント

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Unknown (mariyon)
2017-06-03 00:18:17
>映画のタイトル自体が地味でギャング映画とは思えない
これに1票!(笑)
タイトルがなかなか覚えれなくて・・・(;´・ω・)
ベン君の映画とばかり言ってたもので、余計に。

あのクラシックカーは、エンジンとか
基は普通の車でその上にボディを作ったもの??
カーチェイス、新鮮でした。

もう少し全体にエピソードを少なくしても
良かった気がしました、

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mariyonさんへ (ituka)
2017-06-03 19:27:35
ですよね~!
絶対に邦題(原題も)地味すぎますよね(笑)
ワタシなら普通に主人公の名前「ジョー・コフリン」で行きますけどね。
それとも、舞台となる都市「ボストン」でもいいですけど
さすがに、それは大それた感じで責任重大ですかね^^;

あのカーチェイスに使われた車はレプリカでしょうね。
外観だけそう見せているだけで中身は別物と思います。
でも欲しいわ(笑)
最終的に改心して立派な実業家になるんですから
せめて3時間は作品を表現する上で必要でしょうね。
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