
評価★★★★【4点】
サッドヒルとは『続・夕陽のガンマン』に出てきた墓地の名前。
マカロニ・ウエスタンファンの神聖なロケ地だそうで。
◆
“サッドヒル”とは、1966年のセルジオ・レオーネ監督による
傑作マカロニ・ウエスタン「続・夕陽のガンマン」の
クライマックス・シーンに登場した墓地の名前。
それは映画のためにスペイン北部ブルゴス郊外の
ミランディージャ渓谷に作られた巨大なオープンセットだったが、
撮影から50年近くが経ち、すっかり荒れ果てていた。
2014年、同作を愛する地元の映画ファン4人が立ち上がり、
サッドヒルの復元に乗り出す。
やがてその活動はインターネットを通じて多くの人に知れ渡り、
ヨーロッパ中から映画ファンがスキやクワを手に駆けつけ、
一大プロジェクトへと発展していく。
本作はそんな復元プロジェクトの行方と同地で行われた
「続・夕陽のガンマン」撮影50周年記念イベントの全貌を、
作曲家エンニオ・モリコーネや主演のクリント・イーストウッドら
関係者が語る貴重な撮影秘話や、
“メタリカ”のジェイムズ・ヘットフィールド、
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督はじめ
著名なファンたちのインタビューを織り交ぜ描き出した
感動の映画愛ドキュメンタリー。
監督は本作が長編デビューとなるギレルモ・デ・オリベイラ。
<allcinema>
◆
ということで上の解説読んでいただければ分かる通り
こんなドキュメンタリー映画が地元弐番館にやってきた。
マカロニファンが世界中にまだまだいるんだという事実が
このドキュメンタリー映画を通じてビシバシ伝わってくる。
そんなマカロニファンのなかで、特に思い入れある作品と言えば
迷うことなく本作絡みの『続・夕陽のガンマン』であるはずだ。
こうして、サッドヒル墓地の復元計画が始動し
世界中から集まった映画ファンによりみごと蘇ってしまう。
そして50年の時を経てあのシーンが脳裏に浮かび上がったとき
準備万端のワタシは序奏のピアノでキタキタキターーーーー!!!
そう!この絶妙なタイミングでエンニオ・モリコーネ最高傑作
“エクスタシー・オブ・ゴールド”である。
ピアノの序奏からオーボエ演奏、次の鐘の音で鳥肌感涙なのだ!
広大な墓地に隠された黄金を探すイーライ・ウォラック
楽曲3分23秒もの間ず~っと
走って走って、また走って、お釜ちゃん走りが延々と。。。
◆
【今週のツッコミ】
・2001年以降、エンニオ・モリコーネのライブコンサートで
ソプラノ・ソリストとして常に同行するスザンナ・リガッチ。
彼女の透明感ある声は他のソプラノ歌手と比べレベルが違う。
2011年ベニス・コンサート:スザンナ・リガッチ
・一方、1966年当時、若干21歳でエンニオ・モリコーネの歌姫となる
エッダ・デルオルソの柔らかい高音はワタシの中で神声なのだ。
劇中シーン:エッダ・デルオルソ
・エンニオ・モリコーネ本人の弁、この曲は世界ナンバー2の出来と
自画自賛してるが、ナンバー1がなんなのか気になった。
・『続・夕陽のガンマン』撮影裏話がなかなか興味深かった。
危険なシーンが2か所ほど、橋爆破のシーンで本物の岩の欠片が
クリントとイーライの真横をかすめる。
(ちなみに二人の後ろ姿はスタントマンだったそうで、なにより)
もうひとつはクライマックスの決闘直前の墓堀りシーン。
リー・ヴァンが投げたスコップがイーライの顔面をかすめる(危ね!)
・ちなみにサッドヒル墓地は映画撮影用に作られたセットであり
当然ながら地中には誰も埋葬されてはいない^^;
・当時の美術監督が円形墓地をデザインしセルジオ・レオーネは
この図面を見て大絶賛したそうです。
--------------------------------------------------------------------
監督:ギレルモ・デ・オリベイラ
脚本:ギレルモ・デ・オリベイラ
音楽:セルティア・モンテス
出演:エンニオ・モリコーネ/クリント・イーストウッド/ジョー・ダンテ
『サッドヒルを掘り返せ』
サッドヒルとは『続・夕陽のガンマン』に出てきた墓地の名前。
マカロニ・ウエスタンファンの神聖なロケ地だそうで。
◆
“サッドヒル”とは、1966年のセルジオ・レオーネ監督による
傑作マカロニ・ウエスタン「続・夕陽のガンマン」の
クライマックス・シーンに登場した墓地の名前。
それは映画のためにスペイン北部ブルゴス郊外の
ミランディージャ渓谷に作られた巨大なオープンセットだったが、
撮影から50年近くが経ち、すっかり荒れ果てていた。
2014年、同作を愛する地元の映画ファン4人が立ち上がり、
サッドヒルの復元に乗り出す。
やがてその活動はインターネットを通じて多くの人に知れ渡り、
ヨーロッパ中から映画ファンがスキやクワを手に駆けつけ、
一大プロジェクトへと発展していく。
本作はそんな復元プロジェクトの行方と同地で行われた
「続・夕陽のガンマン」撮影50周年記念イベントの全貌を、
作曲家エンニオ・モリコーネや主演のクリント・イーストウッドら
関係者が語る貴重な撮影秘話や、
“メタリカ”のジェイムズ・ヘットフィールド、
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督はじめ
著名なファンたちのインタビューを織り交ぜ描き出した
感動の映画愛ドキュメンタリー。
監督は本作が長編デビューとなるギレルモ・デ・オリベイラ。
<allcinema>
◆
ということで上の解説読んでいただければ分かる通り
こんなドキュメンタリー映画が地元弐番館にやってきた。
マカロニファンが世界中にまだまだいるんだという事実が
このドキュメンタリー映画を通じてビシバシ伝わってくる。
そんなマカロニファンのなかで、特に思い入れある作品と言えば
迷うことなく本作絡みの『続・夕陽のガンマン』であるはずだ。
こうして、サッドヒル墓地の復元計画が始動し
世界中から集まった映画ファンによりみごと蘇ってしまう。
そして50年の時を経てあのシーンが脳裏に浮かび上がったとき
準備万端のワタシは序奏のピアノでキタキタキターーーーー!!!
そう!この絶妙なタイミングでエンニオ・モリコーネ最高傑作
“エクスタシー・オブ・ゴールド”である。
ピアノの序奏からオーボエ演奏、次の鐘の音で鳥肌感涙なのだ!
広大な墓地に隠された黄金を探すイーライ・ウォラック
楽曲3分23秒もの間ず~っと
走って走って、また走って、お釜ちゃん走りが延々と。。。
◆
【今週のツッコミ】
・2001年以降、エンニオ・モリコーネのライブコンサートで
ソプラノ・ソリストとして常に同行するスザンナ・リガッチ。
彼女の透明感ある声は他のソプラノ歌手と比べレベルが違う。
2011年ベニス・コンサート:スザンナ・リガッチ
・一方、1966年当時、若干21歳でエンニオ・モリコーネの歌姫となる
エッダ・デルオルソの柔らかい高音はワタシの中で神声なのだ。
劇中シーン:エッダ・デルオルソ
・エンニオ・モリコーネ本人の弁、この曲は世界ナンバー2の出来と
自画自賛してるが、ナンバー1がなんなのか気になった。
・『続・夕陽のガンマン』撮影裏話がなかなか興味深かった。
危険なシーンが2か所ほど、橋爆破のシーンで本物の岩の欠片が
クリントとイーライの真横をかすめる。
(ちなみに二人の後ろ姿はスタントマンだったそうで、なにより)
もうひとつはクライマックスの決闘直前の墓堀りシーン。
リー・ヴァンが投げたスコップがイーライの顔面をかすめる(危ね!)
・ちなみにサッドヒル墓地は映画撮影用に作られたセットであり
当然ながら地中には誰も埋葬されてはいない^^;
・当時の美術監督が円形墓地をデザインしセルジオ・レオーネは
この図面を見て大絶賛したそうです。
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監督:ギレルモ・デ・オリベイラ
脚本:ギレルモ・デ・オリベイラ
音楽:セルティア・モンテス
出演:エンニオ・モリコーネ/クリント・イーストウッド/ジョー・ダンテ
『サッドヒルを掘り返せ』
その数年前はTVの「ロ―ハイド」を見てた。いつもクリントの登場を心待ちにして。
もうおおよそ50年前だ・・・・。
こんな粋な催しをするなんて、あの頃は本当によかったです(笑)
同じく、若いクリントは本当にカッコよかったですね。
ローハイドは見てなかったです^^;
https://www.youtube.com/watch?v=UE3mmtU2_aA
めっちゃ若いクリント。
と検索したらまだまだ出てきた。
歌ってるのも多い。なかなかいい声。
その後に出てきたフランコ・ネロやジュリアーニ・ジェンマと合わせ
マカロニ御三家と言われてたそうです。
にしても、35歳と思えぬ渋さはさすがです。
しかも、歌まで披露しちゃってて、このころから
音楽の道が開かれたのかもしれませんね。
マカロニの寡黙なヒーローと違いハリウッドでは饒舌でした。